町田市金森で行われている町田3・4・34号本町田金森線の進捗状況を見てきました。
事業概要
この事業は完了しています。
町田3・4・34号本町田金森線は町田市本町田から町田市金森に至る延長約4,240mの都市計画道路です。このうち上記で示す金森二丁目、三丁目地内で道路を新設する事業を行っていました。
この事業は2010年2月8日に事業認可を得て町田市が施行者となり事業を進めていたもので、延長は約360m、幅員16m2車線です。2019年2月22日10時に正式に交通開放がなされ完成しました。
この道路の完成により、町田街道と(通称)藤沢街道が結ばれました。
施行者 | 町田市 |
延長 | 約360m |
幅員 | 16m |
事業施行期間 | 2010年2月8日~2019年3月31日 |
交通開放 | 2019年2月22日10時 |
2020年7月3日現在 |
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進捗状況
今回は都営金森アパート方面から見ていきます。
ここから手前側が事業区間です。
奥に見えるのは都営金森アパートのうち一部の住居です。
ぶつかる道路は一部で藤沢街道とも呼ばれる都道目黒町町田線56で、町田街道とほぼ並行しています。南側では2016年12月に新しく道路が開通し、国道16号16まで繋がりました。
「藤沢街道」という名称は一部でそう呼ばれているそうです。正式に決定した名称ではなく、多くの地図にも記載はなさそうです。道路としては現在は神奈川県の藤沢街道とは繋がっていませんが、古い地図を見ると昔は繋がっていたようです。
北を見るといきなり上り坂となっています。右側の森には小さな神社があります。
右側にある細い道路はこの道路が事業化する前からあった道で、このくらいの細い道が町田街道141まで続いていました。
この区間は西側の歩道の整備が完了しているようでした。電線類を地中化するための電線共同溝の整備も済んでいます。
歩道には電線共同溝の地上機器等もところどころ設置されていました。
縁石はセミフラット型が採用され、切り下げ部分はコンクリート舗装となっています。
歩道には植樹桝が設置されていますが、現時点では植樹されていません。今後の工事で植えられるものと思われます。
途中、横断歩道が整備される予定のようで、点字ブロックが用意されていました。
北側では町田街道141と交差し、事業区間が終わります。
この先は町田市立金森図書館付近まで2005年4月11日に交通開放されています。あまり交通量は多くない道路です。
ちなみに、町田街道141のこの交差点には右折レーンがなく、新道開通に伴う渋滞がなければいいなと思うところです。この道が開通しても都道目黒町町田線56が並行していますから、効果は現時点ではそんなに無いようにも思えます。
ちなみに
広域で見ると、町田3・4・34号本町田金森線は、町田市本町田から町田市南大谷を経由して町田市金森に至る全長4,240mの都市計画道路です。
1961年(昭和36年)10月5日に都市計画決定され、平成元年に一度名称が変更(昭和44年建設省都市局長通達に基づいた番号に変更するもの)されましたが、ルート等は変更されずにこれまで来ています。
南大谷から金森に至る区間は多くが未着手で、第二次事業化計画にあたる整備計画で優先整備路線になっていた区間もいまだに未着手になっているなどしています。なかには最近の整備計画の優先整備路線から外れた区間もあります。
最近の市議会などを見ていると、この中で次に着手しそうなのは南大谷~成瀬台方面の区間でしょう。これが全部できたら、この区間の効果を発揮できるんじゃないかなと思います。
ここから愚痴ですが、町田市の計画ってどうも「やりたいこと」と「やらなければならないこと」がごっちゃになっているというか、「長期計画」と「短期の計画」がかみ合っていないというか、計画が下手な感じがするんですよね。「あれもこれも」になっているようなとつくづく。
撮影日:2018年6月17日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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