激レアバス路線「免許維持路線」に1日で13回乗る!!(後編)

前回のあらすじ

日祝1往復だけなど、超激レアなバス路線にたくさん乗ろう!ということで、若葉台駅→調布駅南口→矢野口駅東・・・登戸→柿生駅北口→若葉台駅→市が尾駅→柿生駅北口→若葉台駅と、7本のバスに乗ってきました。いずれも日祝1往復のみ。

ってことで、後編は8本目からスタート!!

※撮影日は2月2日です。

8本目

8本目は振出しに戻って若葉台駅からスタート!小田急バスです。

乗るバスの時刻表はこれ。柿24のうち、「」という注釈が付いた11:27のバスです。

このバスは7本目に乗ったバスの折返し便です。「病」というのは稲城台病院入口経由であることを表しています。

柿24というバスは稲城駅と柿生駅北口を結ぶバスですが、一部で稲城台病院入口を経由して若葉台駅までの区間便があり、8本目に乗るのがソレです。

今回は若葉台小学校西で下車しました。

若葉台駅11:27 → 若葉台小学校西11:30 (時刻表上の時刻)

9本目

若葉台小学校西で下車すると、徒歩数分で天王橋というバス停にたどり着きます。

バスの到着発車も5分差。よほど遅れない限り乗り換えられるようになっています。凄い偶然です。

時刻表はこんな感じ。平日も含めて1日1往復あります。平日と土日で若干時刻が違います。

ここで大きな戦略がありました。

9本目のバスのこの先の時刻表を見ると、諏訪神社→永山駅の区間で9分も掛かるという時刻になっています。

私がここを運転していても、信号に引っかかったとしてもせいぜい3分程度。これは早く永山駅に到着できるのではなかろうか・・・

そして、永山駅に時刻表より早く着くのなら小田急永山駅11:51の電車に乗れる可能性があり、そうすると10本目に乗りたいバスまで余裕が生まれます。

さあどうなるか・・・

9分遅れで来やがりました。

そんなこんなで遅れは回復することなく、逆に遅れを増大させて11:55頃永山駅に到着しました。諏訪神社→永山駅の所要時間9分はこれを見込んでいたのかな・・・?

バスは交通状況によって遅れるものです。余裕を持った計画を練りましょう。

天王橋11:35 → 永山駅11:51 (時刻表上の時刻)

電車で移動

12:01の電車で黒川駅まで移動します。

小田急永山駅12:01 → 黒川駅12:05 (時刻表上の時刻)

まだ一縷の望みはあります。

黒川駅を3分で乗り換えればいいのです。

黒川の乗り換えは容易ではありません。

まず駅前にバスロータリーはなく、少し離れた街道沿いにバス停があります。高低差も激しく道のりで約300m。普通に歩いていては間に合いません。

そして信号機が1箇所。1分以上待つこともあります。

それに電車が5分00秒に到着するのか、5分50秒に到着するのかの問題もあり、最短2分で乗り換える必要があります。

さあダッシュだ!

間に合いませんでした。

幻の10本目

乗りたかったバスは若11系統 黒川12:08発 若葉台駅行きです。小田急バスの運行です。

このバスは途中バス停1箇所という超短距離なバス路線でもあります。

そして柿24が数年前にルートを変更して以降、すべての区間で別の系統のバスも走っており、免許維持の区間が全くありません。

それに12:06に別のバスを走らせていたり、神奈中バスも12:10にバスを走らせていたりと、まったく稼ぐ気がないようです。

普通のバスで移動

ここにいても次がないので普通のバスで移動します。

黒川12:53 → 柿生駅北口13:10 (時刻表上の時刻)

10本目

本日何回目でしょうか。柿生駅北口に戻ってきました。

10本目に乗るのは13:50発の平尾団地行きです。日祝1往復のみです。系統番号はありません。

実はこのバスは、撮影を行った2月2日に運行開始した路線です。まぁこれが開設されるタイミングで実行したんですけども。

これが平尾団地行き。

10人ほど乗っていた乗客全員がバスオタクでしたね。

柿生駅北口13:50 → 平尾団地14:08 (時刻表上の時刻)

