府中市の人見街道~東八道路で行われている府中3・4・16号府中東小金井線の進捗状況を見てきました。
現在のあんず通りを円する形になります。
府中3・4・16号府中東小金井線は東京都府中市を南北に通る全長2,350mの都市計画道路です。
このうち、人見街道から東八道路間の約1,150mの区間で道路を新設する事業を行っています。
事業は1期区間と2期区間に分けられ、それぞれ認可日が異なります。1期区間は2010年4月7日に、2期区間は2016年4月5日に事業認可を得て府中市が施行者です。
幅員は16mで、そのうち車道幅は7mで自転車歩行者道が広く取られているのが特徴です。
▲2期区間の案内
基本データ
施行者 | 府中市 | |
延長 | 1期区間 | 約744m |
2期区間 | 約411m | |
幅員 | 16m | |
事業施行期間 | 1期区間 | 2010年4月7日~2026年3月31日 |
2期区間 | 2016年4月5日~2029年3月31日 | |
2023年3月23日現在 |
最近の発注状況
発注年度 | 委託・工事名称 | 受注者 |
工事 | ||
※これ以前は情報収集していません | ||
2019年度 | 件名 府中都市計画道路3・4・16号(一期区間)電線共同溝整備工事(第2-2工区) | 株式会社フクオ工業 |
2020年度 | 府中都市計画道路3・4・16号(一期区間)街築工事(第2-2工区) | 村上建設株式会社 |
2021年度 | 府中都市計画道路3・4・16号(一期区間)街築工事(第2-2工区) | 株式会社玉川造園 |
2021年度 | 府中都市計画道路3・4・16号(一期区間)電線共同溝整備工事(第3-1工区) | 村上建設株式会社 |
委託 | ||
※これ以前は情報収集していません | ||
2023年度 | 府中都市計画道路3・4・16号(二期区間)道路予備修正設計及び電線共同溝予備設計委託 | 株式会社ユニオン技術 |
2024年度 | 府中都市計画道路3・4・16号線(二期区間)道路詳細設計及び電線共同溝詳細設計委託 | 株式会社建設技術研究所 東京本社 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本分の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
武蔵野公園の駐車場入口の交差点です。ここから南に向けて続く街路にそって道路が建設される予定です。
この付近には多磨霊園や府中運転免許試験場があります。ここから北側の小金井市方面には現在のところ道路の建設事業は行われていませんが、第4次事業計画の優先整備路線に選定されています。この道路については小金井市などで反対グループが出ています。
武蔵野公園は東京都が管理整備する都市計画公園(特殊公園)(府中・小金井7・6・1号武蔵野公園)です。都市計画決定は1957年(昭和32年)11月25日建設省告示第1483号です。
現在、公園は東八道路の北側の一部が開園していますが、都市計画としては東八道路の南側や野川の北側も含まれています。
武蔵野公園については、2017年(平成29年)5月22日に「都立武蔵野公園の整備計画(改定)」が答申されました。整備計画では将来の公園の姿としてゾーニング計画や計画平面図等について定めています。個人的には、公園の整備のほか、小金井方面に向けた道路の建設に向けた下準備ではないかなと思っています。
まっすぐした街路が伸びています。この付近は武蔵野公園の都市計画決定範囲でもあります。
現在のところ交通量はほとんどありませんが、一部抜け道で使っているであろう交通がありました。
府中市道1-131号線から南側は1期区間となります。
1期区間の事業は2期区間より6年ほど早く始まり、2010年(平成22年)4月7日に事業認可を得ています。既に用地を取得した場所から工事が行われている場所もある状況でした。以下、北から順に1期区間も見ていきます。
1期区間は多くの場所で用地が取得済みとなっていました。
写真の場所はもともとある市道の半分が都市計画道路の範囲となるような状況です。この場所では既に電線共同溝の設置工事などが進められているようでした。
計画幅員は16mで、歩道部分の広さは左右に4.5mとなっています。幅が16mの道路は歩道の幅が左右に3.5mが一般的ですが、それよりは広めになっています。自転車は車道ではなく歩道に内包される形です。
現在は電線共同溝(CCBOX)の設置工事が行われています。電線共同溝は電線類を地中化し無電柱化するものです。無電柱化については小池都政等で大々的にアピールされておりますが、東京都に新設される道路は数年前から既に無電柱化の流れで来ています。
道路は人見街道と交差したのち、あんず通りとして甲州街道まで既に供用されています。
この交差点から北に向かって府中東小金井線ができることになりますが、これとは別に多磨駅方面に道路の建設事業が進められています。
多磨駅西口に至る道路
府中3・4・11号多磨墓地前線は多磨駅西側にある全長約230mの都市計画道路です。このうち、あんず通りから交通広場に至る約140mの区間で府中市が事業を行っています。
交通広場の面積は約1,800平米で、道路の幅員は16m(歩道両側にそれぞれ4.5m)となる計画です。
基本データ
施工者 | 府中市 |
延長 | 約140m |
交通広場面積 | 約1,800平米 |
幅員 | 16m |
事業施行期間 | 2016年4月5日~2030年3月31日 |
2023年3月23日現在 |
最近の発注状況
発注年度 | 委託・工事名称 | 受注者 |
2024年度 | 府中都市計画道路3・4・11号線電線共同溝予備設計委託 | 株式会社近代設計 東京支社 |
事業者ウェブサイト
この枠内の情報は随時更新されます。記事本分の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
多磨駅方面にできる道路は、府中3・4・11号多磨墓地前線で、事業認可は2016年(平成28年)4月5日、施行者は府中市です。
撮影日:2017年9月12日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント