南山東部土地区画整理事業 進捗状況2021.3

稲城市で事業が行われている南山東部土地区画整理事業の進捗状況を見てきました。

ブログに掲載していませんが、ここのところ毎月見に行っています。

2ページ目には2020年5月28日と2021年3月19日の写真を比較したビフォーアフター写真を掲載しています。

事業概要

写真等

撮影位置はこの通りです。

濃い灰色で示した箇所が既に完成し供用済みの道路です。

この図は再掲ですが、稲城市議会2020年第3回定例会において、この地区内の道路の完成見通しについて答弁がありました。

予定は変更となる可能性がありますが、今年度(2021年度)は大きな変化がありそうです。

ありがた山から見た様子

①ありがた山からヤオコー方面(地図

2020年5月頃に来たときは奥まで山が続いていましたが、山が切り崩され、調整池(?)と思われる大きな穴が掘られています。2020年11月にはモルタルかコンクリートのようなものが吹き付けられた状態でしたが、プレキャストコンクリートによって壁面の構築が進んでいるように見えます。

将来的には正面の山についても切り崩される計画のようで、左側に見える都市計画道路は、将来的には正面を抜けてヤオコー稲城南山店方面に抜ける計画となっています。
また、左側には京王よみうりランド駅方面へ抜ける道路と丁字路(厳密には十字路)になる計画で、少しずつ丁字路らしくなってきています。

②南山小学校方面(地図

①からやや左を向いた様子です。

奥に見える黄色い建物が稲城市立南山小学校です。

南山小学校の左側には稲城市立学校給食調理場第一調理場が完成しています。これは第一小学校隣接地にあり老朽化していたものを移転・建替えたものです。
稲城市のサイトの市長コラムによると、2020年10月10日には竣工式が行われ、2021年4月から稼働を始める予定とのことです。

学校給食調理場の手前には、掘割によって多摩3・4・12号読売ランド線ができつつあります。手前の道路も同都市計画道路です。遠くなのでよく見えませんが、掘割区間の道路は舗装以外が完成しているように見えました。

③よみうりランド方面(地図

②からさらに左を向いた様子です。

多摩3・4・12号読売ランド線が舗装以外完成しているように見えます。道路照明なども立っていますね。2021年1月に見に来たときにはまだ下水道工事をしていたので、既に路盤ができているのには驚きました。民間の工事は早い・・・。

なお、この区画整理内の多摩3・4・12号読売ランド線について、2月19日に都道稲城読売ランド前停車場線に編入する告示がなされています。

右側の土地には「TOKYO GIANTS TOWN(仮称)」が建設予定で、盛土がほぼ完成しました。今後は施設の工事に入っていくものと思われます。

④根方谷戸公園予定地(地図

③からさらに左を向いた様子です。

ここには根方谷戸公園が整備される予定で、この部分の盛土もほぼ完了したように見えます。

⑤北東向き(地図

これは④からさらに左側を向いて、ありがた山から北東向きを見た様子です。正面に見える大きめの建物がアメリア稲城です。

この部分にはこれまで自然地形が残された斜面地となっていましたが、樹木の伐採が進んでいました。

この部分は公園用地となっていたはずなので自然法面を残すのかなぁと思っていたんですが、造成法面としてしまうんですかね。まぁ少々急な斜面なので防災上仕方ないのかもしれません。

