川崎市麻生区の県道3号(世田谷町田)、通称津久井道のうち、小田急多摩線~柿生駅付近間が2026年3月19日から順次4車線化しています。
3月19日時点で一部区間は工事中ですが、数日中に開放される模様です。
この4車線化により、過年度4車線化分を含め、新百合ヶ丘駅入口交差点~柿生駅付近間の約1.7kmが4車線化したことになります。

事業概要

川崎3・4・4号世田谷町田線は多摩川の多摩水道橋から町田市境に至る都市計画道路です。すべての区間で現道があり、津久井道と呼ばれています。
このうち片平工区は麻生警察署前交差点から片平2丁目交差点までの区間で現在の道路を拡幅する事業を行っています。

※2016年撮影の看板です。
拡幅後は幅20mの4車線になる予定です。
基本データ
| 施行者 | 川崎市 |
| 延長 | 約1322m |
| 幅員 | 20m |
| 事業期間 | 2001年3月23日~2029年3月31日 |
| 4車線化 | 麻生警察署前交差点~小田急多摩線交差部:2025年2月17日 |
| 2025年3月28日現在 | |
最近の発注状況
| 工事 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 | 当初契約額(税抜) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2021年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その7)工事 | 織戸・追川共同企業体 | 213,760,000円 |
| 2022年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その8)工事 | 矢島建設工業株式会社 | 153,710,000円 |
| 2022年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その9)工事 | 河合土木株式会社 | 111,610,000円 |
| 2022年度 | 麻生区内主要地方道世田谷町田道路防護(法枠)工事 | 清生土木有限会社 | 80,710,000円 |
| 2023年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その10)工事 | 重田・重田造園共同企業体 | 318,630,000円 |
| 2023年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その11)工事 | 株式会社佐野建設 | 44,490,000円 |
| 2023年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(古沢交差点切替)工事 | 有限会社一興業 | 43,620,000円 |
| 2024年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その12)工事 | 河合・織戸共同企業体 | 247,090,000円 |
| 委託 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 | 当初契約額(税込) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2020年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路詳細設計委託 | 株式会社セリオス 東京支店 | |
| 2021年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線(暫定整備)道路詳細設計委託 | 株式会社綜合技術コンサルタント 東京支社 | 6,444,000円 |
| 2022年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路詳細設計(4車線化)委託 | 株式会社協和コンサルタンツ 横浜営業所 | 13,132,800円 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
川崎3・4・4号世田谷町田線は多摩川の多摩水道橋から町田市境に至る都市計画道路です。すべての区間で現道があり、津久井道と呼ばれています。
このうち柿生駅付近では上麻生工区として道路の拡幅が行われています。

道路は幅20mの4車線に拡幅される予定です。

事業はⅠ期とⅡ期に分けられており、それぞれ事業開始時期が異なります。
基本データ
| Ⅰ期 | |
| 施行者 | 川崎市 |
| 延長 | 約340m |
| 幅員 | 20m |
| 区域変更告示 | 2009年1月26日 |
| 2020年4月22日現在 | |
| Ⅱ期 | |
| 施行者 | 川崎市 |
| 延長 | 約430m |
| 幅員 | 20m |
| 事業期間 | 2019年1月25日~2026年3月31日 |
| 2020年4月22日現在 | |
最近の発注状況
| 工事 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 工事名称 | 受注者 | 当初契約額(税抜) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2022年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その4)工事 | 加藤・清生共同企業体 | 187,730,000円 |
| 2022年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線予定地整備工事 | 株式会社大隅興業 | |
| 2023年度 | 都市計画道路世田谷町田線(上麻生Ⅱ期工区)上麻生交差点暫定整備工事 | 株式会社吉孝土建 | 31,890,000円 |
| 2024年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その5)工事 | 麻生建設株式会社 | 113,330,000円 |
| 2024年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線道路築造(その6)工事 | 三秀・矢島共同企業体 | 279,940,000円 |
| 委託 | |||
|---|---|---|---|
| 発注年度 | 委託名称 | 受注者 | 当初契約額(税抜) |
| ※これ以前は情報収集していません | |||
| 2021年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線(暫定整備)道路詳細設計委託 | 株式会社 綜合技術コンサルタント 東京支社 | 6,444,000円 |
| 2024年度 | 麻生区内都市計画道路世田谷町田線(上麻生Ⅱ期工区)道路詳細設計委託 | 日本設計 株式会社 川崎営業所 | 63,296,000円 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
タグ:川崎3・4・4号世田谷町田線(片平) ・川崎3・4・4号世田谷町田線(上麻生)
写真
速報版として夜間の写真を掲載しています。
後日明るい時間帯に撮影しなおしますのでお待ちください。

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)
北側から順に見ていきます。

今回4車線化した北端である、小田急多摩線交差部付近です。セブンイレブンや吉野家がある付近です。
この事業は、麻生警察署前交差点~片平2丁目交差点付近間は、川崎3・4・4号世田谷町田線(片平工区)として、片平2丁目交差点付近~柿生駅前間は、(上麻生Ⅰ期工区)として、それぞれ事業を行っていたものです。
片平工区は2001年3月23日に都市計画法の事業認可を得て、上麻生Ⅰ期工区は2009年1月26日に道路区域編入告示を経て、それぞれ拡幅事業を行ってきました。
片平工区のうち、麻生警察署前交差点~小田急多摩線交差部付近間は、2025年2月17日に4車線化済みです。
3月19日時点で、既に大部分の施工器具や重機は現場から撤去されていて、区画線など一部の施工を残すのみとなっています。
幅員20mで4車線の道路として整備

