川崎市多摩区の稲田堤駅の様子を見て来ました。
これまで自由通路整備及び橋上駅舎化の工事が続けられてきましたが、現在は駅前空間の整備が行われています。

この事業は川崎市が事業主体となり、自由通路の整備と橋上駅舎化を行ったもので、踏切を横断する利用者の安全確保等、駅へのアクセス性の向上を目的に行っていたものです。2018年には、市とJRとで工事施工に関する協定書を締結し、事業を進めてきました。
2023年8月6日に自由通路の南口部分と橋上駅舎の使用が開始され、2024年6月2日に北口部分が供用開始されました。
広場を整備するのは自由通路の北口・南口のそれぞれ出入口部分で、もともと駅舎があった北口はJRから市が取得、南口は雑居ビルがあった土地を市が取得していて、自由通路等の工事中は施工ヤードとして活用されていました。

橋上駅舎の供用後は舗装こそされていたものの、暫定整備の状態となっていて、現在の工事で完成形にきれいに仕上がると見られます。
入札時に公表されていた図面によると、歩道舗装はアスファルト舗装に型紙着色をするストリートプリントとなるようです(型押しはなし?)。このほかベンチや車止めの設置が行われる模様です。

稲田堤駅前には自動車用の広場はもともと存在せず、今回の工事でも整備されない模様で、あくまで歩行者の滞留空間の整備という形になると見られます。
現在は境石等の工事が進められていて、一部単管柵で囲われている箇所が存在します。
この工事が完成すれば、一連の自由通路等の整備は終結するものと思われます。
撮影日:2025年4月19日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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