立川3・2・4号新青梅街道線(第1工区)(多摩モノレール延伸ルート) 進捗状況2025.5

東大和市及び武蔵村山市で事業が行われている立川3・2・4号新青梅街道線(第1工区)の進捗状況を見てきました。新青梅街道幅員30mに拡幅するものです。

2025年3月6日には、多摩都市モノレールの上北台駅~箱根ケ崎駅間の関連する都市計画決定がなされました。
2025年5月9日には、軌道法に基づく多摩モノレール延伸(上北台駅~箱根ケ崎駅間)の運輸事業の経営に関する特許がなされています。

注:駅部拡幅部については2025年5月24日現在、都市計画法に基づく事業認可されていません。
注:モノレール延伸についても2025年5月24日現在、都市計画法に基づく事業認可はされていません。

事業概要

立川3・2・4号新青梅街道線東大和市清水四丁目から西多摩郡瑞穂町大字殿ヶ谷に至る延長8,440mの都市計画道路です。このうち、上記で示した区間で第1工区として拡幅事業を行っています。

事業認可は2011年12月1日、施行者は東京都で、上立野東交差点から西へ約1,100mの区間で、現況18mの道路を30mに拡幅します。※事業に先立ち、2005年(平成17年)3月11日に渋滞解消の観点から、都市計画道路の幅員を18mから30mに広げる都市計画変更を行った

将来的に、多摩モノレールを箱根ケ崎方面に延伸する際、拡幅後の中央帯に建設される予定です。

 


基本データ

施行者東京都
延長約1,100m
幅員30m
事業施行期間2011年12月1日~2030年3月31日
2024年3月27日時点

最近の発注状況

工事
発注年度工事名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2020年度事業用地整備工事(2北北-立川3・2・4Ⅰ工区)村松建設株式会社
2020年度街路築造工事に伴う歩道橋撤去工事(2北北-立川3・2・4(第3工区))株式会社エスコート
2023年度事業用地整備に伴う支障物撤去及び整地工事(5北北-立川3・2・4)有限会社空園
2023年度事業用地管理工事に伴う道路照明移設工事(5北北-立川3・2・4(第3工区))不調
2024年度事業用地管理工事に伴う道路照明移設工事(6北北-立川3・2・4(第3工区))四谷電気工事株式会社
2024年度事業地整備工事(6北北-立川3・2・4)有限会社空園
2024年度街路築造工事のうち事業地整備工事(6西-福生3・4・4)有限会社松沢土建
委託
発注年度委託名称受注者
※これ以前は情報収集していません
2019年度中窪歩道橋撤去設計(31街-立川3・2・4(第3工区))株式会社トップライズ
2020年度交通量調査委託(2街-立川3・2・4外2路線)株式会社サンビーム
2020年度道路予備設計(2街-立川3・2・4外3路線)株式会社ドーコン
2020年度用地測量その4(2街-立川3・3・30)株式会社大輝
2020年度橋梁予備補足設計(2街-立川3・2・4(第4工区))株式会社ドーコン
2021年度道路予備修正設計(3街-立川3・2・4外3路線)株式会社ドーコン
2021年度橋梁予備補足設計(3街-立川3・2・4(第4工区))株式会社ドーコン
2022年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅰ工区)株式会社アガック
2023年度道路予備修正設計(5北北-立川3・2・4外3路線)株式会社ドーコン
2023年度橋梁詳細設計(5北北ー立川3・2・4(第4工区))株式会社ドーコン
2023年度地質調査(5北北-立川3・2・4(第4工区))株式会社テイコク
2023年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅲ工区) 株式会社アガック
2023年度交通量調査委託(5北北-立川3・2・4外6路線) 株式会社四門
2023年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅱ工区) 株式会社アガック
2023年度現況補足測量(5北北-立川3・2・4(第4工区))双葉航測株式会社
2023年度樹木診断委託(5北北-立川3・2・4) 東武緑地株式会社
2023年度土壌調査委託(5北北-立川3・2・4) HSSエンジニヤリング株式会社
2024年度橋梁予備補足設計(6北北-立川3・2・4)(第4工区))株式会社ドーコン
2024年度道路予備修正設計(6北北-立川3・2・4外3路線)株式会社ドーコン
2024年度路床土調査(6北北-立川3・2・4(第3工区))式会社京北地盤コンサルタント
2024年度測量調査(6北北-立川3・2・4外2路線) 株式会社グラフィック
2024年度横断歩道橋撤去詳細設計(6北北-立川3・2・4(第1・4工区))株式会社ドーコン
2024年度土壌調査委託(6北北-立川3・2・4) 株式会社アガック
2024年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅲ工区) 株式会社アガック
2024年度電線共同溝予備設計(6北北-立川3・2・4外2路線)株式会社ドーコン
2024年度樹木診断委託(6北北-立川3・2・4外2路線)株式会社環境・グリーンエンジニア
2024年度箱型函渠予備設計(6北北-立川3・2・4(第4工区))株式会社ドーコン
2024年度土壌汚染任意調査委託 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線(第Ⅰ工区)株式会社環境管理センター
2024年度路床土調査(6北北-立川3・2・4(第4工区))ソイロム株式会社
2024年度用地測量(6北北-立川3・2・4外1路線)山王測量設計株式会社
2024年度用地測量(6北北-福生3・4・4外1路線)株式会社アース設計コンサルタント
2025年度路線補足測量(7北北-立川3・2・4外2路線)2025年5月29日開札予定
この表の注意事項
データ収集期間:工事2019年度~、委託2019年度~(それ以前は収集していません)
最終更新日:2025年5月3日
この事業は、立川3・2・4号第1工区~第4工区、福生3・4・4号、福生3・4・10号ほか関連事業を含めて掲載しています。モノレールは含みません。

