新宿区で事業が行われている補助第74号線の進捗状況を見てきました。
2021年3月26日21時には車線の切替えが行われました。
事業概要
補助第74号線は千代田区九段北二丁目から杉並区今川四丁目に至る延長14,680mの都市計画道路です。このうち、上記に示す区間で道路を広げる事業を行っています。
施行者は東京都で、事業認可は1993年4月14日です。
延長は約650m、幅員は28mで、JR山手線等とはアンダーパスにより立体交差します。ここにはもともと幅6m程度の狭い道路があり、その道路を拡幅する形です。
なお、本線部分は上記に示す通り複数の道路とも立体交差します。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約650m |
幅員 | 28m |
事業施行期間 | 1993年4月14日~2025年3月31日 |
本線立体部交通開放 | 2023年11月18日15時 |
2023年10月24日現在 |
10月24日追記
11月18日15時に交通開放される予定です。
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
車線の切替え
2021年3月26日21時には、JR山手線・西武新宿線をくぐるトンネル部分で車線の切替えが行われました。
この切替えにより、上下線が別々のトンネルを通る経由することとなったほか、労働基準監督署前の信号機が廃止、さらに高田馬場駅方面から来た道路が左折のみになるなどの変更が生じています。
ここ数年、大きな動きが無かったこの路線ですが、ここに来て大きな変更となりました。今後は中央の本線部分の工事に移っていくものと思われます。
写真等
撮影位置はこの通りです。
この付近は特に変化はありません。
中央部分は本線部分が計画されています。
写真③の場所にあった信号機は廃止されましたが、この位置の信号機の標識は残されたままとなっていました。
JR・西武線を越えた先に大久保スポーツプラザ前交差点にも信号機があってやや見通しが悪いので、そのために残しているのでしょうか?
このあたりの舗装も直されて綺麗になっています。
これまで右側のトンネルを通っていた東向き方面車線が、左側のトンネルに切替えられています。古い舗装が残っているのでよくわかります。
この部分には横断用の信号機がありましたが廃止されました。横断歩道橋とそのエレベータの使用もできるようになっています。
現在行われている工事は、街路築造工事(31三-補74)で、2022年3月23日までの予定で西武建設株式会社が施工しています。
横断歩道橋から見た様子です。
右側のトラックが道をふさいでいますが、この後バックして戻っていました。
写真⑤のようにトンネルは高さ3.2mまでしか通れないので、このトラックだとギリギリだったのかもしれません。
右の道路は一方通行で逃げ場がないですし、「高さ制限あり」とともに制限3.2mという看板は写真①の場所に設置されているとはいえ、3.2mであることをもっと表示しておくべきかもしれませんね。
このようなトンネルで、高さ制限を示すバーも設置されています。
おそらく前後の交差点等の関係や勾配の関係で、これより地面を掘ることができないのでしょう。
事業パンフレットによると、右側で工事中の本線のトンネルについては、高さ4.7mまで通ることができるようになるみたいです。
車線が切替えられたことにより、この交差点より東側の車道と直線的に結ばれ、前より安全性が向上したように見えます。
東側については特に変わっていないので割愛します。
撮影日:2021年3月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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