川崎市麻生区で事業が行われている柿生陸橋の拡幅状況を見てきました。
津久井道と交わる上麻生交差点の角では用地取得が進み、渋滞解消となる工事が行われるか注目しています。
事業概要
主要地方道横浜上麻生線12のうち、終点側上麻生交差点付近の柿生陸橋では、拡幅事業を行っています。
都市計画道路名称は、川崎3・5・14号野川柿生線です。道路区域の編入は2016年5月12日です。
事業延長は約430mで、幅員18~28mの道路となる計画です。既存橋梁の西側に新しい橋を架け、道路を拡幅します。既存橋梁は横浜方向のみの道路となり、架替えは行われない模様です。また、東側側道は整備されない模様です。
施行者 | 川崎市 |
道路区域編入 | 2016年5月12日 |
延長 | 約430m |
幅員 | 18~28m |
2021年6月6日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
事業区間の北側で津久井道と交わる上麻生交差点です。
向かって右側に橋を新設し拡幅する計画です。また、交わる津久井道では別途拡幅する事業が実施中です。
正面角には中古車販売店がありましたが、今年になり更地になりました。この区画は登戸陸橋、津久井道両方の事業区域に含まれていると見られ、この交差点改良の肝となる土地でもありました。
この交差点は丁字路ですが、右折レーン未設置であったり、交通が集中したりするため、3方向に渋滞が伸びやすく、特に町田市方面には、3キロ程度断続的に渋滞が伸びることもあります。
今年度の川崎市の年間発注予定には、「麻生区内都市計画道路世田谷町田線(上麻生)交差点改良工事」が入っており、暫定的な右折レーン設置があるのか注目しています。そうなれば劇的な渋滞改善になりそう。
町田方面のうち、小田急線線路側の拡幅用地については、市境までの区間でおおむね用地取得が完了したものと思われます。
橋梁新設用地となる小田急線の東側については、用地の取得が進み更地化が進んでいます。
川崎市のサイトによると、2023年3月末時点の用地取得率は96%とのことです。
橋の南西側は水処理場が隣接しており、用地は概ね確保されています。
川崎市の図を見る限りこの区間も拡幅するように書かれていますが、いまのところ用地取得は小規模にとどまっています。
現状南西側には歩道がありません。
撮影日:2023年8月6日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
近所の情報ありがとうございます。
あの交差点は、時差式信号とはいえ、
右折車が直進車を塞いでいたので、
右折レーンが出来るのなら、かなり変わる気がします。
柿生陸橋は、確か耐震性に問題有りだったと思うので、早めの掛け替えになるかもしれません。
本当に「やっと」ですね。
酷いときは鶴川駅くらいまでずっと渋滞してますからね。
(このT字路の手前の藤の木信号の交差点も右折レーンがないのがネックですが)
仮でもなんでもいいから、さっさと右折レーンを作って欲しいです。
柿生陸橋側からこのT字路への渋滞は、信号の時間調整で少しはなんとかなるような気がするんですけどね。
未買収地や斜路の影響で交差点付近が若干狭いので、右折レーンを設置したことで対向の直進及び左折専用レーンに影響がないかは気になっています。仮に左折と直進を同じレーンにした場合、左折車両が多い交差点ですので、反対側道路の混雑に影響しそうな気がします。
川崎市橋梁耐震化計画(2016年)において柿生陸橋の耐震化は道路整備と一体で対策することとされています。予想に過ぎませんが、登戸陸橋方式のようにまずは橋梁新設、いったん交通を切替えたあとに現橋の耐震化などをやるのではないでしょうか。旧示方書による古い橋ではありますが、法律に基づく点検結果は健全度Ⅱなのですぐに架け替えを要するような橋でも現時点ではないのかなと思います。小田急線を越える部分だけ架け替えなど部分的にはあるかもしれませんね。