トンネル北側

⑥トンネル北側(地図

このブログでも何度も掲載しているこの部分ですが、トンネル出口部分の擁壁築造が進んでいました。以前よりも前面道路を走っていて様子がわかりやすくなったと思います。

ここから京王よみうりランド駅方面については、東京都(稲城市に委託)が拡幅事業を別途進めています。

よみうりランド丘の湯付近から見た様子

⑦北向き(地図

奥に見える山が写真①~⑤を撮影したありがた山です。この下の部分には都道読売ランド前停車場線の現道が通っています。

将来的にはこの谷部分を埋める計画で、既に左下付近では盛土が進んでいます。

⑦の拡大(地図

ありがた山が見えます。

⑧ヘアピンカーブ方面(地図

この谷部分を埋めるのに道路を生かしたままではできないので、上図で示したように暫定的に道路を切回す計画となっています。

正面の法面の保護も進み、暫定切回し道路の築造に向けた整備が進んでいるように見えます。

市議会答弁によると、2021年度中に交通を切り替える計画となっています。

ヘアピンカーブ部分

⑨ヘアピンカーブから見た暫定切回し道路方面(地図

路盤らしきものが見えつつありますが、まだ道路っぽくなっていません。

京王相模原線南側

⑩京王線南側の道路(1月14日撮影)(地図

この部分の道路が新しく完成していました。

まだ行き止まりとなっています。

⑪多摩7・4・5号東長沼矢野口線(地図

稲城大橋から京王よみうりランド駅方面へ抜ける都市計画道路、多摩7・4・5号東長沼矢野口線は、ありがた山の西側までの舗装が完了していました。歩道については点状ブロックの設置も完了しています。

道路右側にはバスベイのようなものが設置されているのがわかります(反対側車線には見られませんでした)。

さらに、左側に見切れている建設中の建物は、南山リハビリステーション病院で、病院のサイトによると10月に開院予定とのことです。

ヤオコー奥

⑫ヤオコーの奥(地図

ヤオコーの奥の道は、写真①まで繋がる計画です。

ここ数年この道は伸びていませんが、徐々に正面の山が低くなってきています。

2ページ目には2020年5月28日と2021年3月19日の写真を比較したビフォーアフター写真を掲載していますので、ぜひご覧ください。

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撮影日:2021年3月19日ほか 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

  1. 麻生人 より:

    ここのところ物凄い勢いで開発されていく姿を見て「なかなかレポートされないな〜」と思っていたら、ちゃんと調べていらっしゃいましたね。失礼(?)しました。(笑)
    個人的にはありがた山の削り度合いもそうですが、トンネル入り口の璧に最も進捗を感じました。
    稲城大橋からの直通道路も早くできないかと、楽しみにしております

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      トンネルのところは大きく変化しましたね。
      一昨日通ったときは、トンネル内の実際に使われる照明が点灯していたのと、トンネル前の道路予定地にあった私有コンテナが撤去中でした。

      稲城大橋の道は、本文にも書いてあるように途中のリハビリステーション病院が10月に開院予定とのことなので、今年中に途中までの開放はあるんじゃないかと予想しています。

      あとは新年度になったので、土地区画整理組合のサイトの工事予定が更新されないかなーと毎日確認しているところです。

  2. 匿名 より:

    スライダーによる写真の前後比較、とても良いですね!

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      本当はこういうのをもっと増やしていきたいと思っているので、いま工事中のいろいろな場所もあと10年20年して完成したときに、比較できたらいいなと思っています。

  3. 猫だよぅ より:

    ⑧ヘアピンカーブの写真を見ていて気が付いたのですが、武蔵野線の斜坑はまだ2本の木の右側に残っているようですね。かつてこの斜坑の近くに変電設備を名乗る小屋が建っていたのですが、その跡地と思われるところに土管が顔を出しています(木の手前側)。あの施設はやはりトンネルの水抜きのポンプ施設であったのだと思います。通路上でもないところに口を出し絵いるのは、もともと管が埋まっていたので、口の部分を新設したと考えるつじつまが合うところです。生田の変電所が出来たタイミングでそちらに移ったとも聞いています。この斜坑の伸びている側は、JRが借地権を持っているのかもしれませんが、土をあまりはぎ取っていないので触りたくても触れないのかもしれません。長大トンネル掘削の後、役目を終えてひっそりと残り続けるのでしょうか。

    • yunomi-chawan yunomi-chawan より:

      武蔵野線の斜坑ですが、既に埋められたものと認識していました。
      斜坑部分の拡大画像を添付します。

      画像1(2021.4.18)
      画像2(2020.12.1)

      2020年12月の段階で、既に斜坑の上端部分だけが見える状況となっていました。
      2021年4月の写真だと、画像1にあった斜坑部分は埋められているように見えます。仰るような木の右側は、蔭になっていてよくわかりにくいですが、斜坑は無いように見えます。

      この木が今日までずっと切り倒されていないのが何故なのかなと少々不思議なところはありますし、仮に埋めたのであればどのようにして埋めたのかも気になっています。

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