町田市で事業が計画されている町田3・4・9号高ヶ坂成瀬線及び町田3・4・34号本町田金森線の様子を見てきました。
市資料によると、町田3・4・9号高ヶ坂成瀬線は2023年度中に、町田3・4・34号本町田金森線は2024年度の事業着手を予定しているとのことです。
2024年4月11日追記
町田3・4・9号高ヶ坂成瀬線が2024年4月11日に事業認可されました。(東京都告示第554号)
事業概要
町田3・4・9号高ヶ坂成瀬線は町田市高ヶ坂四丁目から町田市成瀬三丁目に至る延長約1,700mの都市計画道路です。このうち上記図で示した約340mの区間で、道路を新設する事業が行われています。
幅員は16mで、2車線の道路となる計画です。
町田3・4・34号本町田金森線は町田市本町田から町田市金森二丁目に至る延長約4,240mの都市計画道路です。このうち上記図で示した約1,560mの区間で、道路を新設する事業が予定されています。
標準幅員は16mで、2車線の道路となる計画です。なお、小田急小田原線と交差する部分はアンダーパスとなり、幅員18mとなる計画です。
町田3・4・9号高ヶ坂成瀬線 | |
予定施行者 | 町田市 |
延長 | 約340m(地図上での簡易計測) |
幅員 | 16m |
施行期間 | 2024年4月11日~2031年3月31日 |
2024年4月11日時点 |
町田3・4・34号本町田金森線 | |
予定施行者 | 町田市 |
延長 | 約1,560m(地図上での簡易計測) |
幅員 | 16m(標準) |
施行期間 | 未認可 |
2024年4月11日時点 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
町田3・4・34号本町田金森線
この先が事業予定区間です。
現在のメインルートは左にそれてかしの木山自然公園の北側を通るルートですが、小田急線交差付近などが非常に狭く、大型車同士のすれ違いが困難な箇所があります。
しばらく恩田川の左岸に沿って進む計画です。
道路予定地には空き地が広がっている箇所があります。恩田川の旧河川敷で、登記簿によると、東京都や町田市などが地権者となっているようです。
小田急小田原線とはアンダーパスで立体交差する計画です。
アンダーパス部は、もともと恩田川と重複するように都市計画道路がありました。
2023年11月10日に都市計画変更を行い、線形を北側に振って恩田川と重複しない線形に変更されています。
小田急線東側も一部を除いて公有地の空き地が多くなっています。ある1筆の登記簿を取ったところ、所有者は建設省になっていました。
南大谷小学校と南大谷中学校の間を通る計画です。小中一貫校ではなく、別々の学校です。
この付近の学校造成時から道路用地を確保しているようで、そのうちの一部を歩行者通路として開放してあります。
この付近は、左側の広い歩道や植樹帯によって幅員16m程度が確保されています。
かつて住宅供給公社が造成した住宅地だったかと思います。
町田3・4・34号としての事業予定区域はこの突き当りまでです。都市計画道路としてはさらに続き、横浜線を越えて金森図書館付近の道路まで繋がる計画はあり、『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』で優先整備路線に選定されていますが、いまのところ事業化の話は聞こえてきません。
町田3・4・9号高ヶ坂成瀬線
この付近から西側が事業予定区域です。
周辺は住宅地で、道は非常に狭く普通乗用車もすれ違えないほどですが、抜け道となっていて、よくスピードを上げる無謀な車が通る道です。
都市計画道路の線形としては、この橋の左側を通るような計画になっています。
起伏のある土地です。
この付近は住所としては西成瀬ですが、鞍掛(くらかけ)と呼ばれる地域で、自治会の名前にもなっています。
この付近は成瀬西土地区画整理事業によって造成された区域で、土地区画整理事業の末端で道路が行き止まりになっており、ここに接続する形です。
土地区画整理事業は1984年に換地処分されています。
撮影日:2024年1月8日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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