東村山駅付近連続立体交差事業 進捗状況2021.2

西武新宿線、国分寺線および西武園線の東村山駅付近で事業が行われている連続立体交差事業(高架化)の進捗状況を見てきました。

2月28日の初電車より、西武新宿線の東村山第2号踏切~第5号踏切間仮線への切り替えが行われる予定です。

ちょっと遠いので、京王線ほど頻繁に見られてなく、駅間については2017年以来の訪問です。結構間があいてしまいました・・・

事業概要

東村山3・4・10号東村山多摩湖駅線東村山市久米川町二丁目から東村山市多摩湖町三丁目に至る延長約3,630mの都市計画道路です。東村山3・4・31号東村山野口線東村山市美住町二丁目から東村山市野口町四丁目に至る延長約1,247mの都市計画道路です。

このうち、上記で示した区間で道路を新設する事業が行われています。事業延長は東村山3・4・10号東村山多摩湖駅線が約950m、東村山3・4・31号東村山野口線は約160mです。(一部隅切りに東村山3・4・29号東村山駅北線が含まれます)

幅員はいずれも16mで、2車線の道路となる計画です。

事業は弁天橋の東側西側で分けられます。

東側は『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』で優先整備路線に選定されている路線で、東村山市が施行者となり、2020年1月17日に事業認可をうけ事業中です。

西側は『第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業』を用いて施行中です。施行者は東村山市で、2020年1月17日には都市計画事業の認可を受けています。

 

基本データ

施行者東村山市
延長東村山3・4・10約390m
東村山3・4・31約160m
東村山3・4・29約45.46㎡
幅員16m
事業施行期間2020年1月17日~2027年3月31日
2020年10月11日現在
施行者東村山市
延長東村山3・4・10約560m
東村山3・4・29約268.45㎡
幅員16m
事業施行期間2020年1月17日~2027年3月31日
2020年10月11日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2020年度 都市計画道路3・4・10号線用地管理整備工事(その1) 株式会社増田コーポレーション
2020年度市計画道路3・4・10号線用地管理整備工事(その2)株式会社川俣組
2021年度都市計画道路3・4・31号線用地管理整備工事及び補償代行工事(その1) 有限会社ナカバ建設
2021年度 都市計画道路3・4・10号線用地管理整備工事(その1)株式会社増田コーポレーション
2022年度都市計画道路3・4・10号線外1路線用地管理整備工事及び補償代行工事株式会社及川土木
2022年度都市計画道路3・4・10号線用地管理整備工事(その2)有限会社ナカバ建設
2023年度 都市計画道路3・4・10号線外1路線用地管理整備工事有限会社ナカバ建設
2023年度 都市計画道路3・4・10号線用地管理整備工事(その2)有限会社ナカバ建設
2024年度 都市計画道路3・4・10号線外1路線用地管理整備工事(その1)有限会社ナカバ建設
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2020年度市計画道路3・4・10号線土壌概況調査委託 株式会社アガック
2021年度都市計画道路3・4・10号線外1路線道路指定図書作成委託三和測量設計株式会社
2022年度都市計画道路3・4・10号線区域変更図書作成委託三和測量設計株式会社
2024年度都市計画道路3・4・10号線補足用地測量調査委託有限会社中澤測量
この表の注意事項
データ収集期間:工事2019年度~、委託2019年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2024年12月22日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

概ね踏切からの撮影となります。

東村山第5号踏切

東村山第5号踏切に掲示されていた看板

東村山第5号踏切には、2021年2月7日初電車より踏切の延長が長くなったことが掲示されていました。

また、2021年2月28日には上り線が仮線化される予定であることが書かれています。

東村山第5号踏切より川越方面(左が下り、右が上り)

右側の上り線の、バラストが白い部分が線路切り替え箇所となります。

なお、この踏切は高架化後も残る予定です。

東村山第5号踏切より新宿方面

踏切から新宿方面では仮線(一番左)が敷設されていました。

27日終電後に一気に線路を切り替えるのでしょう。

西武鉄道のホームページ等によると、今後は下り線も仮線に切り替え、現在の線路の位置に高架を順次建設していく予定とのことです。

京王線の連続立体交差事業と異なり、仮線を用いた立体化ですので、今後も何度か切り替えがあるはずです。

踏切間の様子

線路沿いには仮囲いが設置されています。

東村山第2号踏切

東村山第2号踏切より川越方面

今回の仮線切り替えは東村山2号踏切の川越側までとなる予定のようで、こちらでも切り替えに向けた準備が進められていました。

東村山第2号踏切より新宿方面

こちら側は仮線は見られませんでした。

線路の脇には板で塞がれたものがありました。杭でも打ったんでしょうか?

東村山第1号踏切

東村山第1号踏切より川越・西武園方面

こちらはまだ高架構造物などは見えていません。

東村山第1号踏切より新宿方面

ここから東村山駅までの区間では、線路の直上で高架の構築が進んでいます。高架は少しずつ川越・西武園方面に伸びてきています。

(園)東村山第3号踏切

(園)東村山第3号踏切より西武園方面

西武西武園線も仮線に線路を移設後、現在の線路の位置に高架を設置する計画です。

(園)東村山第3号踏切では、線路の北側で仮線の準備が始められていました。仮線の架線柱なども設置が進んでいるのがわかります。

東村山駅

東村山駅については、昨年9月に見に来ているので、さらっと見ただけです。

西口

東村山駅では、もともとあった橋上駅舎の解体工事が進められていましたが、ほぼ完了しているように見えました。

(※2019年11月30日初電より駅舎が地下)

東村山駅ホーム上

東村山駅のホーム上の高架構築も進んでいます。

久米川第3号踏切

久米川第3号踏切から川越方面

久米川第3号踏切から東村山駅方面では高架の構築が進んでいます。白色でとてもきれいです。

久米川第3号踏切から新宿・国分寺方面

こちら側は高架はまだ見えませんが、柱が見えます。

久米川第2号踏切

府中街道と交わる久米川第2号踏切です。

久米川第2号踏切より川越方面

久米川駅の西側~久米川第2号踏切の北側までの区間では、既に上下線ともに仮線への切り替えが完了しています。
上り線は2020年3月20日初電車より、下り線は2020年10月4日の初電車より切り替えられました。

久米川第2号踏切より新宿方面

右側のもともと線路があった部分では、高架の構築に向けた工事が進められているようでした。

撮影日:2021年2月22日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました