前回の続きです。
「やんばツアーズ」を終え、ダム左岸にある「やんば見放台」に移動(地図)。
ここは丘のようになった場所で、誰でも自由に工事中のダム本体を望むことができる場所です。
双眼鏡が設置されていたほか、せり出した展望台もありました。私が行ったときには5,6名がここでダムを見ていましたね。
やんば見放台から見るダム本体はこんな感じ。右岸側至近で見た景色とはまた違った感じがしました。
逆に反対側、吾妻川の上流方向はこんな感じ。見えている大きな橋は八ッ場大橋です。その下にはかつての国道やJR吾妻線があった場所で、川原湯温泉もそこにありました。
十分見たあと、ここから移設された川原湯温泉駅まで徒歩で目指します。
湖畔となる予定の場所にはヒョロヒョロとした桜が植えられています。これは「やんば1万本桜プロジェクト」として、応援寄付金などを募りながら植えているものです。
正直桜の木はまだまだ若いですが、いずれ成長して桜で知られるダム湖畔になる時が来るのでしょうか。
そして八ッ場大橋を渡って右岸へ移動します。
一時期ダム建設を中止するしないで話題となったとき、まだ建設中だったこの橋は象徴のようにテレビで放送されていましたね。
橋の中ほどに双眼鏡が設置してあって、ここからもダム本体を見ることができました。地面からの高さが70mほどあり高欄もそんなに高くないので、高いところが苦手な私にはきつい場所でした。水が溜まると高さというのは感じなくなるのでしょうか。
八ッ場大橋から下流側。奥にはダム本体が見えます。
その手前には旧JR吾妻線の橋梁があり、さらに手前右側は旧川原湯温泉駅です。旧JR吾妻線にはコンクリートの材料などを運ぶベルトコンベヤが敷設されています。
橋のほぼ真下、この辺りが旧川原湯温泉駅でしょうか。
橋から川の上流側はこんな感じ。
八ッ場大橋を渡った先は川原湯温泉の代替地です。いくつかの旅館が営業をしていました。余裕があったら泊まって行きたかったのですが、今回は代替地を通り抜けていきます。
こちらが代替地にできた新しい王湯。こっちも帰りの電車の時間が迫っていたので外観だけ見てスルー。入って行きたかった。
ちなみに駐車場は少し離れたところに公営のものがありました。入浴後に関節を動かすことがいいとされているため、あえて少し離れたところに駐車場を造ったのだとか。あ、そんなに離れてないですよ。
その後、代替地西側にある八ッ場トンネルを抜けます。その先の北側に降りる道の先は、かつての川原湯温泉方面。
昔の王湯や、温泉卵を作る温泉などがあった場所。あそこで足湯をしたな…など少し記憶が蘇りました。
現在何やらトンネルを通らない道路の建設中。
こちらは移転した川原湯神社。参拝してきました。
そして川原湯温泉駅へ。すっきり綺麗な駅舎となっていました。いまは普通列車しか止まらなくなりました。利用者も少ないようですが駅員はいました(時間が限られているようだが)。
有人式の改札を抜けると、フラットで跨線橋へ。ここから階段、エレベータで下にあるプラットホームに降りていきます。
この改札正面にある大きな窓ガラスは、ダムが完成したときに湖面が映るように設計されているんだとか。
やって来た電車は211系。115系来ないかなと期待してましたが残念。115系はこの春で定期運行終了らしい。
というわけで八ッ場ダム行きは終了。
おまけ:2013年の八ッ場
撮影日:2018年2月14日(2013年の写真を除く) 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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