小金井3・4・8号新小金井久留米線 進捗状況2024.3

小金井市で事業が行われている小金井3・4・8号新小金井久留米線の進捗状況を見てきました。

土地区画整理事業区域内では進んでいるように見えましたが、都市計画道路事業区間はあまり進んでいるようには感じませんでした。

事業概要

小金井3・4・8号新小金井久留米線小金井市東町四丁目から小金井市梶野町二丁目に至る延長約1,500mの都市計画道路です。このうち、富士見通り北大通りに至る区間(土地区画整理事業施行地を除く)では道路を新設する事業を行っています。

施行者は小金井市で、事業認可は2012年9月3日です。延長は北側が約272m、南側が約108mです。中間付近は、小金井市施行の東小金井駅北口土地区画整理事業により整備を行う予定です。道路は幅員16mとなる計画です。

基本データ

施行者小金井市
延長北側約272m、南側約108m
幅員16m
施行期間1期(北側):2012年9月3日~2029年3月31日
2期(南側):2012年9月3日~2028年3月31日
2024年3月14日時点

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
未発注
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2025年度都市計画道路3・4・8号線測量及び設計委託株式会社大輝
この表の注意事項
データ収集期間:工事2023年度~、委託2023年度~(それ以前は収集していません)
土地区画整理事業区域内は掲載していません。
最終更新日:2025年7月2日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

①事業区間南端から見た様子(地図

この先が事業区間です。

約3年ぶりの訪問ですが、ほとんど変わっていないように見えます。

②中央線交差部から南向き(地図

こちらから見た景色も同様です。

市議会答弁によると、2022年3月時点での土地開発公社による用地取得率は57.6%、市の買戻しベースは51.05%とのことです。2年経過しているので少し増えているかもしれませんが、大きな変化はないように見えます。

③東小金井駅北口土地区画整理事業区域(地図

東小金井駅北口土地区画整理事業の施行区域は道路が広がり、特に2022年度には東小金井駅北口方面に車で通り抜けられるようになりました。(土地区画整理事業と都市計画道路事業は全く別の手法です)

まだ暫定的な開放にとどまっていて、置きガードレールなどによって車道を狭めている箇所も残っている状況です。

④北側の南端(地図

北側の工区についても用地の取得が続けられていますが、大きな変化は見られません。

⑤中間付近(地図

特に書くことが無いのですが、記録として掲載します。

⑥北大通りから(地図

土地区画整理事業については物件移転もかなり進んできていて、それに伴って道路などの公共施設の整備も大詰めを迎えてきています。

この道路の整備はそのあとなのかな?

撮影日:2024年3月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. もぐ より:

    小金井3・4・11が東八道路とつながるか、小金井3・4・8が青梅街道とつながるか、
    すくなくともどちらかができないうちは存在価値なしですね。

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      土地区画整理事業で整備する都市計画道路が中途半端な位置で止まってしまうので、とりあえず両端の都合のいい区間まで整備することを目的としているものと思われます。(整備しないと狭い生活道路に交通が流れ込んでしまうので)
      したがって、しばらくの間は、広域的な幹線道路の目的はないと思います。

  2. ぶかぶか より:

    一向に進まない道路拡張工事とか見ていて、「いったいどうなってるの?」と思っていたら、関連情報を配信している方がいらっしゃったのですね。とても面白いです。
    今後もよろしくお願いいたします。

    個人的には五日市街道、小金井橋交差点から西側の道路拡張を期待して、既に30年経ちました。(きっとそれ以前からなのでしょう。)
    確保した用地の隣に新築建設が始まったり、一体あれはなんなんでしょう?

    • 管理人 yunomi-chawan より:

      小金井橋~喜平橋付近の五日市街道は、玉川上水を含んだ両側に都市計画道路がかかっています。いまどき玉川上水を埋めるようなことはしないと思いますので、仮に事業化した場合は高井戸付近の放射第5号線のように両側に道路を整備する形になろうかと思います。なお、都市計画決定がされただけの場合は、建築できる階数などに制限があるのみで、建築は可能です。

      ただ、現在は都市計画決定されているだけで、交差点付近の部分的な拡幅(交差点すいすいプラン)以外は事業化していないはずです。
      喜平橋交差点付近は事業継続中、小金井橋付近は第三次交差点すいすいプラン(2015年~)で新規着手箇所に選定されています。

      事業が開始されると、しかるべきタイミングで、その事業に必要な区域を道路区域に編入します。これは実際に用地買収を始める前に行われることが多く、こうして区域に編入された土地(道路予定区域)は私権が制限され、建物の新築・改築、土地の形質の変更などが制限されます。

      また、喜平橋や小金井橋では該当しませんが、都市計画法の事業認可を受けた場合(都市計画事業として事業を行う場合)は、都市計画法に基づき、その告示があったあとにおいては、土地の形質の変更や建築物の建築が制限されます。

      したがって、「確保した用地の隣に新築建設が始まった」ので考えられるのは、
      ・事業区域ではない
      ・道路区域にまだ編入していない
      ・道路区域ではあるが、許可を得たので建築している
      ・違法建築
      のいずれかではないでしょうか。

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