先月は何度か二子玉川に用があり、道中の溝口駅(溝の口駅・武蔵溝ノ口駅)の乗り換えで、単に乗り換えてもつまらないので散策してみることにしました。
乗換改札ですぐに乗り換えられる駅も便利ですが、溝口駅は「乗換駅」であるものの少し離れていて専用の乗換改札がありません。不便といえば不便なのかもしれません。
ただ少し離れている乗換駅は、乗り換え中にぷらっと寄り道する機会を与えてくれる気もするのです。
さて、溝口は縁が全くない街ではないけれど、すぐに散策できるスポットなど思い付か・・・
良いスポットがありました。
白っぽい線で囲んだのがそのスポット。溝口駅のすぐ南側です。
黄色い線で強調したのは県道14号鶴見溝ノ口線14です。
地図を見てもわかるように、駅南側の現在のメイン道路は太くなっているやや南側の道路です。このスポットでは県道がメイン道路の裏側を通っていた…はずなのです。激アツですよ。
ただ、1つ懸念が・・・
南口は新しく駅前広場を開設していたはずだ・・・どうなったでしょうか。
分断されていた。
以前はここの正面をやや左カーブに道路があったはずです。
いまは直角カーブで駅前広場に接続しています。
要するにこんな感じ。
駅前広場が県道部分を区域に含んで開設されていいました。県道は駅前広場によって分断されていたということです。
駅前広場はこんな感じです。面積も広く、地下には駐輪場も備えた立派なものです。
駅前広場は2017年1月29日に全面供用開始されました。そんなに昔のことではありません。
改めて県道があった部分を見ると、もう駅前広場の歩道部分に組み込まれていて、ここに車道があったことは想像つきません。
南口のメイン道路(野川柿生線)は1998年9月に供用開始。それまではここにあった道路がメインだったようです。
1998年に旧道化。2017年に分断消滅ということです。
Googleストリートビューで現役だった当時の写真を見ることができます。
ストリートビュー
写真左の側溝は当時の名残みたいですね。
さて、さっきから「分断」だの「消滅」だの書いていますが、県道としてはいまはどうなっているのか。
地理院地図にはメイン道路が「県道」として書かれています。
一方、ガイドマップかわさきの認定路線網図には、旧道のみ「県道」として書かれていて分断も消滅もしていません。
どっちが正しいのかまで調べるのはやめますが、かつての道路が消滅する姿は面白いと思いました。結構江戸時代の道路も場所が変わらず残っていたりしますからね。
撮影日:2018年11月15日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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