多摩3・4・17号坂浜平尾線 歩道部も概ね完成

稲城市で事業が行われ、2019年11月27日に暫定交通開放された多摩3・4・17号坂浜平尾線は、概ね完成形となりました。

2019年の暫定交通開放時には車道部は完成していたものの、歩道部は東側のみの開放で、かつ植樹帯は未設置で仮舗装の状態でした。2022年度から始まった工事により歩道部の整備もなされ、2022年8月頃には西側歩道も暫定開放するなど、通行部分を切替えながら工事が進められてきました。
※頻繁に通っていたんですが、記録をしてこなかったので、歩道部完成の時期は不明です。

現在はまだ坂平橋の下の管理用道路の整備工事が続けられていますが、概ね完成形となっています。

事業概要

この事業は完了しています。

多摩3・4・17号坂浜平尾線稲城市若葉台入口交差点から麻生区境に至る都市計画道路です。
このうち、若葉台入口交差点から上平尾交差点までの区間で事業が行われています(いました)。

上記の図に示すように、東京都稲城小田良土地区画整理事業稲城上平尾土地区画整理事業により施行されています(いました)。

東京都施行区間について
東京都施行区間は2012年11月に事業認可を得て事業を進めて来ました。2015年10月には用地買収を完了し、その後工事が進められ、2019年11月27日に暫定交通開放されました。

施行者東京都
延長約420m
幅員17m
事業期間2012年11月12日~2022年3月31日
暫定交通開放2019年11月27日10時
2020年4月25日現在

稲城小田良土地区画整理組合施行区間については下記をご覧ください。
タグ:稲城小田良土地区画整理事業

稲城上平尾土地区画整理組合施行区間については、2019年11月27日に交通開放されました。

稲城上平尾土地区画整理組合施行区間については下記をご覧ください。
タグ:稲城上平尾土地区画整理事業

稲城上平尾土地区画整理組合施行区間については、2016年5月30日に交通開放されました。


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

2022年から行われている工事は、「道路改修工事(3南東-坂浜平尾)」で、2023年3月3日までの予定で、ライチ株式会社が施工しています。

完成した西側歩道

2019年の暫定交通開放時には路盤までの施工で、開放されていなかった西側歩道には、植樹帯が設置されたほか、舗装も完成し、交通開放されています。(※途中に沿道施設が皆無なので、歩道が完成していなくても問題はなかった)

植樹帯には、低木にオオムラサキツツジが、高木にシラカシが植えられています。

東側歩道

2019年の暫定交通開放時には開放こそされていたものの仮舗装だった東側歩道も同様に、植樹帯が設置され、歩道も開粒度舗装で完成形となっています。

暫定開放時には電線共同溝特殊部付近に段差が生じていましたが、完成形となり平坦な道路になっています。

車道部

今回の工事で車道部は特に手は付けられていませんが、両側に植樹ができたことにより、景観が変わっています。

シラカシは比較的大きくなる樹木ですので、何年かすると綺麗な並木道になりそうですね。

三沢川を跨ぐ坂平橋の下

三沢川を跨ぐ坂平橋の下では、管理用道路を整備する工事が続けられています。こちらも近いうちに完成しそうな雰囲気です。

その他周辺の変化

稲城iバスAコースのルート変更

ソコラ若葉台バス停(若葉台駅方面)

稲城市内で運行されているコミュニティバス「iバス」のうち、Aコースは、2022年12月16日にバスルートの変更が行われました。

これまで学園通り(若葉総合高校前)を経由していたものが、坂浜平尾線を経由するルートになっています。

 

途中、稲城第二中学校前バス停、若葉総合高校前バス停は通過せず、ソコラ若葉台バス停に停車するようになっています。ソコラ若葉台バス停は、大型バスが停車するように植樹桝が設置されていたため、今回のルート変更に伴い前扉と中扉の間の植樹桝が撤去されています。

なお、Aコースのほぼ逆向きで運行するBコースについては、ルートの変更は行われていません。

このルート変更は後述する別工事が影響しているものと思われます。

鶴川街道(都道町田調布線)の工事

坂浜平尾線と交差する鶴川街道では拡幅工事が断続的に行われていますが、入札情報等によると、別件工事が予定されています。

工事が予定されている若葉総合高校入口交差点付近

入札情報サービスによると、工事件名は、「自転車歩行者道設置工事(4南東-若葉総合高校入口交差点)」で、土屋企業株式会社が施工を予定しています。

公文書情報公開システムで情報提供されている図面によると、この工事により、若葉総合高校入口交差点の信号機が廃止されるようです。これに伴い、調布方面車線の左折レーンが伸びる予定(左側に置いてある置きガードレールが撤去され幅が広がる)のほか、自転車専用レーン若葉台入口交差点まで延伸されるようです。

先述のバスルート変更は、若葉総合高校入口交差点の信号機がなくなり、学園通りからの右折が難しくなることからの対応なんでしょうね。

多摩3・4・17号坂浜平尾線は、土地区画整理事業による整備区域を含め、事業認可後からその進捗を追ってきました。一応今回で進捗を追うのも終了といたします。

撮影日:2023年1月6日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)

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