世田谷区、目黒区で事業中の補助第26号線(代沢)の進捗状況を見てきました。2019年に事業認可された淡島通り~三角橋交差点間で道路を新設する事業です。2020年3月16日に都道420号鮫洲大山線に編入されています。
事業概要
補助第26号線は品川区東大井一丁目から板橋区氷川町に至る延長約22,350mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では、「代沢区間」として道路を新設する事業を行っています。
施行者は東京都で、事業認可は2019年7月28日です。施行延長は約975mで、幅員20~33mの2車線となる計画です。京王井の頭線とはアンダーパスにより立体交差します。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約975m |
幅員 | 20~33m |
事業施行期間 | 2019年7月28日~2031年3月31日 |
2020年11月23日現在 |
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補助第26号線
補助第26号線では上記図の通り事業を行っています。他の区間の記事については下記よりご覧ください(未掲載箇所あります)。
大山中央
千早
南長崎
江原町
江古田
東北沢
代沢
三宿
目黒中央町
平塚橋
豊町
写真等
撮影位置はこの通りです。
淡島通りとの交点が事業区間の南端にあたります。
事業認可は2019年のため用地の取得などはほぼ行われていません。
右側には都営住宅があり、左側は低層の住宅が中心のエリアとなります。
この道から脇に入るとすれ違いができないほどの狭い道路も中にはあるような区域です。
道路はこの道路の左側に拡幅するように整備される予定です。
京王井の頭線とはアンダーパスにより立体交差する計画で、この付近ではその副道などが整備される予定となっています。
世田谷区では東京都の道路整備に合わせ「補助26号線沿道地区街づくり懇談会」を開催しており、道路整備後の沿道まちづくりの検討を行っています。現在は検討段階ですが、他所の例を参考にすると、用途地域の変更や地区計画の決定などをしていくのではないかなと想像します。
このように道路が非常に狭い箇所も見られます。
京王井の頭線にぶつかります。アンダーパスにより立体交差する計画となっています。
このあたりは「代沢」というだけあってちょっとした谷地形になっていました。
この左側には国家公務員住宅の跡地があります。現在は廃墟のようになって落書きも目立っていて閉鎖管理されています。住宅の一部を道路が通過する計画となっており、道路の整備にあわせて跡地を活用を検討する方針のようです。
京王井の頭線の北側は特に道幅も狭い箇所があります。
井の頭線より北側はおおむね東京大学の敷地を通過する計画となっています。
事業区間の北端です。
撮影日:2020年11月4日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
この区間、開通すれば大変便利になりますが、10年以上先ですね。
420号線の現道は一方通行の区間があったり池ノ上駅付近は歩行者が多く、あまり通りたくないです。
北側は東大の敷地が多いので用地は早いかもしれませんが、南側は住宅も密集していて鉄道とも交差するので20年くらいかかるかもしれないですね。
下北沢周辺はまともな道がないですし、木造住宅も多く防災面でも心配な地域ですから、この道ができるとかなり変わるような気がします。