川崎市麻生区で事業が行われている川崎3・4・9号尻手黒川線(4期)の進捗状況を見て来ました。
片平2丁目交差点西側でトンネル工事が始まっており、西側(黒川側)から工事用仮橋の設置が進んでいます。
事業概要
川崎3・4・9号尻手黒川線のうち、上図に示した区間では4期区間として事業が行われています。
延長は約680m、幅員16mの2車線で、一部区間にトンネルを含む構造となります。
施行者 | 川崎市 |
延長 | 約680m |
幅員 | 16m(一部を除く) |
事業施行期間 | 2009年11月24日~2025年3月31日 |
2020年9月17日現在 |
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写真等
撮影位置はこの通りです。
片平2丁目交差点から西側が事業区間です。
正面にトンネルが建設される予定で、予定地はトンネル工事用の仮囲いがされています。
工事件名は、「麻生区内都市計画道路尻手黒川線道路築造(トンネル)工事」で、2026年3月31日までの予定で、西松・森本共同企業体が施工しています。
当初契約金額は2,783,000,000円です。
トンネルは場所により開削トンネル部と山岳トンネル部に分けられ、連続したトンネルとして建設される予定です。
尻手側場内は、場内整備が行われているものの、トンネルの掘削はまだ始まっていないようでした。
トンネル工事で使用するコンクリートを製造するバッチャープラントは、約900m南側の柿生陸橋脇に設置されました。
尻手側に比べて土被りの小さい黒川側は、一度地面を掘ってトンネルを造ってから埋め戻す開削トンネルの予定です。
開削トンネル工事に伴い、トンネル予定地を横断する市道片平246号線は切回しがされています。
写真正面の竹林から先が山岳トンネル、手前側が開削トンネルとなる予定です。
開削トンネルは両側に仮設土留めをしてから開削すると見られ、トンネル構築はまだまだこれからとなりそうです。
トンネル工事区間の西側には、工事用仮橋の設置が進んでいます。開削トンネル部に工事中によく設けられるもので、覆工板に覆われた上部が作業スペースとなり、その下部で掘削が進められるものと思われます。
現道を拡幅するこの区間では、前回訪問時に行われていた水路撤去工事などは完了しています。
現在は、上下水道局発注の下水枝線工事が行われていますが、道路拡幅に伴うものかは不明です。
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