東村山3・4・15の1号新東京所沢線(神宝町) 隣接地で調整池工事等進む 進捗状況2025.1

東久留米市で事業が行われている東村山3・4・15の1号新東京所沢線(神宝町)の進捗状況を見て来ました。

隣接地では落合川の調節池「下谷橋調節池」の整備工事が進められているほか、事業用地管理工事が行われていました。

事業概要

東村山3・4・15ノ1号新東京所沢線東久留米市浅間町二丁目から東久留米市氷川台二丁目に至る延長1,430mの都市計画道路です。このうち上記で示した都県境浄牧院通りに至る区間で「神宝町」区間として事業が行われています。

事業認可は2019年3月20日で、施行者は東京都。事業延長は約585mで、幅員18mの2車線となる計画です。

基本データ

施行者東京都
延長約585m
幅員18m
車線数2
事業施行期間2019年3月20日~2027年3月31日
2020年8月29日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
2023年度事業用地整備工事(5北北-東村山3・4・11外3路線)株式会社昭島道路
2024年度事業用地整備工事(6北北-国分寺3・2・8外3路線)光建設株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2024年度道路予備修正設計及び橋梁予備修正設計(6北北-東村山3・4・15の1[神宝町])株式会社建設技術研究所
2024年度現況補足測量(6北北-東村山3・4・15の1〔神宝町〕)双葉航測株式会社
この表の注意事項
データ収集期間:工事すべて、委託2023年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2024年12月22日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

①介護付き有料老人ホームイリーゼ新座(地図

介護付き有料老人ホームイリーゼ新座の裏側に都県境があり、そこから東京都側が事業区間です。

埼玉県側は埼玉県が別途事業中です。

東村山3・4・15の1号新東京所沢線(神宝町)
東久留米市 放射第7号線・新東京所沢線
②下谷橋調節池工事中(地図

落合川の右岸側では下谷橋調節地の整備工事が進められています。

当然のことながら道路計画を見込んだ設計となっているようで、写真正面の工事用仮橋の右側から奥に向かって道路ができる計画です。防草シートが敷かれていたり、奥にフェンスが並んでいるところに沿って道路ができるような形です。

現在行われている工事は「下谷橋調節地工事(その2)その2」で、2025年7月中旬までの予定で、有限会社今村組が施工しています。

前回工事である「下谷橋調整池工事(その1)」は終了しています。

③黒目川北側(地図

落合川黒目川を渡る計画ですが、現時点では特に橋梁等の工事は行われていません。2024年度には橋梁予備修正設計が行われています。

黒目川の北側は住宅が多い区間でしたが、一気に用地の取得が進み始めています。東京都のサイトによると、2024年4月1日時点での用地取得率は96%で、1年で10ポイント増加しました。

④浄牧院通り東側(地図

東京都が施工する道路では、用地取得後アスファルトで防塵舗装を行い、フェンスや単管柵で囲うことが定番です。

浄牧院通り東側も用地の取得がされ、その用地の管理工事を行っている最中でした。

工事件名は「事業地整備工事(6北北-国分寺3・2・8外3路線)」で、2025年5月下旬までの予定で、光建設株式会社が施工しています。

工事件名のとおり、他の路線と抱き合わせで発注されています。

こういった事業地管理工事は、東京都では単価契約として年間契約を行っていることが多い(今年度などは「事業地管理工事(6北北工一北部)単価契約」など)のですが、ときどきこのように総価契約で発注されることがあります。
今回の工事の場合、国分寺3・2・8号線でポケットパークのようなものを造る工事がメインのようで、その工事単体では額が低すぎで応札者がいない可能性があるために、他の管理工事を抱き合わせボリュームを増やしているのでしょうか?よくわからないですが。

この工区は、一連の放射第7号線・新東京所沢線関連では用地取得率が比較的高くなっています。橋の工事を控えており、その橋までの工事アクセス路確保なども鑑みているのかもしれません。公式の発表がないので想像です。

放射第7号線・新東京所沢線

放射第7号線大泉学園町付近から東所沢付近にかけて連続的に整備が行われています。埼玉県では「東京都とのスクラム強化による道路整備」として整備を進めています。

これらの道路が完成すると、皇居付近から狭山日高IC付近まで1本の道で繋がることになります。

それぞれの区間については下記をご覧ください。

撮影日:2025年1月13日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. Sakurasora07 より:

    あーここ縄文集落かなにかの遺跡が発掘されたところですね、
    調整池予定の所だったんですか?
    道に関係する箇所だったんだ!
    昔はせせらぎで川魚を採って生活していたんで
    しょうね!
    と言うことは道を造る事を本気で考えて
    動き出しているんですね、
    自分達の生きている時代に開通するかどうかの
    年代に開通すればだと思っていましたが、
    少しずつ動きはじめてはいるんですね、
    しかしまーもっと建設事務所も
    画像挙げるなりしてアナウンスして
    欲しいです。

    • 管理人 管理人 より:

      調整池は道路計画とは関係なく河川整備事業の一環として行っているものです(当然道路計画と整合性を取れるように設計)。
      埋蔵文化財の発掘調査は、文化財保護法で、周知の埋蔵文化財包蔵地で土木工事などを行う際に届出を行い、場合によっては発掘調査を行うもので、遺跡の数が多いほど文化財が多いとは限らないことに注意が必要です。(たとえば、大規模な土木工事を行った多摩ニュータウンは遺跡発掘数が圧倒的に多い)

      • Sakurasora07 より:

        スゴーイ、プロの視点!
        は~なるほど、多摩ニュータウンなんて
        丘陵と谷の連続ですからね~
        沢が流れて魚、木の実が採れ住みやすい
        動植物が充実し、
        縄文時代にもってこいの環境ですからね、
        いっぱ出でてきたんでしょうね!
        学生時代を過ごした起伏に富んだ環境でした。

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