登戸土地区画整理事業 登戸1号踏切が自動車通行止になり北側道路が切替え

川崎市多摩区で事業が行われている登戸土地区画整理事業の進捗状況を見てきました。

登戸駅~向ヶ丘遊園駅間にある登戸1号踏切自転車以外の車両通行止めになり、踏切の北側道路が切り替えられていました。また、多摩区役所前で新しい街路が開放間近でした。

事業概要

登戸土地区画整理事業川崎市多摩区で事業が行われている土地区画整理事業です。周辺には南武線・小田急小田原線の登戸駅や向ヶ丘遊園駅があります。

施行者は川崎市、1988年3月に都市計画決定、1988年9月に事業計画決定を行い、現在も事業が続けられています。

施行者川崎市
施工面積約37.2ha
事業施行期間1988年9月16日~2026年3月31日
2020年9月17日現在

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

川崎市のサイトによると、2023年8月1日現在の仮換地指定面積率は97.8%(97.8%)、宅地使用開始面積が87.8%(85.9%)、道路築造延長が進捗84.0%(81.0%)となっています。※カッコ内は2023年4月1日現在(参考)

登戸1号踏切付近

①登戸1号踏切(地図

小田急小田原線の登戸駅~向ヶ丘遊園駅間に唯一ある登戸1号踏切は、2023年6月5日からバリケードが設置され、自転車以外の車両の通行ができなくなりました。

川崎市資料によると、今後は小田急電鉄により2025年度に跨線橋が建設される予定で、跨線橋供用後に踏切は廃止される計画です。

②完成した左側道路と廃止された右側道路(地図

踏切側では土地区画整理事業による移転が進み、「令和4年度登戸区画整理事業区画道路8-3号線他道路築造(電線共同溝)工事」により道路の整備が進められてきました。既に新しい道路が開放され、従来の登戸1号踏切方面の道路はマンション出入口とわずかな歩行者部分を除いて、宅地へと換地されています。

なお、従来の土地区画整理事業の事業計画では、この先の小田急線をくぐる形で街路が計画されていましたが、小田急小田原線の連続立体交差事業が進まない(現状行われていない)ことから、第6回事業計画変更で道路計画部分は宅地に変更されています。

③登戸2号線から見た道路(地図

旧道と重複する部分についても道路の拡幅が行われています。

従来の名残か一方通行の規制がありますが、これくらい広い道路になると相互通行にしても良さそうですね。

④小田急線沿いの道路(地図

小田急小田原線の北側道路の付替えは、登戸駅側から順次行われてきました。今回の工事で登戸1号踏切付近まで完成となりました。

鉄道と道路の間の土地は、登戸駅側では小田急電鉄の駐輪場として宅地使用されていますが、この付近は防草シートで覆われています。

登戸2号線・向ヶ丘遊園駅付近

⑤向ヶ丘遊園駅北口(地図

向ヶ丘遊園駅北口では、1回目の交通広場建設が終了し、2回目を待っている状況です。もうしばらくすると着工するものと思われます。

⑥登戸2号線(地図

地区内を横切る都市計画道路「登戸2号線」沿いではマンションなどの建築物の建設が進んでいます。沿道のほとんどが何かしら立ち始めています。

あわせて登戸2号線の単管バリケードが徐々に横にずらされていて、車道幅が広がりつつあります。

ギンザフォレスト北側道路

⑦ギンザフォレスト北側(地図

これまで整備があまり行われてこなかったこの付近の道路も徐々に整備が進んでいます。

現在は「令和4年度登戸樋区画整理事業都市計画道路登戸3号線他電線共同溝等工事」が、2023年9月29日(9月23日現在)までの予定で株式会社織戸組により行われています。

多摩区役所前

⑧登戸交差点付近(地図

多摩区役所付近でも建物の撤去が進み、道路の整備と新しい建物の建設が始まっています。

次回くることにはまた景色が変わっていそうですね。

⑨多摩区役所北側(地図

多摩区役所北側の街区では、道路の整備も進み、場所によってはもうじき開放されそうな雰囲気でした。

撮影日:2023年9月23日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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