立川の老舗?いなげや

関東地区を中心に136店舗(平成27年1月10サイト閲覧)をかまえる大手スーパーマーケット「いなげや」。

とある本を読んでいて、立川市が本拠地であることが分かりました。

読んでいた本は立川市教育委員が出版した『立川の建物疎開の記録』(平成8年3月29日)。出版したといってもバーコードなないので一般に売り出したわけではなさそう。立川市中央図書館にありました。

この本は戦時中の立川駅周辺の建物疎開についてまとめたもので、当時疎開を経験した地域の人に話を伺っていることもあって、疎開以外の当時の様子がよくわかります。

いなげやの沿革についてはいなげやのサイトにも詳しく乗っているので、それも参照しました。

いなげやの由来は創業者の猿渡浪蔵が川崎市菅付近から立川に引っ越したことにあるそうです。川崎市ではふるく稲毛庄という荘園であり、それにあやかったらしい。
その後、大八車で売りを始め明治33年10月に鮮魚 稲毛屋をはじめたらしい。
ここまでのことはいなげやHPにも書いてある。

その稲毛屋の場所は立川北口のすぐの場所だったらしい。2012年に閉店した立川の老舗デパートの第一デパートの場所がまさにそこらしい。
ということで、どのような感じなのか行ってみることにしました。

立川駅北口を出て、そのままペデストリアンデッキを西へ進んだすぐの場所から撮影したものです。

ここは2012年まで第一デパートという老舗デパートが営業をしていました。建物の老朽化もあって取り壊しとなりましたが、駅徒歩1分の好立地であるため、再開発が行われています。予定ではプラウドタワーという分譲マンションとヤマダ電機などの量販店が入ることになっているらしいです。

鮮魚稲毛屋はちょうどこの場所にあったようで、当時この前の道は本町通りと言われていたようです。

話は逸れますが、第一デパート跡との東側には駅を南北に繋ぐ自由通路が建設中です。

立川駅から一番近いいなげやに行ってみました。駅の南口の通りにあります。

ここが1号店とかそういうのではなく、単に一番近い店舗。正直、普通の店舗でした。あたりまえか。

本社は立川の泉体育館の方にあります。

いまもあるいなげやが立川が始まりだったのには驚きました。まぁ、どの店舗にも始まりというものがあるから、驚いても仕方ないのだが、鮮魚稲毛屋があった当時の立川のようすを想像すると面白い。立川にはまだ知らない老舗があるのかもしれないですね。

撮影日:2015年1月8日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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