新宿区で事業が行われている環状第4号線(夏目坂)の進捗状況を見て来ました。
引き続き用地の取得が進められている状況です。

事業概要
環状第4号線は港区港南三丁目から江東区新砂三丁目に至る延長約29,880mの都市計画道路です。
このうち上記で赤色で示した区間で「夏目坂」区間として事業を行っています。
事業認可は2018年2月28日、施行者は東京都です。現在夏目坂通りとして親しまれているこの区間(655m)を幅員約11mから20mに拡幅します。車線数は変わらず2車線です。
この事業により、歩道及び自転車走行空間が整備されるほか、電線類の地中化や街路樹の植栽を行います。また、延焼遮断帯の形成や避難路としての機能強化等により防災性向上が図られます。
基本データ
施行者 | 東京都 |
延長 | 約655m |
幅員 | 20m |
事業施行期間 | 2018年2月28日~2027年3月31日 |
2020年9月20日現在 |
最近の発注状況
工事 | ||
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発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
未発注 |
委託 | ||
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発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2023年度 | 道路予備修正設計(5三-環4夏目坂) | セントラルコンサルタント株式会社 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
(周辺のGoogleマップ)

若松町交差点から北側が事業区間です。
交差点隅切り部分は事業開始前からおそらく別事業で用地取得されていますが、それ以外の部分も取得用地が増えて来ました。

概ね両側に拡幅する計画で、取得された用地は柵などが設置されている状況です。
東京都のサイトによると、2024年4月1日時点の用地取得率は24%で、1年前から10ポイント増加しました。

この周辺は比較的寺院が多く、道路予定地に掛かっていそうな墓地も見られます。

ここから見る景色に大きな変化はありませんが、少しずつ進んでいるかなという状況です。
工事はまだ行われていません。

左側の酒屋は、隅切り部分が用地取得されたようでした。
もともと道路予定地のみ建築制限が掛かり低層となっていた建物でしたが、全体を建替えたようです。
右側地下鉄出入口も予定地に掛かっていそうですがどうやって進めていくのでしょうか。
撮影日:2025年3月9日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
若松河田駅やライフ付近も事業やっています。環状4号線の河和田町と夏目坂の間の道路がブログになかったので、是非投稿してはいかがでしょうか?
近所に住んでます。
当初の都市計画の道路幅員 80m→50m→40m→20m とどんどん狭くなってしまったやつですね。
「ここがもし復員80mだったら」という妄想イラストを描いた学者先生もいましたね。
なんで環4はここだけ、こんなにショボくなってしまったのか、というか東京都区部の幹線都市計画道路(環状線または放射線)で、2車線の場所は他にあるのか、気になりますね。
(書いていて思い出しましたが、蒲田区の放射18号線は自動車専用とはいえ幅員15mだった)