八王子市で事業が行われている八王子3・3・10号東京環状線の進捗状況を見てきました。
引き続き用地取得が進められています。
事業概要
八王子3・3・10号東京環状線は八王子市鑓水字大芦から八王子市滝山町一丁目に至る延長約10,800mの都市計画道路です。このうち上記で示した区間では道路を新設する事業を行っています。
事業認可は2016年2月26日、施行者は東京都です。
事業延長は約755mで幅員25mの2車線となる計画です。なお、一部区間はトンネル構造となる計画です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約755m |
幅員 | 25m |
事業施行期間 | 2016年2月26日~2033年3月31日 |
2024年3月27日時点 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
引き続き用地取得が進められています。
東京都のサイトによると、2023年4月1日時点の用地取得率は46%です。
この先の山区間はトンネルとなる計画です。
令和5年度建設局優良工事等によると、過年度予備設計でトンネル区間の写真①側は開削トンネル、写真③側はNATMトンネルとなる計画という設計成果を得ているようです。ただし、2024年2月には「トンネル予備補足設計及び道路予備修正設計(5南西-八王子3・3・10)」が新たに特命随意契約で発注されており、特命理由に「過年度に検討を実施した全ての工法に対し(中略)課題を整理して比較案3案程度を選定した後(中略)最適なトンネル構造を合理的に選定するもの」とあるため、トンネル形式は変更となる可能性があります。
トンネル予定地上部も戸建て住宅が多く建ち並んでおり、上部も用地取得が進められています。
南側は若干谷地形となっているほか、その他の区間でも土被り10m程度とさほど大きくはなさそうです。土被りが大きくすべてNATM工法でいいのなら区分地上権設定のみで良さそうですが、そうではないということなのでしょう。
トンネル予定地北側は道路があまり広くなく、工事の際の工事搬入車両の運搬も大変そうです。
角の用地取得がなされたことにより、トンネル北側坑口付近まで見通せるようになりました。
八王子実践高校区間も用地取得が行われていますが、やや遅れている区間のようにも感じます。
ここからの景色に大きな変化は見られません。
撮影日:2024年2月10日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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