清瀬市で事業が行われている東村山3・4・15の2号新東京所沢線(上清戸)と(清瀬橋)の進捗状況を見て来ました。
両区間とも工事が続けられています。現在行われている工期や、年間発注予定などから考えると、1年程度で開通するのではないかと予想しています。(公式の公表は現時点ではありません)

事業概要
東村山3・4・15の2号新東京所沢線は清瀬市中清戸から清瀬市中里に至る延長2,320mの都市計画道路です。このうち、上記で示す新小金井街道~けやき通り間で事業を行っています。
事業認可は2008年10月1日、施行者は東京都です。延長は約660mで、幅員18mの2車線となる計画です。
基本データ
施行者 | 東京都 |
延長 | 約660m |
幅員 | 18m |
車線数 | 2 |
事業施行期間 | 2008年10月1日~2030年3月31日 |
2025年3月5日現在 |
最近の発注状況
工事 | ||
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発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2019年度 | 街路築造工事のうち電線共同溝設置工事(31北北-東村山3・4・15の2上清戸) | 株式会社飯和建設 |
2022年度 | 街路築造工事のうち電線共同溝設置工事(4北北-東村山3・4・15の2[上清戸]) | 株式会社最上建工 |
2023年度 | 街路築造工事(5北北-東村山3・4・15の2[上清戸]) | 株式会社飯和建設 |
2024年度 | 街路築造工事(6北北-東村山3・4・15の2〔上清戸〕)その2 | 成友興業株式会社 |
委託 | ||
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発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2023年度 | 道路詳細修正設計及び平面交差点詳細修正設計(5北北-東村山3・4・15の2[上清戸]) | 和合建設コンサルタント株式会社 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
東村山3・4・15の2号新東京所沢線は清瀬市中清戸から清瀬市中里に至る延長2,320mの都市計画道路です。このうち、上記で示すけやき通り~清瀬橋の区間で道路を新設する事業を行っています。
事業認可は2006年7月24日、施行者は東京都です。延長は約930mで、幅員18mの2車線となる計画です。
基本データ
施行者 | 東京都 |
延長 | 約930m |
幅員 | 18m |
車線数 | 2 |
事業施行期間 | 2006年7月24日~2026年3月31日 |
2022年3月31日現在 |
最近の発注状況
工事 | ||
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発注年度 | 工事名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2018年度 | 街路築造工事のうち排水施設設置工事(30北北-東村山3・5・15の2清瀬橋)その2 | 巴山建設株式会社 |
2019年度 | 街路築造工事のうち擁壁設置工事(31北北-東村山3・4・15の2 清瀬橋) | 株式会社入江建設 |
2019年度 | 柳瀬川整備工事(その23) | 有限会社今村組 |
2020年度 | 街路築造工事のうち電線共同溝設置工事(2北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋]) | 不調 |
2021年度 | 街路築造工事のうち電線共同溝設置工事(3北北-東村山3・4・15の2【清瀬橋】 | 眞生工業株式会社 |
2021年度 | 街路築造工事及び補償代行工事(3北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋]) | 成友興業株式会社 |
2023年度 | 街路築造工事(5北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋]) | 成友興業株式会社 |
2024年度 | 街路築造工事(6北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋]) | 成友興業株式会社 |
委託 | ||
---|---|---|
発注年度 | 委託名称 | 受注者 |
※これ以前は情報収集していません | ||
2023年度 | 道路詳細修正設計及び平面交差点詳細修正設計(5北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋]) | 株式会社建設技術センター |
2024年度 | 道路詳細修正設計及び平面交差点詳細修正設計(6北北-3・4・15の2〔清瀬橋〕) | 株式会社建設技術センター |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
放射第7号線・新東京所沢線
放射第7号線は大泉学園町付近から東所沢付近にかけて連続的に整備が行われています。埼玉県では「東京都とのスクラム強化による道路整備」として整備を進めています。
これらの道路が完成すると、皇居付近から狭山日高IC付近まで1本の道で繋がることになります。
それぞれの区間については下記をご覧ください。
全区間のページ→放射第7号線・新東京所沢線
① 放射第7号線
② 西東京3・3・14号新東京所沢線(開通済みのため記事はありません)
③ 西東京3・3・14号新東京所沢線(Ⅱ期)
④ 新座3・4・10号放射7号線(栗原工区)
⑤ 東村山3・4・15の1号新東京所沢線(神宝町)
⑥ 東村山3・4・15の1号新東京所沢線(金山町)
⑦ 新座3・4・11号放射7号線(新堀工区)水道道路以東
⑧ 新座3・4・11号放射7号線(新堀工区)水道道路以西
⑨ 東村山3・4・15の2号新東京所沢線(中清戸)
⑩ 東村山3・4・15の2号新東京所沢線(上清戸)
⑪ 東村山3・4・15の2号新東京所沢線(清瀬橋)
⑫ 清瀬橋(このサイトでは⑪と統合しています)
⑬ 所沢3・3・2号東京狭山線(下安松工区)
写真等
同時に開通しそうな工事の進め方なので、今回は2つの区間を1つの記事で掲載します。
上清戸区間

