調布3・4・28号品川道天神前線 北側区間で仮設道路工事進む(2020.12)

調布市で事業が行われている調布3・4・28号品川道天神前線の進捗状況を見てきました。

品川通りから甲州街道を結ぶ計画です。旧甲州街道甲州街道間(北側区間)で仮設道路の工事が進んでいました。

進捗ざっくりいうと

・旧甲州街道~甲州街道間で仮設道路工事が進む
・品川通り~京王線間では用地取得が進む

事業概要

調布3・4・28号品川道天神前線調布市布田四丁目から調布市布田二丁目に至る延長約750mの都市計画道路です。このうち全線で事業を行っています。

事業認可は2012年4月20日で、施行者は調布市です。幅員は16m~20.5mです。

旧甲州街道~京王線までの区間は2017年3月31日に完成しました。ただし、前後の区間ができていないため、北行き暫定一方通行になっています。

基本データ

施行者調布市
延長約750m
幅員16~20.5m
事業施行認可期間2012年4月20日~2027年3月31日
2021年1月4日現在

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2020年度令2調3・4・28号線道路改良工事株式会社鈴清土木
2020年度令2調布都市計画道路3・4・28号線下水道管布設替工事共伸建設株式会社
2021年度令3調3・4・28号線電線共同溝整備工事株式会社光匠
2022年度令4調3・4・28号線(旧甲州街道~甲州街道)道路築造工事林建設株式会社
2022年度令4調3・4・28号線道路築造工事(その2)林建設株式会社
2023年度令5調3・4・28号線電線共同溝整備工事林建設株式会社
2023年度令5調布都市計画道路3・4・28号線下水道管新設工事共伸建設株式会社
2024年度 令6調3・4・28号線道路築造工事林建設株式会社
委託
発注年度委託名称受注者
情報収集していません
この表の注意事項
データ収集期間:工事2020年度~(それ以前は収集していません)、委託は情報収集していません
最終更新日:2024年12月4日

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

旧甲州街道~甲州街道間(北側区間)

旧甲州街道甲州街道間では、仮設の道路と歩道工事(令2調3・4・28号線道路改良工事)と下水道管の新設・撤去工事(令2調布都市計画道路3・4・28号線下水道管布設替工事)が行われています。

道路改良工事は株式会社鈴清土木が2021年1月8日までの予定で、下水道管布設替工事は共伸建設株式会社が2021年3月24日までの予定です。

①甲州街道側から見た景色(地図

この区間では用地取得がおおむね完了しています。

この区間では道路事業前から細い道路があり、その道路が予定地の東側に偏っていた影響で、用地取得完了後も東側には歩道が存在していませんでした。

今回の工事で車道部分が予定地中央寄りに移設され、東側にも仮設の歩行者通行部分が設置されたようです。

②北側区間中央付近(地図

北側区間では電線共同溝の特殊部の設置も一部で完了しているようです。

③旧甲州街道から見た北側区間(地図

少しずつ完成形に近づいていますが、最終的な完成まではしばらくかかりそうな気がします。

京王線~旧甲州街道間(中央区間)

④京王線直上付近(地図

この区間は2017年3月31日に工事が完了し、現在は北行き方向一方通行で暫定開放されています。

交通開放以降3年以上過ぎていますが、特に変わりはありません。

品川通り~京王線間(南側区間)

⑤京王線の南側(地図

京王線から南の区間は、事業認可以降収用の手続きが保留されていましたが、2018年8月31日に収用の手続きの開始の告示がなされ、以降用地取得が進んでいます。

この写真付近は2020年秋ごろに解体がなされたようで、現在は更地になっています。

正面では民家等があった土地で、道路予定地を除いた残地にスターツによるビルの建設が進められていました。

⑥京王線方面(地図

北側を見ると、ビルの間に道路ができるのがよくわかります。

正面左側のビル(調布丸善ビル)の駐車場も道路用地に引っかかっていますが、今のところは用地取得されていません。

⑦南側区間中央付近(地図

この付近も一気に用地の取得が進んでいて、品川通りまで見通せるようになっています。

⑧品川通りから見た景色(地図

品川通りに面した土地にはかつてマンションのモデルハウスがあり、解体後はコインパーキング(三井のリパーク)がありましたが、現在は更地になっていました。

撮影日:2020年12月21日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. RM より:

    yunomi-chawan様、
    いつも詳しい状況報告をありがとうございます。

    私は近隣に居住しておりましてこの路線には大変期待を持っています。
    甲州街道-品川通りの南北間は、どの道も混雑しており右折レーンも十分に整備されていません。南から東(甲州街道上り)へ右折する車がこの路線に転換すれば、渋滞が軽減されるのではないでしょうか。
    また甲州街道の下り、下石原交差点を先頭にした慢性的な渋滞は、鶴川街道を南方向に左折する車が多いことが原因の1つです。この路線で品川通り方面へ迂回することができますので、同様に渋滞軽減につながると期待しています。

    なお、甲州-旧甲州の間、市の説明によると道路築造はR4年度との事でした。工事が遅い印象でしたが、無電柱にするとのことなのでやむを得ないですかね・・・この区間だけ開通しても効果は低そうですし。

    https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1574312824147/files/shiryou.pdf

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      ありがとうございます。

      調布駅周辺の混雑は何度か経験していて、仰るようにこの路線の開通効果を期待したいところです。

      東京都の事業だと一度に発注するような工事でも、市町村の事業だと予算も限られていて、年度ごとに分けて工事を行うことも多いようで、都に比べるとちょっと進みが遅い印象です。

      甲州街道交差道路に右折レーンというと、この路線の東側、三鷹通りの下布田交差点の拡張工事がまもなく始まる予定です。一度入札が不調になったことにより当初より少し遅れています。東横インの前も広がる予定なんですが、情報公開されている設計書によると、この工事ではゼブラ帯の設置で右折レーンが設置されないよう書かれているので、どうなっているのかちょっと気になっているところです。

      • RM より:

        確かに、京王線の跡地なんて10年以上も要する予定ですし、市の工事は本当に遅いですね。

        ついに下布田交差点も工事するのですね。交差点すいすいプランの箇所ですから、右折レーンが設置されると信じています・・・

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