7月18日付で調布3・4・21号つつじヶ丘南口線が事業認可・着手されたので様子を見てきました。
事業概要
調布3・4・21号つつじヶ丘南口線はつつじヶ丘駅の南側の都市計画道路です。このうち全線で事業を行っています。
施行者は調布市で、延長約147m、幅員16mで、2398m2の駅前広場が整備されます。
2016年に策定された『東京における都市計画道路の整備方針』いわゆる『第四次事業化計画』で優先整備路線に選定されていました。
施行者 | 調布市 |
延長 | 約147m |
幅員 | 16m |
交通広場 | 2398m2 |
事業施行期間 | 2018年7月18日~2025年3月31日 |
2020年7月8日現在 |
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写真等
つつじヶ丘駅から品川通りに至る現在ある道路を拡幅する形となります。
少し小さめの駅前広場があり、それに沿って自転車等駐車場が整備されています。調布市議会録を参照すると、どうも地主の相続が発生するタイミングで平成16年ごろに買い取って整備したようです。そのためか、駅前広場は完成形の大きさではありません。
先ほど見た自転車等駐車場が左にあります。新しく拡張される駅前広場はこの自転車等駐車場も含めた大きさとなるようです。
議会録によると、今ある駅前広場は2003年8月11日に開設されたもののようです。
この記事の下の方でも登場するように、都市計画道路用地に自転車等駐車場が整備されています。市有地なのか借地なのかわかりませんが、道路用地の確保は比較的容易なのかなと思いました。一方で、これだけの自転車を止めている自転車等駐車場が無くなると、代替地を確保しなくてはならないと思いますが、ちょっと市のサイトや議会録を調べた感じではどうするのかわかりませんでした。
ちなみに、議会録を見ているとつつじヶ丘駅周辺の駐輪場はずーっと足りないと言われてるんですね。
この道を拡幅することとなります。ちょうど左のマンション端から右側道路端までが道路幅となると見ていいでしょう。
調布3・4・21号つつじヶ丘南口線は1962年に都市計画決定。その後いままで着手されずに来ていました。そういうところたくさんあるけどね。
すぐに品川通りに至ります。ここまでずっと片側歩道で、いわゆる1.5車線の車道が続いてきました。
新しく拡幅されると幅16mとなりますので、品川通りと同等の構成となるものと思われます。
ここにも自転車駐車場があります。
ちなみに、よく「駐輪場」といいますが、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律には「自転車等駐車場」と定義されています。自転車は道路交通法で定義された自転車、自転車等は自転車に道路交通法で定められた原動機付自転車を含めたもの、「自転車等駐車場」は「一定の区画を限つて設置される自転車等の駐車のための施設をいう」とされています。
私設のところなら「駐輪場」となっているものもありますが、公設のものは「自転車(等)駐車場」となってますね。
この道路の整備によってつつじヶ丘駅南口の整備に活気づくのか気になるところ。
つつじヶ丘駅と隣の柴崎駅は、調布駅付近の地下化や笹塚~仙川駅間の高架化からも除外された区間です。東京都の踏切対策基本方針でも鉄道立体化の検討区間から外れ、一方でラッシュ時など開かずの踏切になるなどしています。鉄道立体化の計画はあるものの実現するのは当分先と思われます。
京王線の調布市内の駅だと、仙川駅は区画整理による南口広場の完成、つつじヶ丘駅は南口広場と道路着手、国領駅・布田駅・調布駅は連続立体交差事業や土地区画整理事業・市街地再開発事業、西調布駅は北口広場の完成、飛田給駅は南口広場の整備など、どうも柴崎駅は取り残されている感が強いそうで、そちらのまちづくりも気になるところです。教習所に通っていた時にちょっと気にしてた。
撮影日:2018年7月18日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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