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

新小金井街道の部分はまだAバリなどが置かれている程度で、大々的な工事は始まっていませんが、その奥の区間では工事が進んでいます。
この工事では接続する新小金井街道の巻込み部分の街築工なども含まれているようですが、舗装や区画線は施工しないようです。

新小金井街道~志木街道間では、縁石などの街築工事が進められている状況です。
舗装は在来の舗装のままで、今後地盤改良を行ったのち舗装を行うと見られます。
設計図書等によると、この工事で縁石等は概ね整備し、舗装は表層は施工しない模様です。また、道路照明も施工しないようです。
歩道の舗装は、通常使われる透水性アスファルトではなく細粒度アスファルトで、仮の舗装のようです。
東京都の工事では、歩道舗装は仮舗装で交通開放し、その後埋設物工事等を行い、数年後に本舗装(透水性アスファルト舗装等)を行うことが多いです。
2025年度の年間発注予定には、これら残りを施工すると見られる工事(下記)が掲載されており、年度内に別工事で発注されると見られます。(発注予定は変わることがあります)
東京都北多摩北部建設事務所 | 【財】【週休2日工事】街路築造工事のうち道路照明設置工事(7北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋・上清戸]) | 清瀬市中清戸一丁目~同市中里四丁目 | 道路照明設置工事 工事発注規模:A01 5500万円以上1億円未満 | 5月中旬 | 契約確定の日の翌日から140日間 |
東京都北多摩北部建設事務所 | 【所】【週休2日工事】街路築造工事(7北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋・上清戸]) | 清瀬市上清戸二丁目~同市中里四丁目 | 街路築造工事 工事発注規模:B01 1億6000万円以上2億5000円未満 | 5月中旬 | 契約確定の日の翌日から180日間 |
また、発注予定時期と工期から考えると、1年程度で開通するのではないかと思われます。

志木街道南側付近も同様に縁石などの工事が行われています。
志木街道部分の工事は一部縁石が取り外されているところがありましたが、まだ本格的には工事は始まっていませんでした。

志木街道~けやき通り間は、前回工事「街路築造工事(5北北-東村山3・4・15の2[上清戸])」でこの状態まで整備が行われました。現時点では交通開放されていません。

けやき通り側から見ても同じような景色です。
途中案内標識が準備されていますが、盤面は未施工でした。
上に書いた今年度の年間発注予定の工事件名は、上清戸と清瀬橋が併記されていることから、2区間を一括で施工して、交通開放も同時かほぼ同時になるのではないかと予想しています。
清瀬橋区間

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ)

