東八道路(三鷹3・2・2号東京八王子線)と放射第5号線の進捗状況を見てきました。
様子を見に来るのは1月13日以来です。(記事にしてない区間もありますが)
今回は事業中区間全部をまとめて記事にします。1月との変化点のみをダイジェストで載せます。
この事業は歩道の整備などを除き概ね完了しています。
放射第5号線は千代田区麹町一丁目~杉並区久我山三丁目に至る全長15,130mの都市計画道路です。また、三鷹3・2・2号東京八王子線は三鷹市牟礼~三鷹市大沢に至る全長6,570mの都市計画道路です。
このうち、上図に示す三鷹市と杉並区の境界付近で道路の新設と改良を伴う事業が行われてきました。施行者はいずれも東京都です。
三鷹3・2・2号東京八王子線区間
この区間では2000年度(平成12年度)から久我山区間と合わせて総合環境アセスメント制度の試行を行いました。結果、沿道環境に配慮するとともに、既定の都市計画幅員30m(一部除く)で建設されることになりました。
2002年11月28日に事業説明会を行い、2004年5月24日に事業認可されました。その後用地取得を進め、2014年度(平成26年度)より本格的に街路築造工事に着手しました。
2019年6月8日15時に交通開放されました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約0.7km |
幅員 | 30~36m |
事業施行期間 | 2004年5月24日~? |
交通開放 | 2019年6月8日15時 |
2020年5月8日現在 |
久我山区間
この区間では2000年度から三鷹3・2・2号線区間と合わせて総合環境アセスメント制度の試行を行いました。
環境配慮書の中では道路構造について3つの案が出され、結果、計画幅員を50m→60mに拡幅し、玉川上水など沿道環境の保全を図るものとなりました。
この区間の特徴はなんといっても、上下線の間に玉川上水が保全されたことです。
道路は平面構造4車線です。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約1.3km |
幅員 | 60m |
事業施行期間 | 2005年12月20日~2022年3月31日 |
交通開放 | 2019年6月8日15時 |
2021年2月8日現在 |
高井戸西区間
この区間は中央自動車道と合わせて建設されました。道路は1975年に完成。しかし、沿道住民や小学校PTAなどの反対にあい、約9年ほど開通できず、1984年5月30日に2車線(片側1車線)の暫定形で交通開放されました。
2車線の形態は30年近く続きましたが、2014年8月28日に4車線化する事業に着手しました。
車線化に合わせて、これまで中央道高架の両脇にあった本線を高架下に移動。高架両脇は歩道や副道として再整備される予定です。
車線化は一足早く、2018年11月25日22時に行われました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約975m |
幅員 | 50m |
事業施行期間 | 2014年8月28日~? |
4車線化 | 2018年11月25日22時 |
2020年5月8日現在 |
高井戸東
この部分は首都高速4号新宿線の高井戸出入口(都心方面)などがある区間で、2018年度より工事に着手しました。
4車線化や合流部分の改良などが行われました。
施行者 | 東京都 |
延長 | 約0.6km |
工事期間 | 2018年度~ |
2020年5月8日現在 |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
首都高 高井戸出入口付近
高井戸出口と一般道合流部の信号機は2018年11月から運用されていますが、現在は一般道の縁石等の工事をしていました。
あまり工事は進んでいないように見えます。
左が下り線(三鷹方面)、右が上り線(都心方面)です。
上り線の上高井戸陸橋(本線)と側道との合流部で街築工事を行っていました。
下り線はそれほど変化がないように見えますが、上高井戸陸橋の入口部分にあった「50km/h」標識が無くなり、側道分岐側に新しく「50km/hここから」が設置されました。
のちほど書きますが、2月初旬に道路標識が設置されたようで、制限速度も変更されたみたいです。
中の橋交差点
中の橋交差点はあいかわらず以前の運用のままです。
私が見に行ったときは信号機の制御盤の工事をしていました。
当初12月に切り替えが予定されていましたが、都に問い合わせたところ、警察協議が難航し現在も切り替えは未定とのことです。
上高井戸陸橋
環八通りを飛び越える上高井戸陸橋上り線は2月22日~3月1日までの予定で、工事のため夜間通行止となります。(下り線は見損ねました)
また、下り線・上り線同様に、「原付」の補助標識が追加されました。今後、上の空いた場所に本標識が追加されるものと思われます。※自転車・軽車両進入禁止は以前からあったが工事に伴い標識が撤去されていた期間がある模様。上り線は少し手前に設置されていた模様。
久我山区間
1月上旬~6月10日までの予定で、街路築造工事のうち道路植栽工事(30三ー放5久我山)が始まりました。施工業者は株式会社大場造園です。
この区間の下り線はこれまで通れるようになったことはなく、どうなっているのか気になるところです。
両端から見た感じでは何らかの工事をしてます。
岩崎橋~(仮称)高井戸公園前の上り線のうち、途中横断路から三鷹側では白線が設置されました。
ここだけ見ると今すぐにでも開通できそうなんですけどね。
2月初旬に道路標識が新しく設置されたようで、久我山区間の各所でピカピカの道路標識を見ることができました。
特に兵庫橋から三鷹方面は50km/hの制限速度となるようです。※上り線は兵庫橋で「ここまで」、上り線は兵庫橋で「ここから」となっている
既に開通している東八道路では杏林大学病院北から西側が法定速度60km/h、東側が50km/hの速度制限となっているハズですので、杏林大学病院北~兵庫橋は50km/hが最高速度になるようです。60km/hでも良い気がするんですけどね。
兵庫橋から都心側は、新しく設置された速度制限の標識がありませんので(ただし従来の20km/hは仮設で引き続き設置)、今後40km/hの標識が設置されるのでなければ、60km/hになるのかなと思います。(書く必要ないと思いますが…60km/hの標識は通常設置されない)
三鷹3・2・2号
牟礼橋のうち東八道路に横断用の信号機が設置されました。夜間押ボタン式です。
上り線の工事をしていましたが、車道部分はほぼ完成したようで、現在は上り線の歩道部分の工事をしていました。
切り回し道路はいずれ通れなくなるはずですが、いつ頃になるんでしょうか?
この交差点はいずれ中央分離帯が設置され締め切られる予定です。2月初旬には通行止めにして工事が行われたようです。
さて、開通時期ですが、都に問い合わせたところ、年内を予定しているが、年度内はなく、未定とのことです。
以上。
撮影日:2019年2月15日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
コメント