川崎市麻生区で事業が行われている川崎3・4・9号尻手黒川線(4期)の進捗状況を見てきました。
仲町橋付近(事業区間の黒川側)でも擁壁設置工事が始まっていました。今回は世田谷町田線(津久井道)側の様子は見ていません。
事業概要
川崎3・4・9号尻手黒川線のうち、上図に示した区間では4期区間として事業が行われています。
延長は約680m、幅員16mの2車線で、一部区間にトンネルを含む構造となります。
施行者 | 川崎市 |
延長 | 約680m |
幅員 | 16m(一部を除く) |
事業施行期間 | 2009年11月24日~2025年3月31日 |
2020年9月17日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
世田谷町田線側は見ていません。
事業区間の黒川側端部である仲町橋の交差点付近から見た様子です。
正面の斜面では、擁壁を築造する工事が始まっており、現在は土砂の掘削が行われていました。
工事件名は、「麻生区内都市計画道路尻手黒川線道路築造(擁壁その2)工事」で、2023年3月15日までの予定で、株式会社織戸組が施工しています。
この工事の区間は現道を拡幅する区間で、拡幅予定地は斜面であったため、掘削をし擁壁を築造します。
この場所は竹や樹木が道路に覆いかぶさるように鬱蒼としている場所でしたが、それらも伐採されてすっきりしています。
工事に伴い、車道が片平川側に切回されているほか、片平川側の歩道が消滅しているので迂回が必要です。
道路が片平川側に切回されたことにより高低差の処理ができなくなったためか、仲町南橋は通行止めの措置が取られています。
上下流側ともに隣接の橋は近いので特に問題はないでしょう。
こちらも車道が切回されているほか、アパートの前でも擁壁の築造工事が行われていました。
この部分で現道から分岐して、柿生大橋方面へトンネルで繋がる計画です。
この部分で行われている擁壁築造工事はだいたい形になってきていました。
工事件名は、「麻生区内都市計画道路尻手黒川線道路築造(擁壁)工事」で、2023年3月31日までの予定で、織戸・追川共同企業体が施工しています。工事期間が延伸されています。
小刻みではありますが、ここのところ年に数件の工事発注がされており、一気に進み始めています。
撮影日:2022年12月18日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
”世田谷町田線側は見ていません。”
→ 新百合ヶ丘‐柿生‐鶴川の世田谷町田線はまだ数年はかかるのでしょうか?
いつも朝夕は混んでいますので早く渋滞が解消されるといいのですが…
麻生警察署前~上麻生交差点間は既に工事中ですので、工事の状況によります。まだ数年はかかりそうですね。
柿生駅付近は遅れて事業を開始ししたこともあって、まだ未買収の土地が残っていますので、どんなに早くても10年くらいはかかるのではないでしょうか。
上麻生都県境~鶴川駅付近間はそもそも事業を行っていません。優先整備路線にはなっていますが、いまのところ着手の情報は聞いたことがありません。この区間は渋滞の原因となる交差点は藤の木交差点の踏切遮断に伴うものくらいで、あまりない(前後の区間が渋滞の主な原因)ように思われます。
コメントありがとうございます。
逆の鶴川駅‐大蔵‐野津田の事業はどうでしょうか?
やはり10年は見るべきでしょうか?
あちらも朝夕はだいぶ混んでいますので、早く解決してほしいものです。
金井入口交差点~大蔵交差点付近及び小野路川交差部付近~綾部交差点付近は事業を行っていません。
大蔵交差点付近は部分的に拡幅が行われており、用地の取得が進み、下水道工事も実施されていましたが、未取得部分もあるように見えるのでまだじゃないですかね。
綾部交差点~小田急バス旧町田営業所付近は事業を行っており用地取得が進められているものの、あと20年程度はかかるんじゃないでしょうか。
ベルク町田野津田店付近は長いこと用地取得に時間がかかっていましたが、ここのところ変化があったように見えますので、近々動きがあるかもしれません。
今日、ここを通りかかったら、工事期間が令和5年7月末になっていました。
結構遅れていますね。
情報ありがとうございます。
着手が遅かったような気がするので、全体的に時期がスライドしているように見えます。