現在行われている「街路築造工事(5北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋])」は、主にけやき通りとの交差点部工事と、小金井街道付近の工事がメインとなる工事です。
けやき通りとの交差点部分は既に交差点の形になっていて、Aバリやカラーコーンなどで塞いでいる状況です。
信号機も既に設置されていて、カバーが掛けられている状況です。信号機工事は交通管理者である警視庁が別途発注し、「交通信号施設 新設 工事」を株式会社アイテックが施工した模様です。

交差点付近は大方道路形状になっています。未供用です。
この道路ができると、現在のデンキチ前の道路は交差点をショートカットするような形状となりますが、設計図書を見る限り道路を通り抜け可能な形で残すようです。
沿線住民の同意が無いとなかなか塞げないという事情はあると思います。ただ、このようなショートカット道路を通ること自体は違法ではないものの、ショートカットする車に限って一時停止や左右の確認を怠るナラズモノが多いので、個人的には塞げるところは塞いだ方がいいと思っています。
(神奈川県はこことかこことかこことか結構塞ぐイメージがあるのですが、東京都はこことかこことかこことか通り抜けられるように残すことが多いイメージがあり、どこもショートカットが絶えないです。塞ぐのも転回路を設ける必要がある場合もあったりと難しいこともありますが。)

中間の区間は前回工事までに大方道路形態まで工事が進んでいます。

写真④の地点には横断用の信号機が設置されました。信号機工事は交通管理者である警視庁が発注し施工しています(工事件名は上述)。

この付近も車道は上層路盤まででです。
もともと道路があった部分は現道機能保持のために通り抜け可能ですが、それ以外の部分は未供用です。

柳瀬川通り~清瀬橋間はこれまで整備があまり行われてこなかった区間ですが、今回の工事で整備が進みました。

小金井街道との分岐予定地では、今回の工事で交差点予定地付近の一部が施工されました。今回の工事では交差点そのものの工事は行わないようで、切替えを伴う工事は次回の工事となる模様です。
なお、道路完成後は、埼玉方面から来ると、直進が新設道路で、小金井街道は右折する形状となります。

これまで清瀬橋の工事や、調節池工事のため何度か切回しが行われてきたこの区間では、縁石の施工が進んでいました。

今回訪問時点では現場着手していませんでしたが、次期工事となる「街路築造工事(6北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋])」が2025年2月6日に開札されています。
入札情報サービスによると、施工者は同じく成友興業株式会社で、工期は契約確定の日の翌日から240日間とされています。仮に契約日が入札日付近とすると、2026年2月頃までの工期?
公開されている設計図書によると、清瀬橋区間全線の舗装と、小金井街道交差点の街築工などを行う模様です。
区画線工が含まれていないことから、次期工事でも開通はしないと見られます。(※植栽は開通後の施工のこともあり)
なお上述していますが、2025年度の年間発注予定には、これら残りを施工すると見られる工事(下記)が掲載されており、年度内に別工事で発注されると見られます。(発注予定は変わることがあります)
東京都北多摩北部建設事務所 | 【財】【週休2日工事】街路築造工事のうち道路照明設置工事(7北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋・上清戸]) | 清瀬市中清戸一丁目~同市中里四丁目 | 道路照明設置工事 工事発注規模:A01 5500万円以上1億円未満 | 5月中旬 | 契約確定の日の翌日から140日間 |
東京都北多摩北部建設事務所 | 【所】【週休2日工事】街路築造工事(7北北-東村山3・4・15の2[清瀬橋・上清戸]) | 清瀬市上清戸二丁目~同市中里四丁目 | 街路築造工事 工事発注規模:B01 1億6000万円以上2億5000円未満 | 5月中旬 | 契約確定の日の翌日から180日間 |
これら工事で残りの工事を施工すると思われ、発注予定時期と工期から考えると、1年程度で開通するのではないかと思われます。(公式の発表は現時点ではありません)
おそらく清瀬橋区間と上清戸区間を同時もしくはほぼ同時に開通すると予想しています。
撮影日:2025年3月30日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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