[登戸土地区画整理事業] 向ヶ丘遊園駅~登戸駅間で工事進む 進捗状況2020.9

川崎市多摩区で事業が行われている登戸土地区画整理事業の進捗状況を見てきました。

工事の段階

登戸土地区画整理事業は1988年より川崎市が行っている土地区画整理事業ですが、最近では小田急小田原線登戸駅西側で集団移転方式による事業の実施が進められています。

1,2年ほど前までは上図で示した、駅西側直近で工事が盛んに行われていましたが、今回見てきたところ、工事箇所がやや西側に移っていました。

川崎市HPによれば9月1日現在、仮換地指定面積進捗が90.4%、宅地使用開始面積が69.4%、道路築造延長が進捗66.7%となっています。

撮影位置

ということで、今回は現在工事が盛んな向ヶ丘遊園駅~登戸駅間の区域を中心に、記録として撮影してきました。撮影位置はこの通りです。

中央銀座商店街
①向ヶ丘遊園駅北側の道路

この道路は中央銀座商店街で、この道をまっすぐ進むと向ヶ丘遊園駅北口に突き当たります。

この道路はいずれは完全に無くなる予定で、現在左側のように建物の移転が進められていました。この景色が見られるのもあと僅かかもしれません。

移転準備中
②建物移転準備中

この付近では仮囲いがされた建物がいくつか見られました。

蔵
③蔵のある道

少し道を進んで行くと、道沿いに蔵もあったり。何度か通っている道ですが、もうすぐこの辺りも工事が始まるかもしれないと、記録のため撮影しておきました。

この自転車の横の道を進んで行きます。

幅の狭い道路
④幅の狭い道路

幅の狭い道路を抜けていきます。幅員は4m未満です。

建築基準法上、幅4m以上の道路に2m以上接していなければ建物が建てられないことになっていますが、登戸駅周辺はこのような幅の狭い道路に木造住宅が密集していました。

土地区画整理事業は地権者等に大きな負担を強いることになりますが、土地区画整理事業は「都市計画の母」ともいわれ、全国の市街地の約3割相当、全国の都市計画道路の1/4相当、全国の駅前広場の1/4相当が土地区画整理事業により整備されています。

集団移転が進む区域
⑤集団移転が進む区域

狭い道をさらに進むと、開けた土地が突然現れました。

この付近は集団移転方式により建物が解体された区域で、正面の共同住宅なども現在取り壊しが進められていました。

通行止めの案内

この細い道路も9月28日10時をもって一旦通行止め(廃止)。撮影日は25日です。

将来的にはここに登戸2号線という幅の広い都市計画道路ができます。

西向きに見る
⑥西向きに見る

なんだかすごい光景です。

小田急小田原線方向
⑦小田急小田原線方向

建物の解体が済んだ場所では、新たな宅地の建設も進められています。

宅地内の道路も幅6m程度はあると見られ、消防車等も余裕をもって入ることができます。

登戸2号線の築造工事
⑧登戸2号線の築造工事

北側に向けては登戸2号線の築造工事が進められています。

電線共同溝も設置されるようで、電線類の地中化が図られるようです。

(仮称)オーケー登戸店 新築工事
⑨(仮称)オーケー登戸店 新築工事

この付近にはルームズ大正堂登戸店があった場所です。2018年5月6日をもって閉店しました。

その換地先では、(仮称)オーケー登戸店 新築工事が行われていました。工事事業者は株式会社家具の大正堂です。

⑩小田急小田原線沿い

小田急小田原線は登戸駅~向ヶ丘遊園駅間では上り2線、下り1線の3線で運用されています。

小田急小田原線沿いでも道路の移転等が進み、小田急小田原線沿いでは複々線化(4線化)の用地が確保されつつあります。

昔の小田急の広報誌などでは「川崎市の区画整理の進捗により3線」みたいな記述があったような気がしたのですが、今の小田急のHPを見ると「複々線化事業区間(東北沢駅~和泉多摩川駅間)」となっており、用地が確保されたところで今の小田急にやる気があるのかはよくわかりません。

写真が多くなるので今回はここまで。次回は登戸駅直近西側のまちの変化を定点で撮影したので掲載します。

撮影日:2020年9月25日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 麻生人 より:

    こんにちは
    blogお引越しおめでとう(?)ございます
    在宅ワークになって、この辺りの車窓からの景色はほとんど見る機会無いのですが、変わりようにビックリです…😅
    個人的にはOKが期待大ですが…

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      こんにちは。ありがとうございます。
      なかなかGoogleのロボットが巡回してくれないのと、してくれても検索結果に反映されなくて焦ってます。(前のブログは引き継ぎのコード(301リダイレクト)を設定できないので待つしかないです)

      向ヶ丘遊園から高架を登っていくときの左側が更地になっているのはびっくりですよね。
      あのオーケーは大正堂の換地に出店するのはわかるのですが、大通りに面してないなどちょっと立地は気になります。
      オーケーを意識してか、老朽化もあってか、南側のダイエーが閉店しました。再出店を目指しているそうですが、周辺のスーパーマーケット界隈には影響ありそうですね。

      あとは、乗換駅のわりに「何もない」登戸駅周辺が変わっていくことに期待です。

  2. ビッグチーズパッション より:

    川崎市の工事はどの分野も進捗が悪すぎて良い印象はありませんが、今の時代にこれだけ整備しやすい状況になったのですから、整然とされた憧れる駅前になってほしいものです。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      そうですね。なかなか完成しない道路は多いですね。
      数年したら向ヶ丘遊園駅、登戸駅前の工事も始まってくると思うので、整備に期待したいところです。

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