世田谷区二子玉川地先で行われている多摩川の堤防改修工事が、2022年秋頃から再開していました。
二子玉川地区 堤防整備について
この場所では、2019年の台風19号(令和元年東日本台風)により溢水し、周辺では被害を受けました。
この付近は堤防のない区間となっており、台風以前より堤防の整備について議論がされていました。台風の被害をうけ、多摩川では「多摩川緊急治水対策プロジェクト」が実施されており、二子玉川のこの部分においても、堤防の整備が推進されることとなっています
写真等
今年度行われている工事は、「R3多摩川左岸二子玉川築堤護岸工事」で、2024年3月29日までの予定で、日本国土開発株式会社東京支店が施工しています。
昨年度行われていた工事の続きです。夏の間は出水期となり、洪水が発生しやすいため工事は行われていません。
情報公開されている工事設計書等によると、今回の工事で計画高水位に余裕高をもたせた高さの堤防が整備される予定ですが、工事は2024年3月29日まで予定で、完了まではもう少しかかる予定です。
現場の掲示物によると、今年度は新二子橋の下流側の堤防や、兵庫橋の新橋などを建設する計画です。
12月下旬現在、全体的に工事が行われており、歩行者通路は迂回等の措置が取られています。
野川に掛かっていた兵庫橋は、2径間のうち1径間の上部が撤去されており、その下流側では新しい兵庫橋(橋名は不明)が建設中でした。
新しい兵庫橋は、昨年度下部工が行われました。今年度は上部工を行っています。
現場の掲示物によると、2023年2月頃に新橋は開放される予定とのことです。
なお、現在はこの新橋の少し下流に設置された工事渡河橋に併設して歩行者通路が設けられており、歩行者は野川を横断することができます。
工事に伴い設けられている歩行者用の仮設通路は砕石舗装で、一部に仮設階段が設けられている箇所があります。自転車の通行を遠慮するよう(押して歩くよう)促されていました。
撮影日:2022年12月25日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。(0000)
コメント
堤防完成後に、真裏にある多摩堤通り沿いの旧堤防の撤去などの予定はあるんでしょうか。あそこの渋滞は酷いし人通り(自転車も)多く危険な道です。撤去出来ないなら堤防の上に道路作って、現状の3車線から4車線+歩道の整備をして貰いたいですね。
撤去に関する計画は見たことないですね。
多摩堤通りに掛かっている都市計画道路は、堤防とは反対側に拡幅する計画となっています。
工事の進行状況は、京浜河川事務所のライブカメラでも見ることができます。ご参考までに。
https://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/keihin00782.html
たまに見ています
車窓からの写真の中で、変わった重機があるのが気になって、検索してしまいました。
青木重機「オールテレーンクレーン」というものなんでしょうか?
初めて見ましたが屈強なかんじがいいですね!
今年も楽しみにしています。
クローラクレーンなどとともに橋梁の桁架設では一般的な重機だと思います。この新しい橋の桁の架設で使用したのではないでしょうか。
近くに行ったので、電車に乗って車窓から見てみました。オールテレーンクレーンは居なかったです。(残念…。)
レポートにある写真と同じ景色を自分の眼で見るのは不思議な感覚です。
このような重機はレンタル料が結構高いので、使わなくなったらすぐいなくなってしまいます。ということは橋の工事はもう終了何ですね。
ありがとうございます。
この場所と直接関係なくて恐縮ですが、二子玉川と成城の間の補助216号に関して、東名高速付近から成城方面に欠け、用地買収が少しづつ進んでいるようです。
興味深い感じになっているので、取材レポートしていただけると嬉しいです。
検討します。