練馬区で事業が予定されている補助第156号線の着手前の状況を見てきました。大泉学園駅北側~保谷駅北側を結ぶ計画です。
2019年に事業説明会などが実施されていて、今後、東京都が施行者となり事業が行われる予定です4月23日付で事業認可されました。
訪問は2021年3月25日です。記事は4月上旬に書いたところですが、本路線は4月23日に事業認可されました。
この記事では「着手前」の様子として記載しています。
図の上側にもあるように、この区間では並行して放射第7号線が事業中です。放射第7号線は残りの用地が2件 1件(5月13日訂正)程度ですが、なかなか進まない状況です。
放射第7号線
事業概要
補助第156号線は練馬区高野台五丁目から練馬区西大泉一丁目に至る延長約4,000mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では、道路を新設する事業が行われています。
施行者は東京都です。事業延長は約1,410mで、幅員16mで2車線の道路となる計画です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約1,410m |
幅員 | 16m |
車線数 | 2 |
事業施行期間 | 2021年4月23日~2034年3月31日 |
2021年4月23日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
撮影位置はこの通りです。
この場所は大泉学園駅の北東側で、正面の北野神社前交差点から先が事業予定区間です。
このあたりは歩行者も多く、自動車も多く・・・ごちゃごちゃしていて大変そうだなぁっと、来るたびに思います。
現在の道路は、この北野神社前交差点を左奥に進むと保谷新道と名前を変えます。保谷新道はところによっては歩道が存在しないものの、交通量が多く、危険な状態となっています。補助第156号線が完成すると、保谷新道を通り抜ける車がある程度転換されるものと思われます。
この道路を反対方向(東向き・都心方面)に行くと、外環道交差付近~みのわ陸橋間はセンターラインのない2車線の道路となっています。この区間についても『東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)』において優先整備路線に選定されています。
まだ事業認可されていないため、用地の取得は行われていません。
この付近を斜めに横切る計画です。
この付近で白子川を横断する計画です。
現在架かっている橋は「日の出橋」というそうです。
この写真付近を横切る計画です。
写真の道路はこの幅員のわりに交通量が多く、非常に危険な状態でした。この先まっすぐ行くと、ライフ西大泉店付近にたどり着きます。
この付近をまっすぐと道路ができる計画です。
この写真右側のところ、道路予定地が塀の外側にあり、宅地分譲時から道路予定地が準備されていたようです。
この広い空き地を分断するように道路ができる予定です。
この空き地には、生産緑地であることを示す看板が設置されていたほか、都市計画情報等インターネット提供サービスにおいても、生産緑地であるとされています。
ただ、見た様子だと営農の実態は無いように見え、ストリートビューで見ても2009年も空き地となっているようでした。
追記
芝生を栽培されているそうです。失礼いたしました。
写真⑤の先でやや左にカーブをしたあと、この付近を通る計画です。
右の農地も生産緑地です。
このファミリーマートも道路予定地に重なっています。
道路用地には住宅が非常に多く、用地の取得には年月がかかりそうに見えました。
市区境を境に、西東京市側は道路が完成しています。ただし、末端部分は車道が狭められています。
並行する道路について
補助第156号線と並行する道路は狭いところが多く、なかにはすれ違いが困難な場所も見られました。
新しい道ができるとこのような道路は旧道化し、ある程度の車は新しい道に移行するものと思われます。しかし、旧道も旧道として残り続けるかぎり、抜け道として使う車も一定数いて、そういう車をいじめて旧道を使わせないような施策も必要なんじゃないかなぁって、しばしば思うことがあります。まぁ沿道関係との調整など難しいんでしょうね。
撮影日:2021年3月25日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
このあたりは芝生の栽培をしていたりしますが(>営農の実態)、まあ生産緑地に関しては栽培するけど出荷はしないなんてのも聞きますね。写真の丸数字が途中からずれているように思います。
芝生を栽培されているのですね。綺麗なので管理はされているんだろうなとは思ったのですが不思議でした。
芝生の追記と写真番号の訂正を行いました。ありがとうございます。