放射第5号線(久我山)の進捗状況を見てきました。東八道路の延伸先の区間です。8月以来の訪問です。
この記事を書いた11月21日の時点では、まだ開通などの詳しいアナウンスはされていません。もう少しかかりそうです。
事業概要
この事業は歩道の整備などを除き概ね完了しています。
放射第5号線は千代田区麹町一丁目~杉並区久我山三丁目に至る全長15,130mの都市計画道路です。また、三鷹3・2・2号東京八王子線は三鷹市牟礼~三鷹市大沢に至る全長6,570mの都市計画道路です。
このうち、上図に示す三鷹市と杉並区の境界付近で道路の新設と改良を伴う事業が行われてきました。施行者はいずれも東京都です。
三鷹3・2・2号東京八王子線区間
この区間では2000年度(平成12年度)から久我山区間と合わせて総合環境アセスメント制度の試行を行いました。結果、沿道環境に配慮するとともに、既定の都市計画幅員30m(一部除く)で建設されることになりました。
2002年11月28日に事業説明会を行い、2004年5月24日に事業認可されました。その後用地取得を進め、2014年度(平成26年度)より本格的に街路築造工事に着手しました。
2019年6月8日15時に交通開放されました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約0.7km |
幅員 | 30~36m |
事業施行期間 | 2004年5月24日~? |
交通開放 | 2019年6月8日15時 |
2020年5月8日現在 |
久我山区間
この区間では2000年度から三鷹3・2・2号線区間と合わせて総合環境アセスメント制度の試行を行いました。
環境配慮書の中では道路構造について3つの案が出され、結果、計画幅員を50m→60mに拡幅し、玉川上水など沿道環境の保全を図るものとなりました。
この区間の特徴はなんといっても、上下線の間に玉川上水が保全されたことです。
道路は平面構造4車線です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約1.3km |
幅員 | 60m |
事業施行期間 | 2005年12月20日~2022年3月31日 |
交通開放 | 2019年6月8日15時 |
2021年2月8日現在 |
高井戸西区間
この区間は中央自動車道と合わせて建設されました。道路は1975年に完成。しかし、沿道住民や小学校PTAなどの反対にあい、約9年ほど開通できず、1984年5月30日に2車線(片側1車線)の暫定形で交通開放されました。
2車線の形態は30年近く続きましたが、2014年8月28日に4車線化する事業に着手しました。
車線化に合わせて、これまで中央道高架の両脇にあった本線を高架下に移動。高架両脇は歩道や副道として再整備される予定です。
車線化は一足早く、2018年11月25日22時に行われました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約975m |
幅員 | 50m |
事業施行期間 | 2014年8月28日~? |
4車線化 | 2018年11月25日22時 |
2020年5月8日現在 |
高井戸東
この部分は首都高速4号新宿線の高井戸出入口(都心方面)などがある区間で、2018年度より工事に着手しました。
4車線化や合流部分の改良などが行われました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約0.6km |
工事期間 | 2018年度~ |
2020年5月8日現在 |
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工事看板など
見落としがあるかもしれませんが。
マルト建設株式会社が施工しています。工期は8月時点と変わらず11月27日までです。
株式会社エーデンが施工しています。8月の時点ではやっていなかった工事です。工期は11月19日まで。
入札情報サービスによると、道路照明設置工57基、歩道照明設置工28基、分電盤設置工4基、配管敷設工697.3m、配線工2494.5m、ハンドホール設置工10基、道路照明撤去工5基 などが内容のようです。
株式会社エスアイエムが施工しています。8月時点と同様に工期は12月17日までとなっています。
写真等
撮影位置はこの通りです。
この辺りも別途工事によって交差点らしくなってきました。11月25日22時にはここから新宿側の通行場所が変更されます。下記記事参照。
参考記事
街築工事が行われていました。
信号機のポールも立っています。
8月の時点で工事中がった遮音壁が完成していました。
道路と関係ないですが、右側の都営アパートがなくなっていますね。「なんか変だなぁ・・・」と思いつつ、家に帰って前の写真と見比べて気付きました。
撮影日:2018年11月13日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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