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調布3・4・31号西調布南口線 事業着手に向け準備中 進捗状況2025.6

調布市で事業が予定されている調布3・4・31号西調布南口線の着手前の状況を見て来ました。

事業着手に向け準備が行われていて、2025年3月には駅前広場部分の区域を変更する等の都市計画変更が行われました。

事業概要


調布3・4・31号西調布南口線は、調布市上石原二丁目から調布市上石原三丁目に至る都市計画道路です。このうち、西調布駅南口前から品川通りに至る区間では、道路を新設する事業の準備が行われています。

施行予定者は調布市で、予定延長は約190m?、起点(西調布駅側)付近に地積約2,100㎡の駅前広場が設けられる計画です。(延長は過去の説明会資料で提示されていたものですが、その後都市計画変更が行われたため変更となっている可能性があります)

2022年10月には、事業概要及び測量作業説明が新型コロナウイルス感染状況を鑑み書類送付をもって行われました。その後検討が進み、2025年3月5日に駅前広場の形状を変更する都市計画変更(起点位置の変更・駅前広場の面積変更2000㎡→2100㎡、車線数の決定)が行われました。

基本データ

施行予定者 調布市
予定延長 約190m?
(延長は過去の説明会資料で提示されていたものですが、その後都市計画変更が行われたため変更となっている可能性があります)
幅員 16m
車線数 2
その他 起点付近に地積約2,100㎡の交通広場を設ける。
事業施行期間 未認可
2025年6月18日時点

最近の発注状況

工事
発注年度 工事名称 受注者
※これ以前は情報収集していません
未発注
委託
発注年度 委託名称 受注者
※これ以前は情報収集していません
2022年度 令4調布3・4・31号線現地測量及び路線測量委託 株式会社グラフィック
2023年度 令5調布3・4・31号線用地測量委託 邦栄測量設計株式会社
2023年度 令和5年度調布3・4・31号線検討調査・設計業務委託 パシフィックコンサルタンツ株式会社 首都圏本社
2024年度 令和6年度3・4・31号線都市計画変更等事業推進支援業務委託 パシフィックコンサルタンツ株式会社 首都圏本社
2025年度 令和7年度調布3・4・31号線都市計画事業認可等事業推進支援業務委託 パシフィックコンサルタンツ株式会社 首都圏本社
この表の注意事項
データ収集期間:工事すべて、委託すべて
最終更新日:2025年6月18日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
契約額は入札情報サービス記載の当初契約額です。契約変更等があったとしても対応していません。記載がないものは情報収集していません。
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ

①西調布駅南口(地図

事業の起点予定となる西調布駅南口です。

駅舎は2011年に橋上駅舎化されました。それまでは改札は線路北側にのみ存在していました。

北口の駅前広場とそこへ至る都市計画道路は2017年3月25日に交通開放されました。現状、南口には交通広場は存在しません。

②南口交通広場予定地(地図

駅前には、地積約2,100㎡の駅前広場が整備される計画です。北口とほぼ同等の広さです。

2025年3月5日には、駅前広場の形状の変更(駅舎と重複する部分の削除と現況筆界にあわせた形の整序)を目的とした都市計画変更が行われ、合わせて車線数の決定を行っています。

駅前広場予定地のこの部分はもともと農地で、生産緑地にも指定されていました。登記簿によると、筆を分割の上、このうち704㎡について、2024年6月6日に調布市土地開発公社が買収しています。登記簿によれば相続が発生していることから、それに合わせた先行買収と見られます。

土地の相続に合わせた交通広場や都市計画道路の整備は、調布市内ではつつじが丘南口線などでも行われました。

現在、この土地の一部で、2025年3月8日~6月30日までの予定で、イベントスペース、芝生の設置などを行い、「西調布駅周辺地区まちづくり検討のための実証実験」が行われています。といっても、置いてあるだけですが。

③現道(地図

品川通りに至る都市計画道路は、おおむね現道に沿った形で整備される計画です。

現道は片側のみに歩道があり、ほとんどの区間が南向きの一方通行です。通り抜ける車は少なからずありますが、交通量はそこまで多くはないかなという印象です。

④コープみらい前(地図

この三角地帯は、突き抜けるように道路が整備される計画です。

⑤品川通りから(地図

現状着手に向けた準備が行われているのは品川通りまでの区間です。

調布市議会録によると、2025年第1回定例会(3月7日)において、以下のような市長答弁がありました。

次に、調布都市計画道路3・4・31号線についてです。
 西調布駅南側の調布都市計画道路3・4・31号線については、現在、基本計画に基づき測量や設計等を進めるとともに、西調布駅周辺の交通環境の変化に合わせて、交通結節機能の向上や、ゆとりある空間の創出を図るため、本年3月に都市計画の変更に関する告示を行いました。
 来年度は、引き続き関係機関との協議等を実施し、事業着手に向けた取組を着実に進めてまいります。

