2019年(令和元年)12月下旬ごろ、稲城市若葉台地区のニュータウン街路1号線の一部交差点で交差点のレーンが改良されました。
いま改「良」と言っていいのかわからないのだが。
改良が行われたのは、
若葉台小学校西
若葉台小学校南
若葉台一丁目西
の3つの交差点です。
多摩東公園交差点の渋滞
稲城市若葉台地区では、南多摩尾根幹線道路と交差する多摩東公園交差点を先頭に、週末を中心に渋滞が発生していました。また、若葉台地区に多く集積する商業施設の出入り等も渋滞の一因になっていると思われます。
↑の写真はまだマシな方ですが、ひどい時は黒川付近まで混雑が続く状態となっています。(逆に平日はほとんど渋滞しない)
2018年3月ごろには、多摩東公園交差点のレーンを、「←↑」「→」から「←」「↑→」に切り替えました。
ある程度の渋滞の低減にはなった印象ですが、抜本的な解消には至っていません。
今回の改良
今回の改良工事では、多摩市に向かう車線の白線を引きなおす工事が行われました。歩道を削ったりだとか大規模な工事は行われていません。(図中の自転車ナビマークは省略しています。)
若葉台小学校西交差点
若葉台小学校西交差点では、「←↑」レーンが大幅に拡張され、矢印が併記されました。
左折と直進の間に線はなく、2レーンというべきか3レーンというべきか……といった運用になっています。
この改良により、左折車両がいた場合でも直進車両が進行できるようになりました。
若葉台小学校南交差点
若葉台小学校南交差点でも、「←↑」レーンが拡張されましたが、そこまで広くはなっていません。中央分離帯の移動などは行われず、現在の車線のなかでの白線の移動となっています。
若葉台一丁目西交差点
若葉台一丁目西交差点では、現在の車線のまま、「←」と「↑」の矢印が併記して追記されました。これまで矢印は一切ありませんでした。
矢印は点線仕様のものが書かれており、正式なレーンとはなっていないようです。
この交差点も同様に中央分離帯の改良工事は行われておらず、交差点に進むにつれて中央分離帯が広がっているので要注意です。また、大型車は並ぶことは不可能だと思います。
私が見ていたときには、普通車が2列で信号待ちをしている状況でした。以前はこんなことほとんどなかったので、矢印を付け足しただけなのに大きな変化です。
ただ、少し大きい車になると2列になるのは不可能な状況であるほか、普通自動車でもギリギリの幅員であるため、早期の更なる改良が望まれます。
渋滞解消なるか
今回の改良工事で渋滞がどの程度解消されるか、注目しています。
南多摩尾根幹線道路の整備は今後行われる予定ですが、多摩東公園交差点については立体交差の計画はありません。個人的には立体交差にしてほしかったのですが。
あとは、ニュータウン街路1号線は幅が広いのだから中央分離帯の移動などできそうな気がするんですけどね。
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