稲城市内の鶴川街道で行われている拡幅工事の進捗を見てきました。
若葉台駅付近~駒沢学園入口交差点間
稲城市内の鶴川街道では、複数の事業により道路の拡幅事業が行われています。
道路概要
施行者 | 東京都 |
幅員 | 20m |
2020年5月4日現在 |
最近の発注状況
工事 | ||
発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2018年度 | 道路改修工事(30南東-坂浜平尾)その2及び歩道設置工事(30南東-坂浜)その2 | 株式会社浜興業 |
2019年度 | 道路改修工事に伴う電線共同溝設置工事(南東-坂浜)及び自転車歩行者同設置工事に伴う電線共同溝設置工事(31南東-坂浜) | 村上建設株式会社 |
2022年度 | 自転車歩行者道設置工事(4南東-若葉総合高校入口交差点) | 土屋企業株式会社 |
委託 | ||
発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
この枠内の情報は随時更新されます。記事本分の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
稲城市内の鶴川街道では拡幅工事が行われています。若葉台駅付近の都県境~稲城駅付近の天王橋交差点の一部で、それぞれ交差点改良事業と道路事業で図の通り行われています。駒沢学園付近は完了しています。
計画幅員は20メートルで2車線。電線類は地中化される計画です。
この付近では「すいすい交差点 若葉総合高校入口」による交差点改良事業が行われています。
若葉総合高校入口交差点と若葉台入口交差点に右折レーンを新設するもので、交差点付近でも拡幅が同時に行われています。
工事の進捗としては交差点付近の拡幅はほとんど完成していて、現在は電線を地中化する共同溝の整備が行われていました。
若葉総合高校入口交差点には学園通りが接続しています。
学園通りは平尾方面に行くメインルートになっていますが、幅員が狭く大型車は進入できないことから、100メートルほど先の若葉台入口交差点から坂浜平尾線の建設事業が進められています。
この付近から道路事業による拡幅が行われています。
現在の幅員は推定で7~8メートルほどと思われますが、拡幅後は20mとなる予定です。現在はガードレールのない歩道と、ガードレールだけで仕切られている歩道が両側にあるだけです。また車道も余裕がないため、バスが停車すると追い越せず詰まっている様子をよく見かけます。
この辺りは本格的な工事はまだ行われていません。
この辺りではカーブを緩やかにするように計画線は右にずれます。この部分だけ一時的に歩道が消滅します。
この付近から「すいすい交差点 坂浜」による交差点改良事業で拡幅が行われています。
この先の左側にあった坂浜駐在所はこの場所に移転してきました。移転前の土地は道路用地となる予定です。この付近でも用地取得が行われているのみで、本格的な工事は行われていません。
また、この付近を流れる三沢川も改良工事が進められていて、こちらも用地取得が行われているようです。
この付近ではだいぶ前から拡幅が完了しています。
多摩3・4・15号東長沼坂浜線(百村)
多摩3・4・15号東長沼坂浜線は稲城長沼駅付近から若葉台駅付近に至る都市計画道路です。このうち、稲城市百村地内の一部で事業を行っています。
2017年1月25日に事業認可を得て東京都が施行します。
区間は神王橋交差点から若葉台駅方面に620mの区間です。一部区間は道路を新設し、残りの区間は現道を拡幅します。
基本データ
施行者 | 東京都 |
延長 | 約620m |
幅員 | 20m |
収用の部分 | 稲城市百村字二号、字一号、及び字十二号並びに坂浜字四十三号地内 |
使用の部分 | 稲城市百村字十一号及び字十二号並びに坂浜字四十三号地内 |
事業施行期間 | 2017年1月25日~2030年3月31日 |
2023年3月31日時点 |
最近の発注状況
工事 | ||
発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
2023年度 | 道路改修工事(5南東-南野の5)及び道路改修工事に伴う擁壁設置工事(5南東-百村) | 多摩住起建設株式会社 |
2024年度 | 道路改修工事に伴う道路切り回し工事及び擁壁設置工事(6南東-百村) | 多摩住起建設株式会社 |
委託 | ||
発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2023年度 | 構造物予備修正設計(5南東-百村) | 株式会社復建技術コンサルタント |
2023年度 | 電線共同溝予備修正設計(5南東-百村) | 株式会社間瀬コンサルタント |
2023年度 | 道路予備修正設計(5南東-百村) | 株式会社復建技術コンサルタント |
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ワークマン付近からは道路事業として拡幅が進められています。
もともとこの辺りでは稲城市による土地区画整理事業が行われる予定で、区画整理による面的な整備で道路も整備する予定でした。しかし、住民の同意が得られなかったことや市の財政の問題から、東京都による道路整備事業とすることになった経緯があります。(一時的に多摩ニュータウンに組み込まれた時期もあったはず・・・)
この付近は歩道が整備されておらず、大型車はすれすれを走り抜けます。並行する三沢川に遊歩道が整備されているので、道路が整備されるまではそちらを通行したほうがよさそうです。
百村工区の東側から振り返ります。この部分は拡幅ではなく道路を新設して整備するようです。
多摩丘陵で地形が入り組んでいるため、取り付け道路の整備など、本道以外の整備も必要となり検討が進められているそうです。
撮影日:2017年3月11日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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