2023年度に用地測量が発注されたほか、今年度も「令和7年度調布3・4・31号線都市計画事業認可等事業推進支援業務委託」の業務委託がされており、事業認可に向けて進められていくと見られます。

撮影日:2025年6月15日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 調布市民 より:

    ここ間隔広げるなら当然双方向通行にしてもらわないと意味が無いのだが
    そこまで間隔広げられるのだろうか…
    多摩川駅と違って結構住人の生活を犠牲にしてもらう必要がありそうなので
    上手くいくかは疑問符がついて回る

    • 管理人 管理人 より:

      調布市の資料で車線数を断言した資料が見当たりませんが、幅員16m(2車線)で都市計画決定されているので、当然2車線だと思います。
      土地の立ち退きについては、よくあるレベルです。

      駅横の踏切(調布21号踏切)については、議会録等を確認しても、現時点で拡幅の計画はなさそうです。
      隣の飛田給駅横の踏切は、都市計画道路の整備にあわせて踏切道の拡幅を行いましたが、相互通行歩道無し→相互通行歩行空間拡幅であった飛田給と比較すると、一方通行歩行空間ありからの相互通行化は、昨今の法令等を鑑みると相当ハードルが高いような気がします。

      • 調布住まい より:

        昨年11月にオープンハウスに参加してきまた者です。駅南側も二車線化するとの説明でした。ただし踏切は今までどおり北から南への一方通行のままと言われていました。当時の資料が市のホームページに掲載されています。

        https://www.city.chofu.lg.jp/documents/13393/chofu3431paneru.pdf

        • 管理人 管理人 より:

          情報ありがとうございます。
          非常に細かいことを言うと、この資料だと2車線で都市計画変更するとは言っていますが、2車線で整備するとは言ってないんですよね。
          イメージ図だと2車線になっていて、都市計画と異なる形態で整備することもほぼないですが。

  2. 長友さん長すぎません? より:

    この道は、歩道と車道の境に柵がなく、大変危険。とくに自転車の列とそれを車が追い抜こうとすると事故が起こらないのが不思議なくらい。そして第三小学校の通学路でもある。子供たちが安心して歩ける環境を早く作ってほしい。ラグビーのワールドカップのために西調布駅北側を先に整備したが市民のためには人口の多い南側を優先すべきだったはず。市行政がいかに市民のことを考えていないかの一例だと思う。

    • 管理人 管理人 より:

      一応は歩道がある南側よりも、歩道が一切なかった北側の方が優先度は高かったと思います。
      ラグビーワールドカップの日本開催が決まったのは2009年のことですが、これより前から事業準備をしています。
      駅北側の上石原一丁目の一部も第三小学校の学区域です。

      調布市議会録によれば、駅周辺のまちづくりについては1988年度から検討を行っています。
      2001年には味の素スタジアムがオープンするなど、駅北側の周辺環境が大きく変化しました。今の天文台通りも、東京都施行による拡幅が順次行われる一方、2000年代に入ると再開発の機運はトーンダウンしていきました。
      そんな中、市内では京王線の地下化に合わせ市東側駅前がどんどんリニューアルされるなかで、西調布駅周辺は遅れをとっていくことになります。
      そうした危機感もあり、2005年には交通環境の改善等を要望する1万1千の署名が集まり、2006年には街づくり協議会が発足。2007年には条例に基づく協議会からの街づくり提案書が提出されています。
      なお、2006年に東京都と市町で策定した『多摩地域における都市計画道路の整備方針(第3次事業化計画)』においては、南北両方の路線が優先整備路線に選定されていました。当時の議会録を見ても、南北の都市計画道路を一体的に整備することが望ましいとしながらも、北側道路は歩道と車道が分離されていないこと、明治大学付属高校・中学校の移転(2008年)、調布基地跡地の再整備、東京都施行の甲州街道~旧甲州街道間の拡幅の進捗などの立地的条件や動きに合わせ、まずは北側を整備することとしたとされています。

      当時連続立体交差事業に関連する事業を進めるなどしていたなかで、人口20万程度の市の財政状況を考えると南北同時に施行することは厳しく、人口比等での意見はあるとは思いますが、北側を優先させたのは合理的な判断だと思います。

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