愛知県の市営地下鉄東山線藤が丘駅前に信号機が設置されたと聞き、ちょうど愛知県に行っていたので見てきました。
信号機ごときじゃ見に行かないんですが、「歩行者優先式信号機」らしいということで、そういやこのタイプの信号機を見たことがなかったと思い、気になった次第です。
藤が丘駅と聞くと、どうしても東急田園都市線の方を思い出してしまうのですが、愛知県の藤が丘駅は地下鉄東山線の終点、リニモの乗り換え駅でもあります。
地下鉄藤が丘駅の2つある改札口のうち、2番出入口を出て正面にあるこの場所が、9月24日に新しく設置された信号機です。
もともとここには信号機のない横断歩道があったようですが、駅前という立地もあり歩行者が絶えず、車両がなかなか横断歩道を通過できないという現象が起きていたようです。
このような信号機だと、通常は車両が青、歩行者が赤になっていて、歩行者がボタンを押した場合に歩行者が青になるパターンが多いですが、ここに設置された「歩行者優先式信号機」はその逆で、通常は歩行者が青になっていて、車が来た場合に歩行者が赤になります。
車両用信号機には「感応式」と書かれた標識が取り付けられていて、停止線の手前にセンサが設置されています。
また、二輪車用に押しボタンがあります。
一方通行路ですが、自転車が除かれているため、逆側にも信号機及びボタンが設置されていました。
この道路自体、時間帯にもよるのかもしれませんが、それほど交通量は多くはないものの、路線バスも通るようで、電車到着時を中心に歩行者が切れないように見えました。
歩行者用を常時赤にするタイプと比べて、歩行者の信号無視を抑制できるようです。
横断歩道の道路標識が残されていて、本来なら必要ないはずですが、撤去忘れなのか、移行措置としてしばらく残しているのかは謎です。
これらの信号機、東京都内だとスカイツリータウン付近にあるようですが、個人的に出くわした記憶がほとんどないので、数としてはレアな運用かもしれません。
撮影日:2024年10月7日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント
初めて存在を知りました。面白いですね。乱横断防止柵がしっかり整備されているようなので、普通の信号機でも歩行者の信号無視はかなり抑制できそうに思えますが、そこは土地柄の違いなどがありそうですね。待ってくれないとの判断なのでしょう。笑
気になるには二輪用ボタン。黄色で小さく写っているのがそれだと思いますが、これを果たして自転車は使うかな?という懸念。ほとんど存在が知られてすらいない押しボタンに、そもそも気づけるのか。気づかず待ちくたびれて無視というオチが容易に想像できてしまう。
元々ほとんどの自転車が歩道を走行しているならば、無視すべき話なのかも知れませんが。興味深いです。
本当に改札の真ん前で、かつ車両の交通量もさほど多くはない立地なのでこのような信号現示を採用したのだと思います。車が来ないのに赤信号で待たされていたら、「みんなで渡れば怖くない」理論も相まって無視してしまうかもしれないような場所です。
押しボタンには「車両用(自転車を含む)押しボタン」という案内表示もあります。感応式信号ではここに限らず同様のボタン設置はされているところが多いと思います。
JR川崎駅東口のルフロン前にも歩行者優先式信号がありますね。
ただ、こちらは神奈川県警の傾向なのか、感応式などの標識もなし、
二輪車用のボタンもなしです。
なので、たまにバイクや車で検知されていないっぽい時が..
それと、待てばすぐに車両信号が赤になるのに、
無視する横断者が..
東京都は超音波式+二輪車用ボタンのセットであることが多いのに対し、神奈川県は画像認識式カメラだけのことが多い傾向がありますね。例外は多数ですが。