自治体等が運営する入札情報サービスなどをもとに情報を収集しています。見落とし等をする可能性があり、すべての契約を網羅しているとは限りません。特に普段とは異なる名称法則で発注されている場合は見落としが発生しがちです。また、入札後随時更新することは労力がかかりすぎて不可能であるため、データ収集開始日以前及び最終更新日以降の情報は掲載できていません
発注年度は入札日を基準としています。工事や業務は複数年にまたがる場合があります。
次の委託・工事は原則掲載しません。
・入札情報サービスに掲載されない契約(特命随契、少額随契、見積合わせ、オープンカウンター方式による契約など)
・用地の管理工事
・維持・修繕等の単価契約価契約
・入札不調や取り下げられた案件(公表する一部自治体除く)
・占用企業者による工事(下水道・水道・ガス等)
・物件補償や土地鑑定
・積算照査や発注者支援業務
など

事業者サイト


この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。

写真等

撮影位置はこの通りです。(周辺のGoogleマップ

①上立野東交差点(地図

上北台駅の北側にある上立野東交差点から西側が事業区間です。

交差点南西角は自転車等駐車場として暫定利用されていますが、この駐輪場の一部が現在封鎖され、地質調査が行われています。

 

ここのところ地質調査や土壌調査が延々各地で行われていて、この調査もその1つと見られます。

交差点南東角のスペースは、将来的にモノレール用地となる予定で、自転車等駐車場の利用形態は今後も変化しそうです。

②立野歩道橋(地図

立野歩道橋がある交差点では、東京電力パワーグリッド株式会社多摩支店発注の電気設備取替え工事が行われていました(施工:株式会社関電工多摩営業所)。
詳しい工事内容は記載されていなかったので不明ですが、電柱と配電線の切回し工事と見られます。

道路拡幅に伴い、立野歩道橋は撤去する計画で、2024年度には「横断歩道橋撤去詳細設計(6北北-立川3・2・4(第1・4工区))」が発注されています。
また、2025年度の年間発注予定には、以下の通り、この横断歩道橋の撤去工事が掲載されています。

件名履行場所概要公表予定時期履行期間
【所】【週休2日工事】歩道橋撤去工事(7北北-立川3・2・4(立野歩道橋))東大和市芋窪六丁目歩道橋撤去工事 工事発注規模:C01 4000万円以上1億円未満1月中旬契約確定の日の翌日から150日間

このことから、上空を占用し支障となる配電線を移設する工事と思われます。

③東大和警察署前(地図

東京都のサイトによると、2024年4月1日時点の用地取得率は68%で、1年前から14ポイント増えました。ここのところ伸び率が高くなっています。

東大和警察署も駐車場部分が予定地と被っていると見られますが、現時点では特に変化はありません。

年間発注予定には、外構改修設計が計上されていることから、道路予定地確保に向けた設計をするものと予想しています。

件名履行場所概要公表予定時期履行期間
【局】警視庁東大和警察署外構改修設計東京都東大和市芋窪6-1061-1RC B1~4F 延べ3560.07m2 外構改修設計6月中旬令和8年2月下旬

このほか沿道には複数個所で地質調査を行う旨看板が出され、いくつかの場所でボーリング調査が行われていました。

④仮称No.1駅予定地付近(地図

都営村山アパート北側付近には、多摩モノレールの(仮称)No.1駅の設置が予定されています。

上北台駅~箱根ケ崎駅間は、従来とは異なり島式ホームとなる予定です。

ホームから改札階を経て、連絡通路で歩道に降りられるようになる計画です。

連絡通路設置のため、この部分の新青梅街道幅員37mとなる計画で、現在の30mの都市計画から37mに広げる都市計画変更が2025年3月6日に行われました。

2025年5月には、この拡幅部とモノレールに係るの事業概要及び用地測量説明会が沿道各所で行われました。

駅の南側には、武蔵村山市が駅前広場を整備する計画で、市資料によると、都営村山団地の建替事業により創出される用地の土地利用に合わせて今後検討することとしています。

また、都資料によると、駅南側の旧都営住宅跡地の更地には、PC軌道桁製作場を整備する計画です。

⑤第1工区西端(地図

市立第3中学校付近から西側は、第2工区として別途事業中です。

2025年度の年間発注予定には、第1工区では、道路照明移設工事街路樹撤去工事が記載されています。

立川3・2・4号新青梅街道線(第2工区)
武蔵村山市

撮影日:2025年5月11日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました