多摩3・4・36号小田良上平尾線の「通行禁止」の張り紙が撤去されていました

稲城市で事業が行われている稲城小田良土地区画整理事業ですが、同事業で整備されている多摩3・4・36号小田良上平尾線のうち、上記赤色で示した区域の「立入禁止」の張り紙が撤去されていました。

追記

再び立ち入り禁止の張り紙が設置されています。

多摩3・4・36号小田良上平尾線は、2019年10月1日に小田良トンネルを含む区画整理事業南側の区域が交通開放されましたが、北側の区域については整備が続けられてきました。

整備とはいっても、ほぼ工事は終わったまま「立入禁止」の張り紙がされていて、関係者以外は通行できなくなっていました。

このたび久々に見に来ると、貼り紙は撤去され通れるようになっていました。ただ、横断歩道などの交通管理者が設置する標示物の設置が未了であることや、バリケードも道路脇に置かれている状況で、正式な交通開放ではないようです。

道路は幅17mで、標準的な構造となっています。現在は沿道にアパートなどが経ち始めた状況で、ほとんど何もありません。

道路は土地区画整理事業の整備区域境で終端となっており、この先は整備されていません。

この先、鶴川街道まで整備する計画があり、『第四次事業化計画』の優先整備路線に選定(稲城市施行)されていますが、現在のところ整備に向けた動きは見られません。

このほか、上図の赤丸で示した範囲でも整備が進んでいました。

上図の赤丸で示した範囲にはもともと農地が広がっていましたが、街路が敷かれ区画が整理されました。

現在のところ、重機を用いて土を均している状況で、引き続き農地として利用するのでしょうか。

ここからは稲城ふれあいの森方面に行く謎の階段も設置されていました。私有地っぽかったので立ち入りはしませんでしたが。

ちなみにこの付近は都立の小田良谷戸公園として整備が計画されています。都市計画上は「総合公園」として位置付けられます。(稲城市内では稲城中央公園も総合公園)

2020年2月には東京都が『都市計画公園・緑地の整備方針』の改定案を公表しました。この中で、小田良谷戸公園の約50,600m2が「新規事業化区域」に選定されました。

これにより、稲城ふれあいの森特別緑地保全地区を除くほぼ全域が事業中の区域または事業が予定される区域になりました。

稲城市を含めた南多摩地域の貴重な丘陵地ですので、しっかりと緑を保全する方向で整備してほしいと思います。

撮影日:2020年5月7日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。

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