町田「ニュータウン幹線」及び相模原「宮上横山線」 2023年度末開通に向け工事進む

町田市相模原市中央区相模原市緑区で事業が行われている町田3・4・41号ニュータウン幹線及び相模原3・4・6号宮上横山線の進捗状況を見てきました。多摩ニュータウン通りを延伸するような形で整備が行われている路線です。

2023年度末の開通を目指し(※)、工事が進められています。特に、境川を横断する部分では橋梁の工事が分割して始まっています。
※相模原市議会答弁等に基づく

事業概要

多摩ニュータウン通りを相模原市方面に延伸する事業が行われています。町田3・4・41号ニュータウン幹線相模原3・4・6号宮上横山線として都市計画決定されているうちの一部です。

相模原市側

相模原市側の事業延長は約670m、幅員18mで、町田市議会録などによると、神奈川県相模原市側では2002年度(平成14年度)に事業に着手し、2016年(平成28年)4月12日には都市計画道路事業の認可を受けました(神奈川県告示第212号)。

施行者相模原市
延長約670m
幅員18m
事業施行期間2016年4月12日~2026年3月31日
2021年3月30日現在

町田市側

町田市側の事業延長は約50m、幅員18m2車線で、施行者は町田市です。

施行者町田市
延長約50m
幅員18m
事業施行期間==
2020年7月31日現在

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

①町田街道から見た様子(地図

町田市側の町田街道から見た様子です。

すぐ先に都県境でもある境川があります。

②相模原市側から境川を見た様子(地図

こちらは相模原市側から境川を見た様子です。こちら側では新しく以下に示す工事が始まっていました。

工事件名は、「都市計画道路宮上横山線道路改良工事(橋梁下部工(その1))」で、2023年3月20日までの予定で、菊永建設・和田建設共同企業体が施工しています。

入札情報によると、境川を横断する部分の橋梁(橋長L=36.5m、幅員W=18.8m)のうち、A1橋台を新設する工事のようです。

現場の状況より、A1橋台は相模原市側の橋台と見られます。(A1は道路の起点側にすることが多いのですが、相模原市側なんですかね。道路認定、都市計画道路ともに起点側は町田市側です。)

なお、入札情報によると、A2橋台を新設する「都市計画道路宮上横山線道路改良工事(橋梁下部工(その2))」も既に入札が行われており、A1橋台と同じく菊永建設・和田建設共同企業体が施工を予定しています。工期は2023年8月4日までのようです。現在は現場では未着手のように見えました。

また、入札情報及び相模原市議会録によると、この橋の上部工を行う「都市計画道路宮上横山線道路改良工事(橋梁上部工)」の入札が7月29日に実施され、角藤・明真共同企業体が落札しています。請負金額の関係で市議会案件となり、9月議会で可決されています。入札情報によると、橋梁は鋼橋となるようです。現場では今のところ未着手でした。

なお、町田市議会録によると、市境の橋梁となり費用は両市で折半する関係で、両市で関係する協定が結ばれています。

③境川沿い(地図

前回訪問時には工事中だった境川沿いの区間は工事が終了していました。

④斜面の下(地図

交差定差のある区間の工事は、前回から引き続き継続されていました。

工事件名は、「都市計画道路宮上横山線道路改良工事(その3)」で、2023年1月26日までの予定で、有限会社アイコーポレーションが施工しています。当初から工期が延伸されています。

⑤斜面の上(地図

現場の状況を見る限り、道路沿いの擁壁もできていたほか、街渠もほとんどできているように見えました。あと少しですかね。

⑥京王相模原線の北側(地図

こちらはしばらく変化がない区間です。あとは舗装の表層や植樹くらいだと思います。

⑦事業区間の南端(地図

京王相模原線の南側です。事業区間の南端付近になります。

前回訪問時には街築工が行われていたところで、既に完了していました。

車道の舗装も表層まで完成していますが、置きガードレールが置かれ、車道の通行は沿道関係者以外できないようになっています。歩道についても植樹を除いてほとんど完成しており、両側ともに通行可能です。

開通後は相当な交通量が見込まれるような気がするんですが、横断抑止柵は設置しないんですかね。特にカーブ部の車両防護柵(ガードパイプまたはガードレール)くらいは設置して欲しいものです。

なお、相模原市議会録によると、2023年度末の開通を目指しているとのことです。

撮影日:2022年12月31日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)

コメント

  1. 欲しがりません、死ぬまでは。 より:

    いつも取材お疲れさまです
    こちらの計画道路はとても早く完成しそうで驚きです。京王相模原線の
    橋脚が道路予定地を障害物として邪魔してたから永久にできないのかと思ってました

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      京王相模原線交差部分は、橋脚をうまく避けるように建設されましたね。フェンスの中にボラードがあるので何か計画変更があったのか不思議なことになっていましたが。

  2. 匿名 より:

    いよいよ始まったのですね楽しみです

  3. 匿名 より:

    2016年末に工事開始されてはや6年が過ぎ7年かけて完成の見込みですかぁ…長かったですね。

  4. 町 大輔 より:

    更新いつも楽しみにしています。
    幹線道路の中央を鉄道が走るブログタイトルのバックの写真、ずっと多摩ニュータウン通りだと思っていたのですが、違うようですね。もしよろしければどのあたりの風景か教えていただけると幸いです。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      大阪府の泉北ニュータウンです。泉ヶ丘駅付近の人道橋から撮影しましたあ。
      同じ時期のニュータウンなので雰囲気が似ているかもしれませんね。

      • 町 大輔 より:

        ご回答ありがとうございます!スッキリしました。
        大阪も千里近辺までは確認したのですが、そっちまでは思い至りませんでした。

  5. たぬき より:

    9月2日に現地を訪れました。
    重機は①の地点から天縛皇神社までの間にしかなく、橋の建設がメインになってました。
    ④⑤間の坂道は縁石やアスファルトがないものの砂利を敷いた状態で整地されてました。
    ⑥⑦は表層の舗装も終わり、ほぼ完成といった感じでした。

    • たぬき より:

      訂正:④⑤間の坂道
      ④⑤間の坂道の中腹あたり
      ④⑤付近の交差点は縁石設置やアスファルト舗装されてました。

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