清瀬市で事業が行われている東村山3・4・15の2号新東京所沢線(中清戸)の進捗状況を見てきました。
新座市境から新小金井街道の区間で道路を新設するもので、2017年に事業認可を受けて東京都が事業を行っています。
このブログでは約2年半ぶりの訪問です。
事業概要
東村山3・4・15の2号新東京所沢線は清瀬市中清戸から清瀬市中里に至る延長2,320mの都市計画道路です。このうち、上記で示す新小金井街道より東側の区間で事業を行っています。
事業認可は2017年1月25日で、施行者は東京都。事業延長は約570m、幅員は18mで2車線となる計画です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約570m |
幅員 | 18m |
車線数 | 2 |
事業施行期間 | 2017年1月25日~2030年3月31日 |
2022年12月9日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
この先に道路を新設する計画です。
写真のように、ここから見る様子には大きな変化がありませんでした。
東京都のサイトによると、2021年4月1日時点の用地取得率は13%です。2020年4月1に時点でも13%でしたから、1年でほぼ変化がなかったようです。
少なかったものの、このように舗装され用地が確保されている場所がありました。
宅地や駐車場があった場所のようです。
この辺りを斜め左方向に道路が突き抜ける計画です。
田畑も多いのが特徴です。
この農地の奥付近を左右に道路ができる計画です。
大きく変化は見られませんでした。
この左斜め方向に道路ができる計画です。この林の中に新座市との都県境があり、新座市側は樹木の伐採が進んでいましたが、東京都側はいまのところ変化なしのようでした。(新座市側については別途掲載します)
※特別緑地保全地区は都市計画道路区域を除いた区域で指定されています。
撮影日:2021年9月27日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
いつもご報告、ありがとうございます。更新を楽しみにしているひとりです。埼玉の人間からすると、この放射7号にかぎらず、他県から都内に向かう道路の整備が遅いなあ、と感じています。まあ、都民にとってみれば、他所からあまり入ってほしくないのだと思いますが、埼玉県南は首都圏物流の要でもあり、また地域の抜け道走行防止にも効果がありますので、都民にとってもメリットが大きいと思うのですけどね。
ちゃんと調べていないのでよく知りませんが、私の感覚だと、これまで東京都は歩行者の安全性が損なわれている道路、現に渋滞が発生している道路を中心に改良を加えてきたように見えます。その結果なのか、他県でよく見られるような「歩道が存在せず迂回路もない幹線道路」は都内ではほぼ解消している気がします。
ここに来てようやく地域の骨格となる道路も整備が進みだしているのかなと思います。
埼玉県南部および東村山周辺は、神奈川県東部などと比べると、古くからの街道筋が少ないこと、大規模団地や土地区画整理事業などの面的整備があまり行われてこなかったこともあり、道路の整備は進んでいません。数年前のデータでは、東京都内の市区町村別都市計画道路の整備率でも、東村山市は最下位となっています。
東京都もこのあたりを認識しているのか、都の道路予算は東村山市内はかなり多くついていたはずです。
この効果が出るのは、10年以上経ってからかもしれません。