町田市で事業が行われている町田街道大戸踏切の立体化事業の進捗状況を見てきました。
相原駅南側でJR横浜線と交わる大戸踏切をアンダーパスにより立体化するものです。2018年11月以来の訪問ですが、その間何度もここは通っています。
事業概要
町田市の町田街道とJR横浜線が交わる大戸踏切では、道路をアンダーパス化して立体化する事業が行われています。
都市計画道路名称は町田3・3・36号相原鶴間線で、事業延長は約490m、幅員18m~32.5m、2車線です。施行者は東京都です。
道路をアンダーパスにすることで立体化します。立体部分には沿道アクセスのための側道が設けられます。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約490m |
幅員 | 18~32.5m |
事業施行期間 | 2014年12月1日~2028年3月31日 |
2020年11月17日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
2018年にもほぼ同じ位置から撮影していますが、ここからの景色はほとんど変わっていません。
両側に拡幅する計画ですが、ここ数年間は用地はほとんど変わっていないように見えます。
写真右側では水道局発注の工事が行われています。
現在行われている工事は東京都水道局発注の「町田市相原町1241番地先から同市相原町796番地先間配水本管(400mm)新設工事」で、11月20日までの予定で新日本工業株式会社が施工しています。当初の工期より延伸されています。
工事内容は、アンダーパスを整備するため水道管をより深い位置に敷設するもので、推進工法で施工しているようです。
なお、この工事は東京都水道局の「令和元年度水道工事イメージアップコンクール優良賞」を受賞しています。
このあたりも変わりなく。
左側にあったセブンイレブンが2019年2月に閉店しました。店舗建物は道路予定地ではありませんでした。
右側の民家等も一部無くなっています。
右側には境川が近接していますので、どのような工事になるのかなと気になります。
左の工事は写真②の水道工事の到達側です。
このあたりは沿道にマンションが立っています。アンダーパスがこれらの建物ができた後に都市計画決定されたため建築制限がなされておらず、このあたりの用地には苦労しそうです。
事業区間はこの先までです。
相原駅の東側では、町田市が町田街道と相原駅東口を結ぶアクセス路の新設を計画しています。
メインのアクセス路は幅12mで、ちょうど写真の左側「仲町こども広場」の位置に接続する予定です。
この土地はもともと私有地で市がこども広場として借用していましたが、堺市民センター第二駐車場用地と等価交換する形で、2018年1月に市が取得しています。第二駐車場については交換後も市が土地を借用しています。
相原駅東口アクセス路については現段階では大きな変化はないので、掲載は省略します。
撮影日:2020年10月16日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
横浜線立体交差、相原駅東口開発進まず説明では本年からやる予定でした
まだ全然やる気がないようです
数年前小学生が交通事故で死亡しました
ここは救急車も町田市で一番遅く来るというと所です
いつ完成するのでしょうかイライラしています
住民より
それは大変ですね。
「本年からやる」ということでしたら、まだ本年は終わっていないので特に問題ないんじゃないかとも思いますが、
それはさておきここは趣味の個人サイトなので、ここでなく行政に問い合わせた方がはっきりした返事が貰えるときは貰えるかもしれませんね。
今日久しぶりにこの踏切を車で走行した際、ふと横をみると、なんだか道路と周りの民家にずいぶん高低差があることに気づきこのサイトを訪れたところ、なんと拡幅だけでなく立体交差事業が計画されていたのですね。何度か通ったことがある道なのですが、納得です。
投稿日から1年経過しているようですが、八木さんのおっしゃるとおり、ほとんど進展はなさそうです。
近隣住民ではないのですが、今日も渋滞していたので、1日も早く開通するといいですね。
この付近では大戸踏切を立体化する事業(東京都の事業)と、相原駅東口へのアクセス路を整備する事業(町田市の事業)が2つ並行して行われています。
相原駅周辺の土地利用の高度化を図らないと区画整理は進まないのでは?都市計画事業はゴネ得という噂があります。結構、自分たちより、その権利に群がる怪しき?親族が結構はばを利かせている場合が多い。まちづくりについてきちんと説明してあげないとなかなか進まないのが現状。行政は、事業が進まなければ進まないで別にそれはそれで腹は痛まない。住民も今の生活に満足していれば敢えて、冒険などしたくないはず。それを凌駕する開発メリットをきちんと示してあげないと住民はそう簡単に『実印』は押さないのでは?もっと、橋本駅にリニア新幹線神奈川駅ができる開発メリットの波及について、考えてみてはいかが?相模原協同病院もかなり近くに来たことだし、また、老人ホームも知らないうちにどんどん開発されている。大きなチャンスのような気がするな?
まず、相原駅周辺では土地区画整理事業は行っていません。現在行っているのは東京都による都市計画道路事業(単独立体交差事業)と、町田市による駅東側のアクセス路整備事業(道路事業)です。
それに基本的には道路が完成した後、もしくは完成が見通せる時期に沿道の用途地域を変更し高度化を図ります。先に大きな建物ができたり建物が密集すると、防災上及び環境上よくないうえに、用地取得が大変になるだけです。
「ゴネ得という噂」ですが、これは誤りです。そんなことはないです。誰に対しても公平にその土地や地物を評価し、皆様から頂いた税金からお金を支出します。そんなことを許したら行政への信頼は一気に失われるだけでなく、市民への説明が付きません。それに家屋などは時間が経てばたつほどその価値は下がっていく一方です。
もちろん、事業の推進には、住民の理解を得るのが最も重要です。そのために10年近くも地域で検討会などを行ってきたんですよね。アクセス路の用地取得はまだ始まった段階、立体交差の用地取得は始まってから数年経ちますが、未取得だからといって金銭面に納得していないとかそうとも限りません。行政側の予算不足ということもよくあることです。そのような憶測で、地域や個人に対してレッテルを貼るような現道は慎むべきです。
「リニアの駅ができるから開発のメリットがありますよ」とか「老人ホームができますよ」とか、そんな他者がやるような不確実性なことを引き換えに事業は進めないと思いますけどね。できなかったらどうするんですか。そういうのは悪徳な不動産屋がやることです。