もともとの道路幅員からほぼ倍増の幅員20mとなり、4車線に増えました。
幅員20mで4車線というのは、最近の都市部ではほとんど作られない窮屈な構造です。
古沢交差点~片平交差点間約750mに横断箇所なし

小田急多摩線交差部の真下には、横断歩道を設置できるように切下げやハンドホールが設置されていました。
しかし、中央分離帯や横断抑止柵が設置され、横断歩道は設置されませんでした。これにより約750mの間、横断箇所がありません。
4車線化前は道幅が狭かったので渡ろうと思えば渡れましたが、いまは難しいです。
サイクルベースあさひ付近

整備された道路の構造は、昨年4車線化した区間と概ね同じです。中央分離帯は、柵などがない縁石のみの構造です。
電線共同溝が整備され、無電柱化予定です。現時点で電線類の引き込みなどが完了していない箇所があり、電柱が残されています。今後引き込むと見られます。
道幅が狭いため、街路樹のうち高木は従前道路の線形の都合で少し広くなっている箇所などごく一部のみの設置となっています。その代わり、横断抑止柵にネットフェンスが採用され、ツル性の植栽がされています。
自転車ナビラインなど一部標示等は、3月19日18時時点では未施工です。(準備したチョークの跡あり)
二層式排水性舗装を採用
車道の舗装表層には、二層式排水性舗装が採用されていました。(交差点付近等一部を除く)

一般的な排水性舗装は、表層に空隙の大きい合材を使用することで、水をしみ込ませ、基層を伝って排水する構造です。これにより水撥ねやハイドロプレーニング現象を低減するほか、空隙があるため走行時の騒音が低減されます。低騒音型舗装ということもあります。
二層式排水性舗装は、さらに細かい合材を使うことで、さらなる騒音の低減が期待できます。幹線道路のなかでも特に交通量の多い道路で採用されることがここ20年ほどで増えてきています。
この場所では、表層5cmのうち下3cmを最大骨材粒径13mmのものを、その上2cmを最大骨材粒径5mmのものを使っているようです。
片平交差点はセパレート信号機化

片平交差点は、左折直進と右折が別々に青信号となるセパレート信号機化されました。
この交差点は、かつては右折レーンが存在せず、渋滞の原因ともなっていた交差点です。工事期間中に右折ポケットを設置するなど先行して工事が進められたりしました。
信号機にはカメラ型センサが取り付けられていて、待機する右折車両の台数に応じて、右折矢印信号の長さが変動します。
片平2丁目交差点

尻手黒川道路と交差する片平2丁目交差点は、左直・直進・右折の3レーン運用となりました(上下線ともに)。
東名川崎IC方面への右折または左折が多い交差点のため、当該レーンはやや混雑しています。
写真⑤の右側では、川崎3・4・9号尻手黒川線(Ⅳ期)が施工中です。先日見たら、貫通した先の明かりが見えました。

片平2丁目交差点~柿生交差点間で車線減少

マルエツなどがある上麻生Ⅱ期工区がまだ用地取得段階であるため、町田方面車線(下り線)は片平2丁目交差点~柿生交差点間で右側車線が減少となります。この部分でやや混雑している様子が見られました。予告看板出しといたほうがいいかなと思います。
下り線の場合、片平2丁目交差点は左折車両が多いため、左直レーンはつまりがちですが、かといって直進レーンだとすぐに車線減少となるため、若干のジレンマが起きそうな構造です。
(あまり良しとされない構造だったかったと思いますが、この先4車線化されるまで片平2丁目交差点の一番左を左折専用にして、片平2丁目交差点から片側1車線に絞ってもよかったのかも)
上り線は、柿生交差点から片側2車線化しています。(ただし3月19日時点では一部工事中でカラーコーンあり)

中央分離帯は、将来のこの先の4車線化を見据えた位置に設置されています。
柿生交差点付近は暫定車線運用

柿生交差点付近は、上り線(世田谷方面)は片側2車線化しましたが、下り線(町田方面)は片側1車線運用です。右折レーンは設置されています。
3月19日時点で、一部区画線は未施工です。数日中に施工されると思われます。
上麻生Ⅱ期工区は引き続き事業継続

柿生駅前は、現道にすりつくように、車線が減少します。
柿生駅前~都県境までを拡幅する上麻生Ⅱ期工区は、2019年1月25日に都市計画法の事業認可を得て、引き続き事業中です。マルエツ前や、一部開発行為区域の用地など、少しずつ用地取得されていて、川崎市のウェブサイトによると、2025年3月末時点の用地取得率は31%とのことです。
最近では、上麻生交差点の右折ポケット設置など、暫定的な改良工事が行われ、渋滞が減少しました。
引き続き、早期の拡幅をお願いしたいところです。
2006年3月策定の第三次事業化計画、2016年3月策定の第四次事業化計画でも優先整備路線に選定されていましたが、これまで事業着手していません。早期着手を求めます。
撮影日:年月日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。





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