川崎市多摩区で事業が行われている登戸土地区画整理事業のうち、整備が続けられている向ヶ丘遊園駅北口広場、登戸駅前広場ほかの進捗状況を見て来ました。
向ヶ丘遊園駅北口広場では、続けられてきた整備工事が概ね完成していました。
登戸駅前広場では、工事の進捗に伴い、バス乗り場等が変更となっています。

川崎市のウェブサイトによると、建物移転・宅地使用開始・道路築造率はいずれも100%となっています。
事業概要
登戸土地区画整理事業は川崎市多摩区で事業が行われている土地区画整理事業です。周辺には南武線・小田急小田原線の登戸駅や向ヶ丘遊園駅があります。
施行者は川崎市、1988年3月に都市計画決定、1988年9月に事業計画決定を行い、現在も事業が続けられています。
| 施行者 | 川崎市 |
| 施工面積 | 約37.2ha |
| 事業施行期間 | 1988年9月16日~2026年3月31日 |
| 2020年9月17日現在 | |

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タグ:登戸土地区画整理事業
写真等
①向ヶ丘遊園駅北口広場

向ヶ丘遊園駅北口では、土地区画整理事業に伴う駅前広場の整備工事が2022年頃から進められてきました。工事は3期に分けて発注され、2024年頃からはバス停等上屋の設置や広場の仕上げを行う3期目の工事が進められています。
3期目の工事件名は「向ヶ丘遊園駅前広場整備(3期)工事」で、2026年3月31日までの予定で、長栄・清生共同企業体が施工しています。既に現場工事は完了しています。
ちなみにこの写真の手前側にも建物が立つ予定で、ここからの眺めはもうすぐ見られなくなります。

2025年12月11日時点で、既に広場はほとんど完成していますが、道路標識は目隠しがされ無効緑化されているほか、「一般車両進入禁止」の看板が取り付けられています。また、広場内には一般車両乗降場も設けられていますが、現在はカラーコーンで塞がれている状況です。
川崎市登戸区画整理事務所に問い合わせたところ、工事は既に現場は完了しているものの、契約上の工期は2026年3月31日までとなっていて、完了検査などを残しており、完了検査完了後の一般車両の開放を予定しているとのことです。現時点では現工期末頃を予定しているとのこと。
広場北側で建設がされていた「パークタワー向ヶ丘遊園」は、建物は竣工しています。(写真左側の建物)
②登戸駅前広場

登戸駅前広場は、2006年にペデストリアンデッキの完成や小田急線の連続立体交差事業に伴う駅舎改良などもあって、大きな変化があり、その後は広場予定地に仮設店舗が設けられるなど、変化の少ない状態が続いていました。
2024年からは広場の整備工事が始まり、工事は2期に分けて発注されていて、現在は2期目の工事が施工中です。


登戸駅前広場にも上屋が設置される計画で、現在は広場東側の上屋が完成し供用されています。
工事の進捗に伴い、バス乗り場が2025年12月6日から変更されています。
工事に伴い現在は継ぎはぎな歩道舗装も今後整備されるようで、設計図書によるとインターロッキングブロック等による舗装を予定しているようです。
2025年9月に川崎市登戸区画整理事務所が発行した『登戸まちづくり』によると、2026年3月にバス停上屋が完成し、その後も広場工事が進められたあと、2026年6月に完成を予定しているとのことです。
③歩道橋整備

向ヶ丘遊園駅の新宿方では、小田急電鉄発注の横断歩道橋の整備工事が進められています。エレベータが両側に設置された横断歩道橋で、既に横断歩道橋はほとんど完成し、外構などの工事が進められていました。
横断歩道橋の完成後、登戸1号踏切は廃止される計画です。この踏切が廃止されると、代々木上原駅~向ヶ丘遊園駅間は踏切が撤廃されます。
④区役所通り登栄会商店街
⑤登戸2号線
表面整備は、「令和7年度登戸土地区画整理事業都市計画道路登戸2号線景観舗装等工事」が2025年12月16日開札予定で入札中です。一部車道を狭め、歩道をインターロッキングブロック舗装にした整備を行う模様です。
市のウェブサイトによると、「ほこみち」指定に向けた調整を進めているという記述があります。
また、電線共同溝が整備済みのため、今後は電線類の管理者により引き込みと抜柱を予定しているとのことです。
撮影日:2025年12月10日、11日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。













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