稲城南山東部土地区画整理事業 進捗状況2023.1

稲城市で事業が行われている多摩都市計画事業稲城南山東部土地区画整理事業の進捗状況を見てきました。

この事業ですが、2022年4月11日に第8回事業計画変更が認可されています。この土地区画整理事業について、都市計画決定されたことに伴い、事業名称が「南山東部土地区画整理事業」から「多摩都市計画事業稲城南山東部土地区画整理事業」になるほか、総事業費なども変更がされています。

事業概要


多摩都市計画事業稲城南山東部土地区画整理事業は稲城駅の南側で行われている土地区画整理事業です。

都市計画施設としては、多摩3・4・12号読売ランド線や、多摩4・4・3号奥畑谷戸公園などが整備されます。

この地域は高度成長期などに山砂の採取が行われ、崖地が存在し危険が生じていました。こうした有効利用が図れない土地の相続の問題や、スプロール化による無秩序な開発の懸念などから、地権者を主体とする土地区画整理事業が行われることになりました。

区画整理組合や宅地を販売する野村不動産では、この区域を「スカイテラス南山」として宣伝しています。

事業名多摩都市計画事業稲城南山東部土地区画整理事業
施行者南山東部土地区画整理組合
組合設立認可2006年4月12日
施行期間2006年4月12日~2025年3月31日
施行地区稲城市大字東長沼字九号並びに字七号、字八号及び字十号の各一部、同市大字百村字十四号及び字十五号の各一部並びに同市大字矢野口字上網、字大久保及び字谷戸の各一部
面積約87.46ha
合算減歩率68.27%
2022年4月11日現在

この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。

前回掲載時から大きく変化した場所を中心に掲載します。
前回……って2021年なんですね。この間、読売ランド線の交通開放など変化があり、それを中心とした記事は掲載していましたが、事業そのものは変化が少ないので掲載を見送っていました。2ヶ月に1回は見に来ていたんですけどね。

ランド坂盛土

①ランド坂盛土箇所(地図

2021年の交通開放後、現道が廃止されたランド坂では、盛土工事が引き続き進められています。全体の半分くらいの高さまで盛られてきましたね。道路が廃止になる直前の2021年9月にはこんな景色でした。

①稲城駅方面(地図

完成高さは正面の平地の高さで、徐々にその高さまで盛られてきているのがわかります。

土地区画整理組合のサイトに掲載されている2022年度の工事概要には、ランド線を再度暫定道路に切り替える予定のように書かれているように見えますが、まだそこまで工事は進んでいないように見えます。

稲城南多摩線

②稲城南多摩線との丁字路予定地(地図

稲城駅方面とを結ぶ多摩3・4・16号稲城南多摩線の東側丁字路予定地です。

正面にあった山がすっかりなくなり、マンション(プラウドシティ南山)が見えるようになってきました。

③ヤオコー奥(地図

こちらは反対側のヤオコー稲城南山店の奥です。

変わらず都市計画道路は行き止まりのままですが、こちらも山が徐々に小さくなってきています。この山を掘削し、写真①の盛土に使用しているようです。

以前の稲城市議会答弁より道路の整備は遅れているものの、徐々に基盤整備が進んでいるのがわかります。

京王相模原線南側街区

④京王相模原線南側街区(地図

京王相模原線の南側の街区では、徐々に道路の整備と保留地処分が進められ、現在は写真④の位置まで開放されています。

保留地には戸建て住宅が順次建てられていて、既に入居も進められていました。

写真④から東側はこのような様子で、こちらも徐々に基盤整備が進められていました。

京王線の南側では、プラウドシティ南山(大型マンション)の東側の街区で、プラウドシーズン稲城南山第3期が分譲され、地区内道路も開放されています。

給食センター前

⑤給食センター前(地図

給食センター前は引き続きBバリで囲われていて、大きく変化はしていません。

ヤオコー南側

⑥幅員16m道路の先(地図

ヤオコー稲城南山店の南側の街区では、基盤整備が概ね終了しているものの、開放区域は大きく変化していません。

他の地区では、住宅の分譲後に開放されていることから、こちらも同様の時期に開放されるのでは二課と思います。

⑦戸建て住宅の建設が進む(地図

こちら左側では、野村不動産の戸建て住宅「プラウドシーズン稲城南山第4期・第5期」の建設が進められていました。

右側では今のところ工事は行われているようには見えませんでしたが、電線が引かれており、順次分譲がされそうです。(この地区は部分的に無電柱化道路あり)

⑧の位置(地図

こちらは前回訪問時には開放されていなかった区域だと思います。開放は結構前からされていたような気がします。

撮影日:2023年1月6日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)

コメント

  1. 麻生人 より:

    ある時からランド側から稲城駅方面にあった壁が無くなり、工事が進んでいるのを実感しました。
    途中に出来るジャイアンツタウン概要が正式発表されたことを今朝のラジオで知り、全面開通、工事完了が益々楽しみです。
    https://hochi.news/articles/20230125-OHT1T51053.html?page=1

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      やっと詳しい情報を公開してきましたね。
      閉館する丘の湯の跡地も何か考えているんでしょうね。

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