稲城市の稲城三中付近で事業が行われている多摩7・4・5号東長沼矢野口線の進捗状況を見て来ました。
上図の通り、北側は稲城市が、南側は南山東部土地区画整理組合が事業を行っており、今回見たのは稲城市施行区間(約256m)です。
南山東部土地区画整理事業に伴い、同事業区域へ接続する道路として整備されているものです。これまでに電線共同溝の管路工事や、車道の基層部分の工事が終わっています。
前回記事にしたのは2018年7月ですので、約2年ぶりの記事化です。(昨年も見に行きましたが書きませんでした)
2020年11月29日追記
12月1日に事業区間北側~本郷根方通り間が交通開放されます。
事業概要
この事業は完了しています。
多摩7・4・5号東長沼矢野口線は稲城市大字東長沼5号から稲城市大字矢野口字根方に至る延長約1,120mの都市計画道路です。このうち、上記図で示した区間で事業を行っていました。
京王相模原線より北側の約256mの区間は稲城市が、それより南側の区間は南山東部土地区画整理組合が施行していました。
南山東部土地区画整理事業
稲城市施行区間は、稲城三中付近~京王相模原線付近までの約256mでした。
稲城市施行区間について | |
施行者 | 稲城市 |
延長 | 約256m |
幅員 | 16m |
交通開放 | 2020年12月1日11:40(北端~本郷根方通り間) |
2021年10月1日(本郷根方通り~南端) | |
2021年10月1日現在 |
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写真等
北側から見ていきます。
現在は車両等は進入できませんが、歩行者のみ本郷根方通りまで通り抜けられるようになっていました。
正面奥の山が「南山東部土地区画整理事業」施行地で、今後も左側の山などは切り崩されるものと思われます。
歩道の舗装は完了し、点状ブロックの設置も済んでいます。車道の舗装は表層部分が未了といった状況です。
車道に車が止まっていますが、もともと建っている住宅へのアクセス部分は通れるようになっているだけで、一般の車両は通り抜けできません。
道路照明の設置も完了していますが、植栽は未了です。なお、この稲城三中の前には信号機を設置するための管路のマンホールが準備してありました。
この写真の左側には「にじいろ保育園矢野口」が今年春に開園しています。
電線共同溝も設置されており、無電柱化されています。
本郷根方通りと交差する場所にも信号機用のマンホールが準備されていました。
正面を左右に高架で横切っているのが京王相模原線です。
京王相模原線の下をくぐるように抜けます。歩道は両脇に迂回しています。この橋梁は京王相模原線建設当時から準備されていたものです。
京王相模原線より南側は南山東部土地区画整理組合の施行区間となります。ここから見ると道路の形になりつつありますが、その先ではまだまだ大規模な造成工事が必要な個所があるように見えます。
稲城市の工事としては2020年度は「多7・4・5号線新設整備工事(道路築造その5)」として道路舗装工事等が予定されています。
市施行区間だけ見ると年度末にも開通できそうな感じはしますが、本郷根方通りは狭い道路であることから、南山東部土地区画整理事業地の完成を待ってから開通させるんじゃないかなーという気がします(待たずに開放します)。
撮影日:2020年5月28日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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