八王子南バイパス　トンネル・橋梁各種工事が進行中　進捗状況2023.9

②ゆりのき台付近

ゆりのき台付近では、上記赤色で示したような工事が行われていました。

切土・盛土などの工事

ゆりのき台の西側、殿入川付近では、切土や盛土などの工事が行われています。工事の看板は「切土工事」や「盛土工事」で別々に掲出されていますが、契約としては同一の工事です。

工事件名は、「R4国道20号八王子南BP館地区改良その21工事」で、2024年2月29日までの予定で、株式会社新井組が施工しています。

切土工事は、医療センターの東側の山を掘削するものです。

この工事は既に複数に分けて発注されており、今回の工事はその続きです。

これまで正面山の右側付近に、赤道の切回し通路が九十九折りのように設けられていました。

今回からその九十九折り箇所も掘削範囲に含まれました。赤道はさらに写真右側山林内に切り回しされています。（九十九折りの切回しについては前回記事参照）

盛土工事箇所は、これまでの工事で完成している館第一トンネルの上部です。

ゆりのき台地区では、本線はトンネルで通過する計画ですが、側道はトンネル上部を地平式で通過する計画となっています。写真中央に白色で見えているのが本線の館第一トンネルで、側道はこの部分の上部を通過する計画です。

今回の盛土は工事用通路を設けるもののようです。

また、この工事により、八王子南バイパスを横切る市道横山681号線の切回しに着手する模様です。

将来的には橋梁かボックスカルバートになるようですが、その施工のために今回は道路を高尾側に切回します。

現地に掲出されていた案内によると、来年2月ごろに市道の交通規制を伴う作業を予定しているとのことです。

また、遊歩道についても閉鎖されます。

ゆりのき台を造成した当時からこのような状態だったと見られます。いよいよここが貫通するための準備に取り掛かることになります。

殿入高架橋上部工事

殿入川などを横断する区間では、引き続き橋梁上部工事が行われています。工事件名では「殿入高架橋」と名付けられています。

工事は側道2本、本線2本で4件に分けて発注されています。

側道については既に床版などの工事に取り掛かっているように見えましたが、本線は少し遅れて桁部分の施工をしているように見えました。

これまで橋部分がよく見えた九十九折りの通路がなくなってしまったので、うまく確認ができません。