川崎市麻生区で事業が行われている川崎3・4・9号尻手黒川線の進捗状況を見てきました。
事業区間西側の片平川沿いでは、この事業初となる工事が始まっていました。現道を切回す工事です。
事業概要
川崎3・4・9号尻手黒川線のうち、上図に示した区間では4期区間として事業が行われています。
延長は約680m、幅員16mの2車線で、一部区間にトンネルを含む構造となります。
施行者 | 川崎市 |
延長 | 約680m |
幅員 | 16m(一部を除く) |
事業施行期間 | 2009年11月24日~2025年3月31日 |
2020年9月17日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。区間東側は見ていません。
事業区間西端からしばらくの区間は現道を拡幅する区間となります。この区間では、現道を切回す工事が始まっています。
現在行われている工事は、「麻生区内都市計画道路尻手黒川線道路築造(切廻し道路)工事」で、2022年1月11日までの予定で、株式会社重田組が施工しています。
この工事は、この事業では初の工事となります。
市のサイトによると、現在の道路を片平川に寄せることで、今後発注予定の工事のヤードを確保することが目的のようです。
工事の進捗に伴い、片平川のたな橋~仲町橋間の左岸通路が2021年10月11日より通行止めとなったほか、片平四丁目バス停も約55m柿生駅側に移設されています。
また、工事が始まったことから、これまで左岸側を歩行していた柿生小学校の通学路についても、9月6日より右岸側を通るルートに変更となっています。通学路の変更については、現地に振り仮名付きの案内図が掲示してありました。
仲町南橋付近では、川沿いを掘削している状況でした。
たな橋付近では、片平川沿いの通路との間に擁壁を築造する工事が進んでいました。片平四丁目バス停についてはこの位置に移設されています。
なお、柿生交差点を先頭とする慢性的な渋滞はこの日も約500mの長さで発生していました。
将来的にはこの付近から左に逸れ、片平2丁目交差点までトンネルで繋がる計画です。市の資料によると、トンネル工事は2023年度からの施工を予定しているとのことです。
川崎市の入札情報サービスによると、今年度はこの工事のほか、伐採工や擁壁工などを行う工事「麻生区内都市計画道路尻手黒川道路築造(擁壁)工事」が予定されており、既に錦戸・追川共同企業体が落札しています。
2021年3月末現在の用地取得率は98%で、まだ100%にはなっていません。
撮影日:2021年11月20日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
とうとう始まりましたね。
この道はいつも混んでいるので黒川方面から抜けてくるとき、片平交差点の方からの道を通っていました。
柿生ガーデンズへのアクセス路が開削による道路造成区間と重なっていますが、ここは新たに橋を作るような感じなるのか、気になっています。
開削トンネルなので、基本的にはトンネルの上を道路を通す形になると思いますが、工事中はどうにかして切回しながら施工することになるんでしょうね。
ここは津久井道下り側からはネックになっていますね。尻手黒川道路の片側二車線を、津久井道の一車線を1車線に流すから当然なのですが、十字路に成れば改善されるのかなあ。
柿生駅前から黒川方向へ右折する車あんまりいなかった気がする。
かつては柿生交差点に右折レーンすらなかったので、今よりも渋滞は酷いものでした。
現状渋滞地点はまだありますので、完全な解消にはならないはずですが、特に黒川方面からの尻手黒川線上りなどは解消するはずです。