小平3・3・3号新五日市街道線の小川町1丁目区間が3月23日に開通するのを前に様子を見てきました。
新五日市街道線は北多摩の武蔵野を東西に通る都市計画道路です。現在ある五日市街道のバイパスとなるよう計画されていますが、多くの部分で未着手となっています。
2016年(平成28年)春に策定された『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』の中で、新五日市街道線の東側(小金井市付近など)と西側(福生市付近)は優先的に整備すべき路線に位置付けられましたが、小平市内の区間は一部を除き見通しはありません。
今回開通するのは武蔵野美術大学の構内を含めた区間です。この区間は現在は五日市街道のバイパスというよりも、区画整理で完成した区間を繋ぐために整備されたといっていいでしょう。将来的に五日市街道のバイパスになる可能性は十分にあると思います。
美大通りから西側を見ています。バス折返場がある北側です。この辺りは区画整理で完成しました。道路の本来の計画では4車線になる幅員ですが、大きな中央分離帯をもつ2車線になっています。
今回開通する区間の東側です。ここを訪問した3月11日現在、開通に向けた〆の作業が行われていました。もともとは大学の敷地内でキャンパスの建物も建っていたようです。
この道路は2016年3月25日付東京都告示第525号で都道16号線16に編入されました。この区間は自治体が東京都から予算をもらって都道を整備する(とてもざっくりした説明)「みちづくり・まちづくりパートナー事業」で整備されました。
区画整理で整備した区間も都道ではありますが、設置されている街灯には小平市の管理札が付いています(開通区間はわかりません/無電柱化はされています)。
武蔵野美術大学の西側から東側を見ています。こちらでも最終の工事が行われていました。この区間が開通すると武蔵野美術大学を迂回せずに済むようになります。開通区間はここまで。
既開通区間を進むとけやき通り(小平3・4・23号国立駅大和線)とぶつかります。これより南側の玉川上水との交差部分は昨年2016年(平成28年)3月22日に開通しました。それより南側は現在は五日市街道まで開通していますが、将来的には国立駅まで繋がる予定で、『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』において優先的に整備すべき路線に位置付けられました。なお、既に立川市内の区間は事業化に向けて動き始めているようです。
撮影日:2017年3月11日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
当サイトに関する意見です。各市区町村ごとの地図で、事業が完了した都市計画道路線の色は黒色かなんかに変えるとより分かりやすくなると思います。
検討します