八王子市で施行中の八王子3・4・28号石川宇津木線の進捗状況を見てきました。見に行ったのは2017年12月28日。
事業概要
八王子3・4・28号石川宇津木線は八王子市石川町から八王子市宇津木町に至る延長1,980mの都市計画道路です。このうち、上記で示す区間では道路を新設する事業が行われています。
平成21年認可区間
2009年(平成21年)認可区間は、多摩大橋通りの東側の約515mです。幅員16~30mで、JR八高線とはアンダーパスにより立体交差します。
基本データ
施行者 | 東京都 |
延長 | 約515m |
幅員 | 16~30m |
事業施行期間 | 2009年1月23日~2025年3月31日 |
2020年5月29日現在 |
最近の発注状況
発注年度 | 委託・工事名称 | 受注者 |
工事 | ||
※これ以前は情報収集していません | ||
2020年度 | 街路築造工事のうち擁壁設置工事(2南西-八王子3・4・28[石川Ⅰ期]) | ロード建設株式会社 |
2022年度 | 街路築造工事のうち擁壁設置工事(4南西-八王子3・4・28[石川Ⅰ期]) | ロード建設株式会社 |
2023年度 | 街路築造工事のうち擁壁設置工事及び排水管設置工事(5南西-八王子3・4・28[石川Ⅰ期]) | ロード建設株式会社 |
平成25年認可区間
2013年(平成25年)事業認可区間は多摩大橋通りから国道16号に至る延長1,140mです。幅員は15~23mです。
基本データ
施行者 | 東京都 |
延長 | 約1,140m |
幅員 | 15~23m |
事業施行期間 | 2013年6月20日~2027年3月31日 |
2020年5月29日現在 |
最近の発注状況
発注年度 | 委託・工事名称 | 受注者 |
工事 | ||
※これ以前は情報収集していません | ||
2019年度 | 街路築造工事に伴う搬入路設置工事(31南西-八王子3・4・28Ⅱ期) | 株式会社フクイン |
2024年度 | 街路築造工事に伴う搬入路工事(6南西-八王子3・4・28Ⅱ期) | 株式会社浜脇工業 |
委託 | ||
※これ以前は情報収集していません | ||
2023年度 | 地質調査(5南西-八王子3・4・28[石川Ⅱ期]) | 株式会社日本インシーク |
2023年度 | 道路予備修正設計及び構造物詳細修正設計(5南西-八王子3・4・28[石川Ⅱ期]) | 中央復建コンサルタンツ株式会社 |
2023年度 | 交通量推計委託(5南西-八王子3・4・28[石川Ⅱ期]) | 株式会社ライテック |
2023年度 | 自然環境調査委託(6南西-八王子3・4・28[石川Ⅱ期]) | 株式会社地域開発コンサルタンツ |
この枠内の情報は随時更新されます。記事本文の情報と枠内の情報に時間的差異が生じる場合があります。
写真等
平成21年認可区間
道路予定地には仮囲いがされています。この先のJR八高線との立体交差部で既に工事が行われている関係で、ここが工事車両の出入り口となっているようです。
右側の仮囲いが道路予定地、正面にJR八高線があります。上の高架は中央自動車道です。
この場所では上から、中央自動車道、JR八高線、計画道路の3層構造になる予定で、難しい工事になっているみたいです。
【現場最前線】八高線直下を重層立体化 58mをHEP&JESで抜く
既に八高線直下は工事が進んでいるのでしょうか。ちょっと奥に穴が見えますが、手前側は綺麗に整地されています。
八高線手前に向けて下っています。
手前側は北八王子工業団地内の道路で既に出来上がっていました(概成)が、道路構成などを改めるためか事業範囲に含まれています。
事業東の端の交差点です。左手前に2017年にできたAmazon倉庫があります。
この近辺、北八王子工業団地はAmazon、ヤクルト、日本アムウェイをはじめとした流通センターやコニカミノルタ、日野自動車などの工場が集積しています。道路開通後はこうした地域と中央自動車道のアクセスがより短くなりそうですね。
平成25年認可区間
事業区間の西の端となる宇津木町西交差点です。上の高架は八王子バイパスのものです。事業区間はここからまっすぐ、しばらく都道169号に沿って進みます。
現道と被る区間です。現在片側のみ歩道の2車線道路を拡幅します。この道路は国道16号と接続しているためか、意外と大型車の流入もある道路でした。
右側にはかつてスリーエフがあった場所です。現道は左にカーブしていますが、新しくできる道路は直進します。
土地が開けていました。
ここの景色なんか見覚えあるなと思ったら、4~5年前に来ていたみたいです。
計画道路は谷地川を渡ります。左が国道16号、右が北八王子方向です。
谷地川を渡ると起伏が激しくなります。この先多摩大橋通りまで坂を上り、そこから比較的平坦な地形になります。
谷地川の南側は高低差があります。といって南多摩地域ではよくあるくらいの高低差です。この高低差が南多摩地域の工期や事業費が高くなる原因でもあるみたいですね。
この先、坂を上りきって多摩大橋通りにぶつかると平成25年認可区間が終わります。この区間は事業認可からあまり経っていないわりには用地取得が進んでいるようにも思えました。
撮影日:2017年12月28日 記載内容は執筆日または撮影時のものです。変更があった場合も追記できていない場合があります。
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