東村山3・4・5号久留米東村山線 進捗状況2017

東久留米市東村山市で事業中・および事業化に向けて準備が行われている東村山3・4・5号久留米東村山線の進捗状況を見てきました。

東村山3・4・5号久留米東村山線東久留米市前沢五丁目東村山市久米川町三丁目に至る都市計画道路です。東村山市と東久留米市は同じ東村山都市計画区域に属しています。

東久留米市の延長は約2,370m、東村山市の延長は約1,487mです。このうち東久留米市は西側の約290mが事業中で、東村山市は約640mの1期が事業中、約560mの2期が事業化に向けた準備が行われています。

東久留米市区間

この事業は完了しています。

東久留米市柳窪の上記で示す区間では道路を新設する事業が行われていました。都市計画道路名称は東村山3・4・5号久留米東村山線です。

延長は約290m、幅員は16mです。

この道路はみちづくり・まちづくりパートナー事業での施行となっていて、施行者は東久留米市です。2011年(平成23年)9月30日に都道129号東村山東久留米線に編入されています(都告示第1417号)。

2018年10月11日午前11時ごろ交通開放されました。

施行者東久留米市
延長約290m
幅員16m
事業施行期間2009年度~
事業みちづくり・まちづくりパートナー事業
交通開放2018年10月11日11時頃
2020年5月25日現在

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東久留米市の事業区域の東側にある西団地南交差点です。この交差点は新山通り滝山中央通りが交わり、北に行くと久留米西住宅(団地)が、東に行くと滝山団地があります。

この写真は西側の事業地方面を向いていて、この先数十メートルでこの幅の道はなくなります。写真の反対側は滝山団地の中心部方面です。

この付近の道路は比較的街路樹が大きいような印象を受けました。

事業区間の東側の端となります。現在の道路はここでカクっと右に曲がっています。将来はこの先に直線的に道路が整備される計画です。

事業区間では途中、黒目川を越えることになります。

黒目川はこの付近ではさほど大きくはありませんが、東久留米市のマスタープラン(平成24年改訂)で「人と生物が行き交うことのできる水と緑の軸」として位置付けられています。

東村山3・4・5号線は橋梁で川を越えることになり、現在は橋梁の建設工事が行われていました。

黒目川の遊歩道などは工事に伴い一時的に通行止め箇所があり、工事状況がどのような感じなのか近くで見ることはできませんでした。

事業区間の西側です。道路の形に沿って用地が確保されています。今後一気に道路の構築が進んでいくと思われます。

東久留米市ではこの道路の開通に先立ち、“沿道の土地の適正かつ合理的な土地利用を誘導し、周辺環境と調和した良好な市街地環境の形成を図ることを目標とする”ため、2016年(平成28年)11月29日には、久留米東村山線沿道柳窪地区地区計画を決定しています。

なお、市議会によると、開通(交通開放)は2018年度(平成30年度)中を見込んでいるようです。

市境 既成区間

東久留米市と東村山市の市境付近は既に整備が完了しています。

これは組合施行による恩多柳窪土地区画整理事業によって面的に整備されたもので、東村山市市議会録によると1985年(昭和60年)3月15日に交通開放されています。

なお現在も都道ではあるものの、街路灯(防犯灯)などは市の管理になっていました。舗装なども完成してから年数が経過していることもあって傷んでいる箇所が見られます。東村山市市議会によると、舗装や付属物等の補修については、事業中の区間が完成し東京都に引き継がれる際に協議を行いたいとしているようです。

東村山市 第1期

東村山市恩多町の上記で示す区間では道路を新設する事業が行われています。都市計画道路名称は東村山3・4・5号久留米東村山線です。

事業延長は約640m、幅員は16mです。

この事業はみちづくり・まちづくりパートナー事業による施行となっており、施工者は東村山市です。2011年8月26日に都道第129号東村山東久留米線に編入されました。

施行者東村山市
延長約640m
幅員16m
事業施行期間2009年度~
事業みちづくり・まちづくりパートナー事業
2020年5月25日現在
土地収用法に基づく事業認定
起業者東村山市
事業の種類一般都道百二十九号改築工事(東村山東久留米線・東京都東村山市恩多町五丁目地内)
起業地収用の部分:東村山市恩多町五丁目地内
使用の部分:なし
認定日2022年4月25日
※既に用地取得が完了して工事中の部分を除いた起業地

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写真の区間は出水川の手前で、事業区間の東の端となります。出水川はさほど大きくはない河川ではありません。道路はここから北西に向けて緩やかな上り坂が続きます。

緩やかな上り坂が続きます。用地の取得も大分進んでいるように見えました。

事業区間の中ほど、用地取得が進んでいる場所では水道管と思われる工事が行われていました。

ここに来たのは日曜日だったためか工事の作業は行われていませんでした。

途中で野火止用水を越えることになります。写真の左側が久留米市方面(西側)、右側が東村山方面(東側)です。

野火止用水は玉川上水から分水し埼玉県方面に流れる歴史のある用水路で、現在も水が流れています。

道路は橋で用水を越えることになると思われ、現在は水路の改良工事のようなものが行われていました。

野火止用水から北向きに上り坂は続き、その先で1期区間の標高の最高点になるみたいです。その先で都道にぶつかって1期区間が終了します。

この付近は工事が行われているようには見えませんでした。

1期区間の西の端です。丁字路になっていますが、道路はこの先に接続し十字路になる計画です。

交わる道路は都道226号線で、写真の左に行くと全生園へ、右に行くと久米川駅方面に行きます。

東村山市内 既成区間

この先約160mの区間は既に整備され供用されています。

この道路は久米川駅方面に伸びる東村山3・4・26号線の整備に合わせて整備されたもので、現在は都道226号東村山清瀬線となっています。

東村山市議会録によると、2007年(平成29年)3月10日にテープカット式が行われ交通開放されたようです。

東村山市 第2期

東村山市の上記で示す区間では道路を新設する事業が行われています。都市計画道路名称は東村山3・4・5号久留米東村山線です。

延長は約560m、幅員は16mとなる計画です。

東京都の第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業を活用して事業を行っており、施行者は東村山市です。2019年12月20日に都市計画道路事業の事業認可を取得しました。

施行者東村山市
延長約560m
幅員16m
事業施行期間2019年12月20日~2027年3月31日
事業第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業
2020年5月25日現在

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写真は事業予定区間の南端です。急に道が狭くなります。この先空堀川で標高が一時的に下がりますが、その後北に向けて上り坂となっています。

途中、農地がありました。この付近の無人販売はロッカー方式が多いですね。町田市内では屋根の下に置かれた野菜を専用ポストにお金を入れて持っていくシステムが多いですが。

この道路の整備に向けて、2017年(平成29年)10月には住民対象の事業概要及び測量説明会が行われていたようです。

道路は東村山市民スポーツセンターの近くで東村山3・4・27号線とぶつかって終了する計画です。

道路は写真の右側に来ます。なお、東村山3・4・27号から鷹の道までの短い区間は既に道路付属部分として用地が確保されています。

撮影日:2017年10月8日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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