三鷹3・2・2号東京八王子線のうち、牟礼橋付近の東八道路延伸部の様子を見てきました。
前回記事にしたのは2018年11月ですので、約2か月ぶりの報告です。この間かなり頻繁に見に行っていましたが、あまり変化がなかったので記事にしていませんでした。
今回は工事の進捗に伴い、生活道路の切り替えが行われました。
前回からの主な変化
・工事箇所は主に牟礼橋付近を残すのみ
・信号機は3ヵ所に設置完了(牟礼橋の横断路はまだ)
事業概要
この事業は歩道の整備などを除き概ね完了しています。
放射第5号線は千代田区麹町一丁目~杉並区久我山三丁目に至る全長15,130mの都市計画道路です。また、三鷹3・2・2号東京八王子線は三鷹市牟礼~三鷹市大沢に至る全長6,570mの都市計画道路です。
このうち、上図に示す三鷹市と杉並区の境界付近で道路の新設と改良を伴う事業が行われてきました。施行者はいずれも東京都です。
三鷹3・2・2号東京八王子線区間
この区間では2000年度(平成12年度)から久我山区間と合わせて総合環境アセスメント制度の試行を行いました。結果、沿道環境に配慮するとともに、既定の都市計画幅員30m(一部除く)で建設されることになりました。
2002年11月28日に事業説明会を行い、2004年5月24日に事業認可されました。その後用地取得を進め、2014年度(平成26年度)より本格的に街路築造工事に着手しました。
2019年6月8日15時に交通開放されました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約0.7km |
幅員 | 30~36m |
事業施行期間 | 2004年5月24日~? |
交通開放 | 2019年6月8日15時 |
2020年5月8日現在 |
久我山区間
この区間では2000年度から三鷹3・2・2号線区間と合わせて総合環境アセスメント制度の試行を行いました。
環境配慮書の中では道路構造について3つの案が出され、結果、計画幅員を50m→60mに拡幅し、玉川上水など沿道環境の保全を図るものとなりました。
この区間の特徴はなんといっても、上下線の間に玉川上水が保全されたことです。
道路は平面構造4車線です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約1.3km |
幅員 | 60m |
事業施行期間 | 2005年12月20日~2022年3月31日 |
交通開放 | 2019年6月8日15時 |
2021年2月8日現在 |
高井戸西区間
この区間は中央自動車道と合わせて建設されました。道路は1975年に完成。しかし、沿道住民や小学校PTAなどの反対にあい、約9年ほど開通できず、1984年5月30日に2車線(片側1車線)の暫定形で交通開放されました。
2車線の形態は30年近く続きましたが、2014年8月28日に4車線化する事業に着手しました。
車線化に合わせて、これまで中央道高架の両脇にあった本線を高架下に移動。高架両脇は歩道や副道として再整備される予定です。
車線化は一足早く、2018年11月25日22時に行われました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約975m |
幅員 | 50m |
事業施行期間 | 2014年8月28日~? |
4車線化 | 2018年11月25日22時 |
2020年5月8日現在 |
高井戸東
この部分は首都高速4号新宿線の高井戸出入口(都心方面)などがある区間で、2018年度より工事に着手しました。
4車線化や合流部分の改良などが行われました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約0.6km |
工事期間 | 2018年度~ |
2020年5月8日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
工事は引き続き成友興業株式会社が行っています。工期等に変更はないようです。
工事は牟礼橋のきわまで進んでいます。牟礼橋の橋面はいまのところ工事が行われていません。現在行われている工事でやるのか、別に発注するのか、どっちなんですかね。
工事の進展に伴い、もともとあった生活道路の切り替えが1月10日に行われました。
これは東八道路の上り線側にあった生活道路を下り線側に切り替え、上り線側を工事するものです。
なお、今後この生活道路自体廃止されることになります。(人見街道と直接通り抜けができなくなる)
切り替えられた道路は引き続き相互通行です。
今回の切り替えに備え、中央分離帯の縁石は一部未設置であったり、舗装も未完成で凸凹のある状態です。
この道路自体、いつごろ閉め切るのかなと気になるところではあります。
この牟礼橋の西側はここのところいい調子で工事が進んでいるように思えます。
実は12月下旬ごろに見に来たとき、東京都の職員が10名ほど見に来ていたので開通予定を聞いたところ、「年度内は厳しいかもしれない。ここだけ見たらすぐにできそうなんだけど、都心方面はまだあるから」とのことでした。
右側が下り線、左側が上り線です。現在は上り線側の工事を行っています。
ここの中央分離帯もいずれ塞ぐことになるのですが、いつ頃なんでしょうか。かなり抜け道利用があるので塞いだら塞いだで問題が出てきそうな気もします。
ここには横断用の信号機が設置されました。
夜間押ボタン式で、日中は人がいなくても赤になるタイプのようです。
2018年11月の時点では縁石等の工事中だったこの箇所は舗装も含めて完成しました。
現在は双方向1車線ずつに限り、沿道アクセスのため暫定開放されています。
ここにも横断用の信号機が設置されました。夜間押ボタン式です。
この区間は舗装も含めて完成しています。ただし現在は北側歩道と沿道アクセスの一部車道以外通行できません。
2018年11月の時点では信号機のポールの設置工事をしていた箇所です。信号機の設置も完了しあとは開通待つのみとなっています。
信号機は時差式になるようです。
撮影日:2019年1月13日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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