普通のバスで移動

普通のバスで若葉台駅に移動します。

普通のバスで若葉台駅に移動します。平尾団地14:17→ 若葉台駅14:31(時刻表上の時刻)

11本目

11本目のバスは柿24 柿生駅北口行きです。

何度も説明していますが、柿24は柿生駅北口~稲城駅を結ぶバスです。しかし、一部の便のみ調布駅南口まで延長運転しています。

今回乗るのはこの調布駅南口から来たバスということになります。まぁ……日祝1往復区間の稲城駅付近~調布駅南口を乗らずして「免許維持路線に乗った」と言って良いのかという問題はあります。いいでしょ?

ここでも時間の勝負があります。

12本目は生田駅前15:21のバスです。

それに乗るためには、黒川駅を14:55に出る小田急線に乗らなくてはなりません。

これから乗る11本目の時刻表上の黒川駅到着は14:50です。

しかし、若葉台駅→黒川を3分で着いたためしがありません。すなわち、黒川駅での乗り換え時間は5分未満となります。

黒川駅と黒川バス停の構造をおさらいしましょう。

今回はバス停が黒川駅側の車線にあるため、横断歩道を渡る必要がありません。さらに、公園を通り抜けられるというボーナスがあります。

バス 黒川到着 14:52(2分遅れ)

間に合いました。

若葉台駅14:47 → 黒川14:50 (時刻表上の時刻)

電車で移動

黒川駅14:55 → 生田駅15:14 (時刻表上の時刻)

12本目

12本目に乗るバス停はこの・・・何とも懐かしい

ダルマポールとも呼ばれる形です。

今回乗るのは右の「向ヶ丘遊園駅行き」です。

時刻表なんですが・・・書いてなかったんですよね・・・

実はここに薄っすらと書いてあるのですが、明らかに現在の時刻表ではなく、一昔前の、まだたくさん走っていた時代のもののようでした。

時刻表は書いてなかったけどバスは来ました。

平日も含めて1日1往復あるバスです。

今回乗るのも一部区間のみ。

現在の生田折返場の場所にあった生田営業所が登戸営業所に移転してから設定された路線のようですね。

バスは乗客私のみのまま終点へ。それにしても運転士さん一言も喋らなかったな・・・(小田急バスってこういう運転士多いイメージ)

生田駅前15:21 → 向ヶ丘遊園駅15:32 (時刻表上の時刻)

電車で移動

小田急線に乗って一気に新宿まで行きます。

向ヶ丘遊園駅15:33 → 新宿駅15:55 (時刻表上の時刻)

13本目

13本目は宿44 武蔵境駅行きです。

新宿駅を出るロングラン路線として有名です。数年前までは1時間に1本程度あったそうですが、大幅減便によって現在は1日2往復のみとなっています。

免許維持・・・なのか、単に少ないのかよくわかりませんが。

まぁ・・・ロングランですよね。全部乗ってもいいのですが、帰るのが面倒くさくなるだけですので笹塚駅まで乗ることにしましょう。

最終バスの赤いランプを灯してやってきました。16時台だというのに終バスです。

そして、驚くことに10数名が並んでいました。

そして、ほぼ全員シルバーパス利用者でした。

電車で新宿駅から武蔵境駅まで行くと300円以上かかりますから重宝されているのかもしれませんね。

笹塚駅で下車。今回の旅は終了です。

新宿駅16:25 → 笹塚駅16:39 (時刻表上の時刻)

「幻の10本目」に乗れていたらこれが14本目だったかもしれません。この後夜間帯の免許維持路線もいくつかありますので、それに乗るともう少し本数が稼げます。

終わり。

撮影日:2020年2月2日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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