南武線の工事が行われいて、区画整理も進む稲城長沼駅と南多摩駅周辺の進捗状況を見てきました。久々に来た感じがします。
南武線連続立体交差事業
南武線の連続立体交差(高架化)工事は1992年(平成4年)に都市計画決定、1993年(平成5年)に着手、矢野口駅側から高架化を完了し、2013年(平成25年)12月に上下線で高架化、2015年(平成27年)3月に稲城長沼駅の4線化が完了し、残る側道工事が続けられてきました。
この工事も2016年(平成28年)3月末で環境影響評価条例に基づき工事が完了したことが2017年(平成29年)2月9日付の東京都公報で公告されました。
四半世紀に及ぶ連続立体交差事業も終わり、同時期から行われている駅周辺の区画整理事業も加速しそうです。
南武線高架の北側には側道が整備され2016年(平成28年)6月1日に開通しました。信号機もなく非常に走りやすい道です。稲城市が道路名称を募集しています。
高架下には駐輪場なども整備されています。また、稲城長沼駅西側の高架下には富士シティオのスーパーFUJIが出店予定で建設が進められていました。稲城市内の南武線各駅に出店となりますね。ただ、現在駅前にあるグルメシティと明らかに競合しそうです。グルメシティは数年後には区画整理に影響も受けそうですが。
2016年(平成28年)4月23日には、いなぎ発信基地ペアテラスが高架下にオープン。稲城市の特産品などを扱っていて、稲城市の情報発信基地としているようです。
メカニックデザイナーの大河原邦男氏の地元であることから、ペアテラスの前にはガンダム像も設置されています。
稲城稲城長沼駅周辺地区土地区画整理事業
稲城稲城長沼駅周辺土地区画整理事業は、南武線の稲城長沼駅周辺で行われている土地区画整理事業(都市計画事業)です。
南武線の連続立体交差事業(完了)と連動して事業化しました。
この事業により、多摩3・4・14号稲城長沼駅前通り線などの都市計画施設が整備されます。
事業名 | 稲城稲城長沼駅周辺土地区画整理事業 |
施行者 | 稲城市 |
都市計画決定 | 1991年9月9日(市告第64号) |
事業計画決定 | 1993年8月5日(市告第30号) |
施行期間 | 1993年8月5日~2031年3月31日 |
面積 | 約10.6ha |
2020年4月4日現在 |
稲城長沼駅南口駅前は区画整理中のため殺風景。今後都市計画道路の建設と駅前広場の建設がおこなわれる予定です。
北口側は都市計画道路予定地が整地され、大きめの建物が建設されました。まだまだ大きな変化はなさそうですね。
稲城南多摩駅周辺地区土地区画整理事業
稲城南多摩駅周辺地区土地区画整理事業は稲城市の南多摩駅周辺で行われている土地区画整理事業です。
南武線の連続立体交差事業と連動して事業が始まり、稲城市が施行しています。
この事業によって、多摩3・3・7号稲城府中線などが整備されます。
事業名 | 稲城南多摩駅周辺地区土地区画整理事業 |
施行者 | 稲城市 |
都市計画決定 | 1991年9月9日(市告第65号) |
事業計画決定 | 1993年1月27日(市告第3号) |
施行期間 | 1993年1月27日~2029年3月31日 |
面積 | 約12.2ha |
2020年4月4日現在 |
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南多摩駅の北口には駅前広場が整備されました。これに伴って2016年(平成28年)4月1日に稲城iバスの乗り場が仮広場から移設され、6月1日からは若葉台駅とを結ぶ大型バスによる路線バスも開設されました。
現在は駅前広場の一般車部分を工事していて、駅前広場はさらに拡張される予定です。
南多摩駅前には東横インができると稲城市議会議員のサイトにて書き込みがありました。南多摩駅にビジネスホテルなんて想像もつかなかったですが、進化していってますね。また、駅の向こう側、富士通があった跡地にはジョイフル本田ができる予定です。これからますます進化しそうな南多摩駅前です。
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