国立駅南口広場の大部分が私有地であるという話

今年旧駅舎が再築された国立駅の南口。その南口駅前広場の大部分が私有地であるというお話です。

不動産登記の地図などを参考に描き示すと、上図の黄色で示したあたりが私有地です。住所は「国立市東一丁目5」、所有者は「株式会社プリンスホテル」です。

広場を囲む歩道部分などは市など公共の持ち物のようです。

プリンスホテル・・・ってあのプリンスホテルです。何故かは察しのいい方はお気付きかもしれませんが、国立はかつての箱根土地株式会社という会社が開発しました。駅も請願駅として箱根土地が建設し、当時の鉄道省に寄付したものです。その後、会社の名前は何度か変わりますが、現在は株式会社プリンスホテルとして存続しています。その名残でプリンスホテルの所有地となっているようです。

国立市道路線網図を見てみると、現在は国立市道として認定されているようで、一部は都道と重複もしているようです。まぁ複雑。

「国立市東一丁目5」の登記を見てみると、権利部にはしっかりと「株式会社プリンスホテル」と書いてありました。

国立駅南口から南北を貫く大学通りのうち、緑地帯も実はプリンスホテル所有。

ここは車道は都道、緑地帯はプリンスホテル、歩道は国立市道という・・・まぁここも複雑ですね。

なお、緑地帯の管理については国立市議会録に以下のような記述がありました。

生活環境部長【佐々木一郎君】 それでは、大きな項目、大学通りの今後のあり方についてお答えいたします。大学通りの緑地帯は、現在の株式会社プリンスホテルが所有者となっておりますが、昭和38年3月に当時の国土計画興業株式会社と国立町長とで国立駅前広場及び都道96号に沿接する緑地帯の管理の委任についての承諾を取り交わし、緑地帯として保全し、また維持管理をしていくことを約束し、現在に至っております。

 現在、維持管理につきましては、樹木の剪定や除草、清掃等は市が行いまして、そのほかに桜守による桜の樹勢回復活動、公園協力会の皆様、大学通り商店会の皆様などの協力を得ております。大学通りの今後のあり方につきましては、基本構想、国立駅周辺まちづくり基本計画、緑の基本計画、あるいは大学通り景観形成のための方針等各種計画の位置づけ等を踏まえまして、まずは担当課である環境保全課で計画案の作成を行い、庁内合意を図り、市民の皆様から御意見を伺い、計画策定に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。

平成22年第4回定例会(第4日)

ちなみにつつじヶ丘北口広場も京王電鉄所有の土地だったり。

過去にはこんなニュースもあったり。

いろいろ複雑です。

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